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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第七十七話

PV数2万突破!

皆様ありがとうございます!

これからも頑張ります!

子供達の許可を得た劉備は、


「みんなありがとう!それじゃ行ってくるね!」


と、言って子供達が作業している水場を走って離れていったのである。

そうして劉備はまず簡雍達が作業している水場に向かっていったのである。

そして到着した水場で劉備は、


「あら、あの子はいないんだね、憲兄ちゃん」


と、言って簡雍に話し掛けたのであった。

これに簡雍は、


「ああ、こっちの作業は穴空けだけになったからな。あいつは帰したよ。…駄目だったか?」


と、言って答えてきたのである。

この答えを聞いた劉備は、


「そういう事なら私も戻るよ。それじゃまた後でね、憲兄ちゃん」


と、言って自分達が作業をしていた水場に走っていったのである。

そして自分達が作業していた水場に戻った劉備はそこで石を動かしている少年の姿を見つけ、


「あ、ちょっと待って、私も手伝うから」


と、言って少年の元に駆け寄っていったのである。

これに少年は、


「…あ、玄ちゃん、戻ってきたんだ!」


と、言って劉備の方に顔を向けると、


「早く手伝って!一人じゃちょっと難しいよ!」


と、言って劉備に助けを求めたのであった。

そんな少年に劉備は、


「大丈夫、わかってるから。それじゃ行くわよ?」


と、言って少年と一緒に石を動かすと続けて、


「それじゃ二つ目の石を動かしていくわよ。良いわね?」


と、言って次の石を運ぼうとし始めたのである。

この劉備の行動に少年も、


「わかったよ、玄ちゃん。ここで良い?」


と、言って石を持つ位置を劉備に確認したのであった。

これに劉備が、


「うん、そこで良いよ」


と、言って少年の位置に合格点を出すと、


「それじゃいくよ?せーの!」


と、言って石を運び始めたのである。

そうして二つ目の石も運び終えた劉備は少年に、


「これで次は壺に穴を空けて、穴を空けた壺を石の上に置いて、それから濾過装置の材料を壺の中に入れていけばとりあえず完成だね」


と、言って少年に話したのであった。

この言葉を聞いた少年は、


「…結構やる事があるんだね、玄ちゃん…。二人だけで大丈夫かな…?」


と、言って不安気に劉備に尋ねたのである。

これに劉備は、


「…多分憲兄ちゃんが手伝いに来てくれると思うんだけどね…。後は子供達の中に気が利く子がいればその子達も来てくれるとは思ってる。…だから大丈夫!………多分ね…」


と、言って少年に話したのであった。

これに少年は、


「…絶対に来てくれるって事じゃないんだね…」


と、言って劉備に自身の感想を話したのである。

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