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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第六十話

簡雍達が村長の家に到着した時には先に到着した劉備が村長の家の前にしゃがみこんで休んでいる状態であり、そこに遅れてやって来た簡雍達に劉備は、


「ああ、やっと来たね、簡雍さん、それにみんな。どうする?すぐに村長に話を聞きに行く?それとも少し休んでから話を聞きに行く?」


と、言ってこのすぐ後の予定を尋ねたのである。

これに簡雍が一同を代表して、


「玄ちゃんは休んだから大丈夫だろうが俺達は到着したばっかりだからな、少し休ませてもらっていいか?」


と、言って劉備の問い掛けに答えたのであった。

これに劉備は、


「了解。それじゃあ私も引き続き休んでいくよ。だから休み終わったら声を掛けてね?」


と、言って答えると自身もこれまでの場所で再び休んでいったのである。

そうしてしっかりと休憩をした劉備達は村長に話を聞く為に村長の家に入っていったのである。

村長の家に入った劉備達は、


「さてと、村長さんはどこにいるのかな?」


と、言って村長を探し始めたのであった。

そうして村長の姿を探す事十数分、村長の姿を見つけた劉備達は村長に、


「村長さんこんにちは。ちょっと村長さんに教えてほしい事があるんですけど、今時間ってありますか?」


と、言って村長に尋ねていったのである。

これに村長は、


「おお、劉備に簡雍、それに子供達も勢揃いで一体何の話を聞きに来た?」


と、言って劉備達に今回の来訪の目的を尋ねたのであった。

これに劉備は、


「話をしても良いんですけど時間はあるんですか?さっきの質問を無視されたような感じがしたからもう一度聞くんですけど…?」


と、言って再度村長に時間はあるのかと尋ねたのである。

これに村長は、


「無視したように聞こえたか。それはすまんかった。何せ種まき前のこの時期は暇を持て余しておるものでな、ついいつもの癖で無視してしまったわ。悪かったのう」


と、言って劉備に頭を下げると続けて、


「だから時間はいくらでもあるぞ。好きなだけ話を聞いてやろう」


と、言って劉備達に話したのであった。

これに一同を代表して劉備が、


「それでは話します。水場への濾過装置の設置は村長さんの家にあった壺でなんとかなったんですけど、他の水場にも濾過装置を設置しようってなった時にまた壺が必要になって、それで村長さんに壺を持っていそうな人を紹介してほしいなって思ってやって来ました。どうですか?」


と、言って村長に話を聞きに来た理由を説明していったのである。

これに村長は、


「…ふむ、少々長い話になりそうだな…。わかった、とりあえず中に入りなさい」


と、言って劉備達を家の中に案内したのであった。

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