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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第六十一話

家の中に案内された劉備達。

そして村長に村長の家で一番広い部屋に連れていかれるとそこで劉備達は村長に、


「大勢で来たからこの部屋で話をするのが良いだろう。構わんかな?」


と、言って尋ねられたのである。

これに劉備が、


「はい、大丈夫です。みんなもここでいいよね?」


と、言って答えて簡雍達に尋ねたのである。

これに簡雍達は、


「ああ、俺もここでいいぜ」


「私もここで良いです」


「僕もこの部屋で大丈夫だよ」


と、言って答えて全員が部屋に入っていったのであった。

そこで村長が劉備に、


「さて劉備、壺を持っていそうな村人を教えてほしいという事だったな?」


と、言って話し掛けてきたのである。

これに劉備は、


「はい、そうです。心当たりはありますか?」


と、言って答えるとすぐに尋ねたのであった。

これに村長は、


「うむ、少し待っていてくれ」


と、言って部屋から出ていったのである。

この様子に簡雍が、


「…なんか知ってそうな感じだったな」


と、言って劉備に話し掛けてきたのであった。

この簡雍の言葉に劉備は、


「そんな感じだったね。でも何をどうするんだろうね?」


と、言って村長が部屋から出ていった理由を考えたのであった。

それに簡雍も、


「村長が何を持ってくるのか、ちょっと楽しみだぜ」


と、言って悪戯っぽい笑顔を見せたのである。

そうして劉備達が雑談をしながら村長が戻ってくるのを待っていると村長が、


「すまんな、みんな待たせた」


と、言って劉備達が待っている部屋に戻ってきたのであった。

そして村長は、


「まずは持ってきたこれを見てくれ」


と、言って持ってきた紙を机の上に広げたのである。

その紙を劉備達が覗き込むと劉備が村長に、


「村長、これは一体何なんですか?」


と、言って村長が広げた紙を指差しながら尋ねたのであった。

これに村長は、


「これはこの村の地図だ。これを使いながら説明した方が早いと思ってな」


と、言って劉備の質問に答えたのである。

するとこの答えを聞いた劉備が村長に、


「村の…地図?そんな物があったんですか?」


と、言って尋ねたのであった。

これに村長は、


「うむ。まあ滅多に引っ張り出さんからこんな物があるのを知っている者は少ないがな」


と、言って劉備に話したのである。

これに劉備は、


「そんな物を何で村長が…って村長だからですか…」


と、言って軽く頷いたのである。

この劉備の言葉に村長は、


「うむ、その通り、村長だからだ。以前の村長から受け継いだのも村長になった時だったな」


と、言って劉備の言葉に答えたのであった。

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