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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第八十八話

劉備の言葉に大人達は、


「「「…はい、わかりました…」」」


と、言って濾過装置作りでわからない事があれば子供達の指示に従って動く事を約束したのである。

これを聞いた劉備は、


「…もう一度言う事になりますけど…それじゃあ作業を始めていきましょう。みんな用意は良いわね?」


と、言って大人達も含めたこの場の全員に尋ねたのであった。

この問い掛けに子供達は、


「「「「「「「はーい!大丈夫でーす!」」」」」」」


と、言って元気いっぱいに答え、大人達は、


「「「…お、おー…」」」


と、言って大きな声を出すのが少し恥ずかしそうに答えていったのである。

この両者の声を聞いた劉備は、


「全員が大丈夫みたいだから始めていきましょう。それじゃ全員出発!!」


と、言って今日の作業の開始を宣言したのであった。

これを受けて簡雍組とそれ以外の子供達組が、


「「「「「「「はーい!出発!!」」」」」」」


と、言って駆け出していったのである。

これに簡雍や大人達が、


「おいおいちょっと待て!」


「勝手に走り出すんじゃないよ!」


「簡雍はまだ良いけど俺達は場所を知らないんだぞ!?」


と、言って慌てながら子供達の後を追い掛けていったのである。

一方の劉備達は、


「…みんな元気だなぁ…」


「…そうだね、玄ちゃん」


「…俺達も行こうか?」


「そうですね、行きましょう。急がないと他のみんなから遅れてしまいますから。ではまずは壺を貰いに行きましょう」


と、言ってしゃがみこんだのであった。

これに大人は、


「…ん?何してるんだ、玄ちゃん?」


と、言って劉備に尋ねていったのである。

これに劉備は、


「どの家に壺を貰いに行くかはこの地図を見て決めているので、地図を見ながら説明する為にしゃがんだんです。なのでしゃがんでもらえると助かります」


と、言って大人に答えたのであった。

そして劉備は続けて、


「…ところであなたの名前はなんと言うんでしょうか…?」


と、言って尋ねていったのである。

これに大人は、


「え?ああ、そういえばまだ名乗ってなかったか。俺は李良って言うんだ。名乗ってなくて悪かったな」


と、言って自身の名を名乗ったのであった。

これを聞いた劉備は、


「李さんですか、わかりました。それでは李さん、説明します。昨日私達はここからこの家までで二つの壺を貰いました。ですから今日はこの家に行って壺を貰う事から始めましょう」


と、言って李良と少年に話していったのである。

これに二人は、


「よし、わかった。…でここは誰の家だったかな…?」


「うん、今日も頑張るよ、玄ちゃん」


と、言って答えたのであった。

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