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 私が作ったアクセサリーの効果を確かめる為に、ラパンさん達はネナンちゃんのところへといく。どうやら疑われてるようり。勇者の奴はさっさと別の所にいってた。賞金稼ぎの奴らの方へ。そっちとの方がなんだかんだ仲いいんだよね勇者。ああいうのは魔王の領分かと思ってたけどな。見た目だけなら、勇者ってどう見ても上品な風体してるし……でも案外荒くれ者と気が合うらしい。

 宮殿に居るよりも、賞金稼ぎの酒場の方が好きらしい。そっちで色々とやってるみたい。依頼こなしたり、住民達の悩みを解決したりだ。


「むむ……」


 私は宮殿の専用スペースで体育座りにG-01をしてる。でもこれでもアズバインバカラの至る所で何が起きてるのかわかるのだ。マップは前は上空に飛んだ時に取った写真で得てるが、あれから更にポニ子を使ってただの衛星写真見たいなのから、ポニ子の視界を使って街自体を3Dで詳細に起こした。でも更に人々のリアルタイムを知るために、新たに今、私はずっと供給され続ける都市核の力を使っていくつかのカメラを放ってる。これで映像はリアルタイムで見ることができる。それに特殊なかカメラになってるから、実は内部まで見える。まあこれで見れる内部の映像はそれこそ熱源を見るとか、力を透かして見るとかだけどね。G-01が直接見れば、結構鮮明に壁とか透過できる。

 でも流石に外部のカメラにまでそこまでの性能を求めるのはなかなか……ね。力はそれなりに溢れてるが、この世界は、どう考えても素材が少ないし。力だけで物理的な物を創造するのは効率的に悪いんだよね。メリットは勿論ある。それこそ何でも作れるっていうね。でも力はめっちゃ消費する。戦いとかか激しかったら出来る物じゃない。

 それでもやるとなればそれこそ最終手段みたいな? まあだから今の内に使えそうなのは、作っておきたい所ではある。収納? それはG-01の機能で異空間的なのがある。まあ私はあんまりアクセスできないけど。本当なら、いくつかの空間にG-01の装備は色々とあるらしい。でも異空間から物を取り出すにはチャンネル? を合わせないとダメなのだ。

 でも私にはまだそれができない。既存の物って意味でね。私がアクセス出来るのは表層のちょっとした部分で、自分で開拓した空間くらいだ。


 まあでも少しずつやれる事は多くなって言ってる。アズバインバカラもジャルバジャルにも、沢山のマイク的な装置をばら撒いてるから、映像だけじゃなく、音声だってバッチリだ。私は一日中体育座りしててもどっちの街の情報も得ることが出来る。

 実際はこの世界にはまだ街とかあるらしいからそこら辺にパパッと行くのもいいかなって思ってはいる。装置だけばら撒けばいいんだしね。でもまだ流石に数がね。たしかに都市核の力は供給されてるが、それだけで数を揃えるとなると、まだ時間が掛かる。素材を集めれれば良いんだけど……大体砂だしね。それならアズバインバカラの都市核の力も得られれば……と思うけど、どう切り出すか。


「ん?」


 なんか勇者と別れたラパンさん達の会話に気になる音が乗ってるぞ。


『これに都市核の力を込められるとしたら、聖物を量産できますよ!』

『協会が秘匿してる聖物の製造、それに対抗することが……いや対抗ではなく、ここは秘密裏にこれを我らの秘密兵器にすべきと進言します』


 なんと……私はただネナンちゃんの溢れる力を受け皿を作っただけのつもりだったんだけど……どうやら力を蓄えたあのアクセサリー達はものすごい価値があるようだ。でも、考えて見ればそれは当然かもね。さて……どうしよう?

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