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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第六十五話

劉備の言葉に簡雍は、


「女の子と一緒にか…その理由は?」


と、言って劉備に聞き返したのである。

これに劉備は、


「憲兄ちゃんはこの中で一番体が大きいから女の子と一緒でも頑張ってくれそうだなって思って。どうかな?憲兄ちゃん?」


と、言って簡雍に簡雍と女の子と一緒に行ってほしいと話した理由を説明したのであった。

この話を聞いた簡雍は、


「うーんそういう事か…。ふぅ、しょうがねぇな。わかった、玄ちゃんの言う通り、女の子と一緒に行ってやるよ」


と、言って劉備の頼みを聞き入れたのである。

この簡雍の答えを聞いた劉備は、


「ありがとうございます、憲兄ちゃん。それじゃあ残りのみんなは全員一緒になって行動してくれるかな?」


と、言って子供達に尋ねていったのである。

これに子供達は、


「え、俺達は全員一緒に?」


「それはいいけどなんで?」


「私達はバラバラになっちゃいけないの?」


と、言って劉備に尋ねたのであった。

これに劉備は、


「うん、そうだよ。ちょっとこの地図で説明するね?」


と、言ってしゃがみ込むと地面に書いた地図を指差しながら説明を始めていったのである。


「まずは見てほしいのは村長さんが壺を持っていそうだって言った人達の家なんだけど、ほら、綺麗に三方向に分かれてるでしょ?」


「ほんとだ、きれいに分かれてる」


「ね?だからお願いしに行く人の組み合わせも三つで大丈夫って事になるの。わかるかな?」


「…うん、わかった!」


「うん、よし。それじゃあ今の説明で組み合わせの分け方はわかったみたいだから次の説明、どの組がどの方向の家にお願いしに行くかを決めよっか?」


劉備はメンバーの組み合わせの理由を話した後でそれぞれの組がどの方向の家に壺を貰いに行くのかを決める事にしたのであった。

これに子供達も、


「うん、早く聞かせて?」


「私達はどこにお願いしに行くの?」


「なんかわくわくする…。俺達はどこの家に行くことになるんだろ…?」


等と話してどの組がどこの担当になるかをとても楽しみにしながら劉備の言葉を待ったのである。

これに劉備は、


「それじゃあどの組がどの方向に行くかを決めていきましょう」


と、言って地図を指差していったのであった。


「まずはこっちの方は私達が行きましょう。憲兄ちゃん達はこっちの方向に行ってくれますか」


と、言って簡雍に話したのである。

これに簡雍は、


「俺達はこっちだな、わかったぜ」


と、言って了承すると劉備は次に、


「それじゃ最後の組になるけど、みんなはこっちの方向の家の人達にお願いに行ってくれるかしら?」


と、言って子供達に頼み、これに子供達の一人が、


「うん、わかったよ」


と、言って答えて全員が劉備の指示を聞き入れたのであった。

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