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文)No.47「キツゥーン」言葉は怖い

タイ語で、「キツゥーン」は「恋しい、愛しい」———。


 タイ語には「ラック」(愛する、恋する)や「ショープ」(好きな)

 などという恋愛に関する言葉がある。

 例えば、「ティーラック」は(恋人同士)とか。


 その中でも、「キツゥーン」という言葉は色んな意味を持っている単語らしい。日本語においても状況や使用場所でその意味が変わる言葉があるけど、この「キツゥーン」もそれらしい(実際、タイ人に聞いてみたところで、タイ語で説明されるからわからない)


 で————


 数年前に、私もこの言葉を投げかけられた。可愛い女性ならさぞ嬉しい話なのだが、これが七十を過ぎたお爺ちゃんに言われたもんだから、当時はなんと解釈していいのか、正直顔が引きつった(笑)


 いやいや、この国は、男女、男男、女女の関係はなんでもアリな国なんで、まさか、このお爺ちゃん、「俺を狙ってるのか?」って恐怖を感じても無理はない。まっ、お爺ちゃんでなくとも、イケメンのお兄ちゃんに言われても、どっちにしろ「困る」話であって、勘弁して欲しい話だ。


 状況を説明すると、ほぼ一年ぶりの再会だった。

 別に、親しいわけでもなかったし、単なるビジネス上のお付き合いだけのお方である。


 ご本人も冒頭、かように私に親しみある微笑みと一緒にこの言葉を言ったのだけど、果たしてその真意は何だったのか。

  その答えが分かった(なんとなく、だが)のはそれから二年ほどしてからのことだった。


 どうやらそれは、こういう意味だったらしい


 久しぶりですね、お元気でしたか?———


 長く、会えてなかった人に「久しぶり」とか「会いたかったですよ」みたいな、親愛の情………、いや違うな、どっちかって言うと、この私の場合は


 とって付けたような、「お愛想」、って感じだった気がする。そう解釈すれば全ては腑に落ちるし(無理やり落としたい、ので)

 そんなこんなで、「額面通り」の意味としてこれを捉えることは、やはり状況、条件次第ってことで、それは日本語の世界と同じことなのだ。


 言葉、って難しい。

 母国語ですら、解釈がムヅカシイのに、外国の言葉となると、推して知るべしである。

 そこから、私は、一つの教訓っていうか、外国の言葉に対する「向かい方」を得た気がする。


 曖昧で、多義な言葉は、疑ってかかれ———である。


 というか、「額面通り」に受け取らないように、一間置いて考えるようにした。


 大阪弁で言うとこの「アホか」ってのと同じで、特に意味もなく、親しい(もしくは面識のあるものへ)相手に、普通に付けたように会話の冒頭で使うもんって、どこの国でもあるってことです。


まっ、飲み屋のオネーチャンに言われた場合は、もっと気を付けなきゃいけませんけどね(笑)。その「キツゥーン」は「いやーん、最近来てくれてへんかったやん、めっちゃ会いたかたしぃぃ〜」みたいな?(笑)


【駐在員心得】


 タイ語は、どっちかって言うと、日本語に近い。意味が多義に渡る単語が多いので、無闇に《《知ったか》》、しないこと。エライ目に逢いまっせッ!



んじゃ、今日は、この辺で


|...........λ        by ピエ太


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