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 バカーン!! カンカンカンカンカンカン――ドオオオオオオン!!


 うむ、かなりの気持ちよさ。私は今の音を体全体で堪能してた。気持ちよかった。最高スコアだっただろう。誰が数えてる訳でもないが、私が数えてる。今までの中では一番の反射反応が起きて、そして最後に盛大に爆発してるのが気持ちよさを爆増してる。

 これにもっと連鎖の波を繋げる事が出来たら、もしかしたら残りの目玉を一気に減らすことだってできるかもしれない。だってかなり有用な事になってるのです。

 最初はそれこそ興味本位というか? 私の中での楽しみの為に始めた所はあります。なにせ一生懸命「やらなきゃ」――という思いだけでは心がつらくなってしまいます。

 それに私は決して戦闘事態が楽しい……と思えるタイプではないですからね。いえ、強く、そしてできることが多くなること自体は楽しいです。

 でも何かを壊す……というのはやっぱりなれないと言いますか? 痛みを伴う事は、私自身も痛く感じてしまいます。それでも私だって役に立つために強くなるのは必要です。

 だって私が無理矢理ついていきたいといったのです。たとえ役に立てなくても、面倒なんて掛けたくない。だから初めたこと。でもこんな風に戦闘でも気持ちよく成れることがある――


「今度はもっと素早く続けざまに叩きましょう。それに……なんか反射が続くと爆発したときの威力が上がってるような?」


 それがちょっと不思議です。私は確かに殴ると同時に目玉が反射しやすいようなシールドを付与してます。強制付与です。でもそれには別にダメージアップなんて効果はないです。

 うん……そのはず。けどなんか反射が最高に続いた今のはかなり派手に爆発しました。たまたま? それとも反射で何かが起きてたのでしょうか? わかりません。わからないなら、もう一度やればいい!


 なのでなので私は孤立してた目玉に接近してその目玉を足で蹴り上げました。下から上へスパーンと蹴った目玉は勢いよく上空に上がっていきます。そこで別の目玉に当たって斜めに飛びます。本当ならここであたった目玉も勢いよく反射出来たらいいんでしょうけど、そこまでは私は出来ません。


 けど蹴り上げた方の目玉は勢いを更にまして別の目玉にぶつかってジグザグと進んでいって上手く目玉か密集してる部分まで行ってくれました。


 これも運ですからね。もっと私が介在できるようにできたら、いいんでしょうけど……そんな事を思ってると私の頭は続く連鎖の気持ちいい音で支配されていきます。


 そして最後に、堪えられくなったのか蹴り上げた目玉が大爆発を起こします。明らかに今までよりも凄く大きな爆発です。


「はわぁー」


 私はその気持ちよさに思わず頬を抑えてちょっと口からはよだれが出てしまいます。きんもちいいいいいいい!

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