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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第九十二話

PV数25000突破!

皆様ありがとうございます!

これからも頑張ります!

村長の家の前に戻ってきた劉備達は早速次に行く家と次に濾過装置を設置する水場の確認を行うとすぐに次の家に向かい、壺を貰うとそのまま次の水場に持っていき、水場まで壺を運び終わって壺を近くに置くと今度は壺の下に置く石を探しに行ったのであった。

こうして石を探し始めた李良は、


「この水場はさっきの場所よりもちょうど良い大きさの石が多いから選ぶのが楽で良いな」


と、言って劉備と少年に話し掛けていったのである。

これに劉備は、


「…選ぶのは楽でしょうけど石の重さそのものは何も変わっていないので運ぶのが相変わらず重労働なんですけどね…」


と、言って返すと少年も、


「李良おじさんは簡単に持ち運べるんだろうけど僕達はそうもいかないからね。頑張ってね、李良おじさん」


と、言って李良の言葉に返答したのであった。

これに李良は、


「…玄ちゃんはまあ良いだろう。だがお前の言葉使い、それは駄目だ」


と、言って少年を殴っていったのである。

これに少年は、


「おぶっ!?」


という短い叫び声を上げて吹き飛ばされたのであった。

そしてこの光景を見ていた劉備は、


「ちょっと二人とも、何やってるんですか!?」


と、言って悲鳴のような声を上げるとすぐに少年の元に向かっていったのである。

そして劉備は少年に、


「…何か気に入らない事があったのかもしれないけど李良、おじさん、は駄目よ。怒られてもしょうがないわ」


と、言って話し掛けると続けて李良に、


「李良さん、おじさんって言われて気分が良くないのはわかりますけど殴るのは駄目ですよ。あの子の両親に怒られますよ?」


と、言って話し掛けていったのである。

これに李良が、


「……それは困るな…」


と、ボソッと言って軽く頭を搔くと少年に、


「…悪かった。おじさんって言われて頭にきて殴っちまった。すまなかった」


と、言って謝罪すると深く頭を下げたのであった。

この李良の行動を受けて少年も、


「…僕の方もごめんなさい。なんか良くわからないんだけど李良さんに腹が立ってあんな事を言っちゃいました。すいませんでした」


と、言って李良に謝罪して深く頭を下げていったのである。

この二人の様子を黙って見ていた劉備は、


「はい、これで二人とも仲直りが出来たみたいだから作業を再開していきましょうか?石を運ぶ前でしたっけ?」


と、言って李良と少年に尋ねたのであった。

これに李良が、


「ああ、石を運ぶ前だった。それじゃ玄ちゃんの言う通り、石を運ぶぞ」


と、言って石を持ち上げたところで少年が、


「あ、僕も手伝うよ」


と、言って李良が持ち上げた石を李良と一緒に運び始めていったのである。

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