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【書籍化】ダチョウ獣人のはちゃめちゃ無双 ~アホかわいい最強種族のリーダーになりました~  作者: サイリウム


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85/103

前回までのあらすじ


お待たせしてしまい、申し訳ありません。


本日は2話投稿になります。こちらは一話目です。

また大事なお知らせがございますので、お時間ありましたら後書きを確認して頂ければ幸いです。

〇前回までのあらすじ!



「え、前回から4カ月近く空いたからおさらいして? いや別にいいけど、メタいね……。」



まぁいいけどさ。んじゃ改めまして。私の名前はレイス。ダチョウ獣人っていうダチョウと人間が合わさったタイプの種族だ。そんな彼らの群れの長&族長&母親役をやっている感じだね。


元々“高原”っていうとんでもなく危険な場所に住んでいた私たちは、そんな環境で生き残るために前世のダチョウと同等の能力を持っていた。車と同じくらいの速度で走れるし、眼も滅茶苦茶良い。そんなパーフェクトなボディを持ってる私たち唯一の欠点が……、とてつもなくアホってとこ。



「ま、私は例外みたいなものだし、最近はかなり賢く成ってくれたんだけどねー。」



私は前世の記憶を持っている。生まれてから5年後くらいにそれを思い出した私は、まぁ大変だった。何せ人の一生がダチョウの脳みそに流れ込んでくるんだ。元ネタさんのダチョウって目ん玉より脳みそ小さいんだよ? そんなものに人をぶち込めば破裂するわけでさ。もう死ぬかと思っちゃった。


けどなんか再生して、でもまだ容量が足りなくて爆散して、再生して。これを繰り返して最終的に安定したのが、私って感じだね。何度も死に瀕したからか魔力がとんでもなく増えたし、体もちょっと強化された。頭の良さも前世に戻ったし……。ま、自然とダチョウたちの群れの長に収まったんだよね。


んでそれから10年後。私たちは地獄の様な“高原”から抜け出す機会を得る。



「そこで会ったのが、私の魔法の師匠であるアメリアさんだね。」



あとなんかウチの群れのお婆ちゃん的立ち位置にいる人だけど、まぁそう言うと普通にすごい目で見られるから言わないように。


冒険者でもある彼女は同僚のクルディウスとザッドと共に高原に迷い込んでしまい、魔物に襲われていたところを私達が助けた感じになる。んでそのお礼として高原の外にある人の生活圏のことを色々と教えて貰って、ついで連れて行ってもらうことになったのだ。



「んで、到着したのがプラークって町。この大陸における人類の生活圏、その最南端にある場所で、魔物素材の産地。……けど最近は私達専用のキャンプ地、みたいになってるよね。ルチヤのせいか、首都機能もこっちに移転し始めてるとか言ってたし……。」



そこからはまぁ怒涛の展開だったよね。


プラークに着いたと思ったらなんかナガンって国が攻めてきて、私たちがそれを撃滅。んでそしたらプラークが所属している国。ヒード王国から宰相さんが飛んできて王都に行くことに。それで王都で幼女王ことルチヤと会談したり契約を結んだと思えば、今度は獣王国が攻めてきてそっちのヘルプに行ったりと大忙し。


まぁ大変だけどちゃんと群れからの犠牲無しでここまで切り抜けてこれたし、そのお礼という形でご飯の世話もしてもらっている。私も私で戦いの中で成長することが出来て、まぁ不満はない。



「交友関係も増えたしねー。」



まずさっき言ってた師匠のアメリアさんでしょ? 次にプラークの領主というか守護をしているマティルデでしょ? あとはご飯さん……。じゃなかった。商人のアランさんに、ヒード王国の国王ルチヤと宰相。後はナガンの軍師と、赤騎士ことドロテアちゃんとか。……最後に付け加えるなら私の妹を自称するエウラリアとか?



「別にね、ルチヤはいいのよ。あの子もあの子で私の娘って言ってるけど。それはいいのよ。何故か解らんけどご両親からお願いされたようなものだし、母親になってあげれそうなのが私しかいなかったわけだからさ。……でもお前はほんと何なんだよ。」


「お姉さまの妹ですが何か?」


「急に出てくんなバカ。」



戯れに体内の魔力、魔王換算で1人分位を汲み取り、そのすべてを炎に変えて急に出て来た彼女に投げつける。普通なら一瞬で焼却処分されるのだが……。こいつは『不死』の異能持ち。しかも痛みに興奮するというドMさんだ。御覧の通り、嬌声を上げながら喜んでやがる。ウチのダチョウたち、子供たちの教育に悪すぎるからあんまり近寄らせたくないんだけど、能力が滅茶苦茶有能なんだよね……。


エウラリアが持つのは、『不死』そしてその能力は自分だけでなく、他人にも付与できる。その対象はおそらく軽く万を超えても余裕。つまりうちの子たちが絶対に死なないという状況を作り出すことが出来るのだ。



「この世界には、そういうとんでもない力を持ってる存在を“特記戦力”って呼ぶ。ま、私もその一人。」



私が知る特機戦力は、私を除けば4人。ちなみにそのうち2人はこの手で引導を渡している。


まず一人目が軍師、私が所属するヒード王国を少し前まで敵対していたナガン王国の特記戦力だ。直接的な戦闘能力はないんだけど、とんでもなく頭がキレる奴。まぁ解りやすく言えば孔明みたいなやつだね。なんか服装も中華っぽいし。


二人目は、獣王のシー。ナガン同様にちょっと前まで敵対していた獣王国の王様。ライオンの獣人で、戦いの中で私に魔力の使い方を教えてくれた人でもある。ちゃんと顔を合わせて話したことはないんだけど、絶対いい奴だったんだよねぇ。陣営が違ったし、私の子供たちを傷つけたから殺したけど。まぁこれも運命って奴だろう。


三人目は、どこにも所属していなかったフリーの特記戦力。名前は聞きそびれたけど、かなり凶悪な死霊術師だった。ナガン王国を確保しようとしてアンデッドぽこぽこ作るわ、獣王の死体を弄ぶわ、私をアンデッドにしようとするわでこれまた面倒な相手だった。んまぁこいつもぶち殺した。


んで四人目がさっき言ってたエウラリアね。ドMの不死。



「各国はこんな特記戦力を囲い込んで、抑止力とする。一応これまで均衡が保たれてたみたいなんだけど……、私たちがそこに飛び込んだせいで、色々変わっちゃったのよ。」



あ、これ。地図ね?


{IMG202045}


私が所属しているヒード王国がここ。ほぼ私が暴れた結果そうなったようなものだけど……、獣王国も最高戦力である獣王を打ち倒し、ナガンに襲い掛かったアンデッドたちをどうにかしたのもヒード王国。そして獣王亡きあとヒード王国の属国となった獣王国に、ヒード王国と仲良しこよしな同盟を結んだナガン。


ま、早い話3国によるダチョウ連合が出来上がったんだよね。


でもこれじゃ、周辺国家は面白くない。何せ結構な強さを持っていた獣王を打ち倒せる私と、頭脳抜群の軍師が手を組んだようなものだ。ついでに国力も3倍だし、周りからすれば『強くなる前にみんなで叩いて潰そう!』ってなったわけ。



「かなり最近のことだけど、私達連合国VSそれ以外、っていうのが今の大陸の現状。」



実は私の自称妹であるエウラリアは、この戦いの先鋒。正確には諜報員として送り出された存在だ。確かトラム共和国だっけ? 頭サツマな突撃厨のヤバい国。私たちは高原からやって来たんだけど、人類圏の人間からすれば、高原は暗黒地帯。人なんか住んでないと思われている。


つまり私たちは、ヒード王国に突如として現れた特記戦力というわけだ。私も強いし、子供たちも結構強い。戦をするにはまず情報からって言うことで、絶対に死なないエウラリアを送り込んだんだろうけど……。



「私がこいつの想像を超える痛みを叩き出しちゃったというか、そのせいで脳がいかれて私の妹を自称するようになったというか、なんか私の記憶を一部持っててそれを都合のいいように改変しているというか……。」


「お姉様が“あちら”の病院でお腹を痛めてお子様方を産んだのをこのエウラリア! しっかりと覚えておりますとも! ……まぁ信じられない程嫌われておりますが。」


「おまえきらい!」「なんかへん!」「あっちいけ!!!」



とまぁこんな感じ。


んでまぁそういう訳で? 母国を裏切って私たちの陣営に参加したエウラリア。頭サツマなトラム共和国さんの皆さんは何故かここで突撃を敢行。彼らにとっての隣国であり、私達の同盟国であるナガン王国へと侵攻を開始した。……まぁ私たちがすぐに転移して大体殲滅したんだけど。



「でも、私達連合国に対して出来た包囲網。それを形成していた一国が突出して攻め込んで、敗北したんだ。これに続いて動きを出す国もあるだろう。そういう予測を自然と立てられる。」


「あ! デレわかった! あれ! あれ! じゅーおーこく!」


「正解、よくわかったね。」



私の子供たちの中で一番賢いデレ。最近は群れの指揮なんかも執れるようになった子。


この子が言う通り、今の獣王国は無防備だ。何せ以前起きた私達との戦いで、国王が死に、同時に軍も崩壊した。今はヒード王国の属国になっているけど……。そもそもヒード王国自体が兵が足りず防衛戦特化型の国家。一気に倍に増えた国土を守り切れるだけの戦力はなかった。


つまりまぁ、狙われるんだよね。



「と言うことで私たちが急遽獣王国へ向かう。そんなところからお話が再開するってところかな? というわけでお前たち! 準備出来てるかい?」


「できてる!」「できた!」「じゅんびー!」「……何してたっけ?」「忘れた!」「ごはん?」「そうだ! ごはん!」「食べてない!」「かしこい!」「ごはん! ごはん!」「食べるー!」


「……あぁ、うん。じゃあ腹ごしらえしてから行こうね、うん。」



ま、これまで通りお付き合い頂ければ幸い。ってやつだね。今後ともよろしく。



この度、『TSダチョウ獣人』は『ダチョウ獣人のはちゃめちゃ無双 ~アホかわいい最強種族のリーダーになりました~』として、カドカワBOOKS様から書籍化されることになりました。


8/9発売です。どうかよろしくお願い致します。

(https://kakuyomu.jp/official/info/entry/datyojyujin)



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[一言] >『ダチョウ獣人のはちゃめちゃ無双 ~アホかわいい最強種族のリーダーになりました~』として、カドカワBOOKS様から書籍化されることになりました。 電子で狩ったZE!
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