*88 猫のレイにグチを言う
昨夜はちゃんと目覚まし時計を娘の部屋に持ちこんだ。だけど目覚ましが鳴る前に目を覚ましたのさ。2月10日金曜日。今日は役員会があるのよ。お弁当を持って1日です。今日は昨日と違って天気がいいのがうれしいね。三人分のお弁当を作っていたら、まずは旦那が起きてきた。だから、邪魔はしないでよ。後ろに立つな、抱きしめるなー、キスするなー!
ゼ―ハー
本当に朝から体力使わせるなや~。
家族が出掛けたのを見送って自分の支度。そうだ、パウンドケーキを向こうで切るのもなんだから、今のうちに切っておこう。喜んでくれるといいけど・・・。あっ、型まで切れちゃった。・・・タッパーに入れていくか。あっ、そうだ。皆に分けるためにビニールの手袋とラップとアルミカップを持っていこう。
それじゃあ、いってきま~す。
た、ただいま~。レイ~、お迎えご苦労。いい子にしていたかい。
お母さんはね、疲れたの。まずは、車の運転。久しぶりでドキドキだったのさ。そして、役員の仕事。皆が動いてくれるんだけど、取りこぼしがないように気をつけてたら、余計に疲れたのさ。それに・・・家に帰ったらキラがいない。尚人が先に散歩に連れて行ったみたいなの。仕方ないよね。学校まで、車で40分はかかるし、帰りにスーパーに寄ってきたからさ。自転車には渋滞は関係ないし、信号で止まると追いつかれるし・・・。
「母さん、レイを捕まえて何してんの? 嫌がって逃げ出そうとしているじゃん」
フッ、愚痴ですが何か?
「母さん、ちゃんと言葉にするか心に秘めるか、どっちかにしてくれ」
「うるさいやい。お母さんは自分の体力がここまで落ちていたのかと、落ち込んでいるんだからね」
「・・・母さん。また無駄に気遣いして動き回っていたんだろ」
ギクッ
「ほら、心当りあるんだろ。それで、今夜はなんか買ってきたのか」
「えーと、刺身と鳥ひき肉と豆腐と長ネギを」
「ハア~? そんなに疲れましたって顔をしているのに、まだなんかするつもりなんだ」
「いや、だってさ、大根もそろそろ使いきった方がいいでしょ。軽く煮てひき肉餡にすれば、手間はそんなにかからないし」
「わかった。俺がやる」
「えー、私がやるよ。それならお風呂をやってよ」
「・・・じゃあ、手伝うから」
結局夕飯作りは途中から帰ってきた娘に横取りされました。
いいけどねぇ~。拗ねちゃうぞ~。横になって寝ちゃうぞ~。
こたつのところで横になったら本当に眠ってしまい、起こされて夕食を食べました。その後はまた、こたつのところで二眠り。起こされてボーっとしながらお風呂に入って寝てしまったのさ。
2月11日土曜日の朝です。久しぶりに8時間も寝てしまった・・・と言いたいけど、実は夜中に一度目を覚ましたのよ。ちょこっとパソコンを触って煉様にメールを書いたのと、日下部さんのラブレターに感想を書いたのと、日下部さんの活動報告にコメントしたのよね。
だけど・・・。
バレンタイン企画は2月9日に私と日下部さんの作品が10日に刹那玻璃さん、五月雨葉月さんが2作、私、日下部さんの作品の7作品が投稿されて、合計24作品になっていた。
日下部さん「200文字のラブレター6」これもどなたかユーザーさんに宛てたもの。
刹那玻璃さん「好きって言ったら?」ひねくれものの精一杯の本音ね。かわいいじゃん。
五月雨葉月さん「Dear ミラ」とても大切に思っているのは分かったけど ? です。
五月雨葉月さん「Dear アリス」苦労を共に乗り越えた二人だからなのね。両方を読んで納得しました。
日下部さん「200文字のラブレター7」・・・えっ? 本当に? これって、もしかして・・・私宛てなのかしら。・・・イヤー。恥ずかしい~。
ちょっと、何を感想に書いているのよ。うぬぼれるんじゃないのよ。私はこんな、こんな・・・。
日下部さんは特殊なフィルター越しに私を見ているのよ。うん。
やめよう。なんか、心臓に悪い。もう寝よう。
・・・な、ことがあったのよ。
起きて、朝食の支度。今日は娘は部活がある。旦那はお昼前には家を出て総会に行くのよね。今年は泊まりになるから、今夜は戻ってこれないのさ。
・・・だからさ、旦那。起きてきて、後ろに立って、ギュっと抱きしめて、おまけでキスをするなよ。なんかこのまま、毎朝の日常になりそうで嫌なんだけど。
「舞子さんが酷い。私は舞子さん成分を補給しているだけなのに。・・・そうだ、夏葉が出掛けたら二人で寝室に籠りましょうか」
「おい。旦那」
「いい考えだと思いませんか。久しぶりにマッサージしてあげますよ」
「それなら居間でいいでしょ」
「全身やるには横になった方がやりやすいですよね」
「遠慮します」
「夫婦なんですから、遠慮しないでください!」
無駄に力を入れていう旦那。
「親父、それは明日のお楽しみにしといたら」
台所の入り口から声がした。息子も起きてきたようだ。・・・って、売ったの? 私を!
「母さん、別に売ってないだろ。明日にはまた一緒の部屋で寝るんだから、そこでイチャコラしたらいいだろ」
「ちょっと、聞き捨てならんことをいうなや」
「尚人、いいこと云いますね。さあ、舞子さん。尚人もそう言っていることですし、甘やかしてあげますよ」
・・・うわ~ん。尚人のバカー!




