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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第四十七話

簡雍の微妙な反応を見た劉備は、


「壺の中を洗うぐらいなんだから簡単にやってもらわないと少し困るかな…」


と、言って簡雍や簡雍が連れてきた子供達に話したのである。

これに簡雍は、


「…そうか…。それじゃとりあえずやってみるか…」


と、言って軽く頷くと連れてきた子供達に、


「お前達、聞いての通りだ。まずは壺の中を洗っていくぞ?」


と、言ってこれから行う事を話したのであった。

これに子供達が、


「「「「「「「はーい!」」」」」」」


と、言って返事をすると子供達の中の一人が劉備に、


「それじゃ玄ちゃん、どう洗ったらいいか、教えて下さい」


と、言って頭を下げてきたのである。

これに劉備は、


「わかった。それじゃまずは壺を椅子から下ろしましょう。憲兄ちゃんもお願いね?」


と、言って子供達と簡雍に話して壺を下ろしていったのである。

そして劉備は次に、


「それじゃ今度は壺を中を洗っていくから水場のすぐ近くまで移動させましょう」


と、言って壺を水場のすぐそばまで持っていくと劉備は、


「それで今度は壺をゆっくり倒して…」


と、言いながら壺を横倒しにすると、


「…よし、これで後は壺の中を洗えば終了ね。それじゃみんな、お願いね?」


と、言って子供達に壺の内側を洗っていくように頼んだのであった。

これに子供達は、


「「「「「「「はーい!わかりました!」」」」」」」


と、言って元気良く返事をすると早速壺の内側を洗い始めたのである。

これに劉備は子供達に、


「あ、壺を洗うのにこれを使っていいわよ」


と、言って持ってきていた布を手渡したのであった。

この布を受け取った子供達は、


「それじゃおいらはここから洗うぜ」


「私はこっちから!」


「俺は壺の外側を洗うよ」


と、言ってそれぞれに壺を洗っていったのである。

この様子を見ていた劉備は簡雍に、


「ねぇ憲兄ちゃん、私、ここにいるみんなにも濾過装置の作り方を教えてあげよう…いえ、教えたいって思ってるんだけど憲兄ちゃんはどう思う?」


と、言って尋ねたのであった。

この質問を受けた簡雍は、


「…うーん…、俺は別にかまわないけど、どうしてそんな事を考えたんだ?」


と、言って劉備の考えを了承しながら劉備がこの考えを思い付いた理由を尋ねたのである。

これに劉備は、


「もしみんなが濾過装置の作り方を覚えてくれたら二手に分かれる、それか三手に分かれる、みたいな事が出来て濾過装置を設置していく時間を短縮出来るかなぁ、って思って…」


と、言って簡雍に自身が思い付いた理由を説明したのであった。

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