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新訳三國志演義  作者: 篠原2
幼少期

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幼少期 第三十四話

劉備の話を聞いた簡雍は、


「ふんふん、そうか。それで必要な物は何かを考えていたって感じか?」


と、言って劉備に尋ねたのである。

これに劉備は、


「そうですね、そうなります。それで必要になりそうな物は大体考え終わったので今からその必要になる物と必要になりそうな物を集めて回ろうと思っていました」


と、言って答えたのであった。

この答えを聞いた簡雍は劉備に、


「わかった。それなら必要になる物を教えてくれよ。昼からも手伝うからさ」


と、言って話し掛けたのである。

これに劉備は、


「…私は助かるから嬉しいけど…憲兄ちゃんは良いの?私の手伝いばっかりで…?」


と、言って簡雍に尋ねたのである。

すると簡雍は、


「どうせやる事無いんだから俺の事は気にしなくて良いぜ。それよりも今玄ちゃんが考えてる事をやっていったら村が良くなるんだろ?だったら玄ちゃんを手伝うよ」


と、言って劉備の質問に答えたのであった。

この答えを聞いた劉備は、


「それなら大きな壺と椅子がほしいです。朝やっていた濾過の時に思ったんですけど、やっぱり大きな濾過装置で一気に濾過していった方が楽なんですよね」


と、言って簡雍に話したのである。

この話に簡雍は、


「…大きな壺と椅子、なぁ…。…その濾過装置ってこの辺に作るのか?」


と、少しテンション低めに劉備に尋ねたのであった。

これに劉備は、


「…ええ、そうです、けど?」


と、少し困惑気味の口調で答えたのである。

この答えに簡雍は、


「…だとすると…村長に話しておかないと問題になるかもなぁ…」


と、言って劉備を見たのである。

この簡雍の発言を聞いた劉備は、


「…村長に話して、許可をもらわないといけないっていう事ですか?」


と、言って簡雍に尋ねたのであった。

これに簡雍は、


「…まあそうなるだろうなぁ…」


と、言って溜め息を吐いたのである。

これに劉備は、


「わかりました。それなら許可をもらいに行きましょう!」


と、言って簡雍に駆け寄って手を取ると、


「ほら、行きましょう!憲兄ちゃん!」


と、言って簡雍の手を引っ張って村長の家に向かっていったのである。

これに簡雍は、


「ちょっと待ってくれ、玄ちゃん!行くから手を離してくれ!転んじまう!」


と、言って劉備に頼んだのであった。

これに劉備は、


「…あ、ごめんなさい、すぐに離します…」


と、言いながら走る速度を落としてから手を話したのである。

そうして劉備は簡雍に、


「それじゃ改めて行きましょう、憲兄ちゃん」


と、言って声を掛けると続けて、


「よーし、頑張って説得するぞー!」


と、言って叫んだのであった。

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