表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

88/95

*88 猫のレイにグチを言う

昨夜はちゃんと目覚まし時計を娘の部屋に持ちこんだ。だけど目覚ましが鳴る前に目を覚ましたのさ。2月10日金曜日。今日は役員会があるのよ。お弁当を持って1日です。今日は昨日と違って天気がいいのがうれしいね。三人分のお弁当を作っていたら、まずは旦那が起きてきた。だから、邪魔はしないでよ。後ろに立つな、抱きしめるなー、キスするなー!


ゼ―ハー


本当に朝から体力使わせるなや~。


家族が出掛けたのを見送って自分の支度。そうだ、パウンドケーキを向こうで切るのもなんだから、今のうちに切っておこう。喜んでくれるといいけど・・・。あっ、型まで切れちゃった。・・・タッパーに入れていくか。あっ、そうだ。皆に分けるためにビニールの手袋とラップとアルミカップを持っていこう。


それじゃあ、いってきま~す。



た、ただいま~。レイ~、お迎えご苦労。いい子にしていたかい。


お母さんはね、疲れたの。まずは、車の運転。久しぶりでドキドキだったのさ。そして、役員の仕事。皆が動いてくれるんだけど、取りこぼしがないように気をつけてたら、余計に疲れたのさ。それに・・・家に帰ったらキラがいない。尚人が先に散歩に連れて行ったみたいなの。仕方ないよね。学校まで、車で40分はかかるし、帰りにスーパーに寄ってきたからさ。自転車には渋滞は関係ないし、信号で止まると追いつかれるし・・・。


「母さん、レイを捕まえて何してんの? 嫌がって逃げ出そうとしているじゃん」


フッ、愚痴ですが何か?


「母さん、ちゃんと言葉にするか心に秘めるか、どっちかにしてくれ」

「うるさいやい。お母さんは自分の体力がここまで落ちていたのかと、落ち込んでいるんだからね」

「・・・母さん。また無駄に気遣いして動き回っていたんだろ」


ギクッ


「ほら、心当りあるんだろ。それで、今夜はなんか買ってきたのか」

「えーと、刺身と鳥ひき肉と豆腐と長ネギを」

「ハア~? そんなに疲れましたって顔をしているのに、まだなんかするつもりなんだ」

「いや、だってさ、大根もそろそろ使いきった方がいいでしょ。軽く煮てひき肉餡にすれば、手間はそんなにかからないし」

「わかった。俺がやる」

「えー、私がやるよ。それならお風呂をやってよ」

「・・・じゃあ、手伝うから」


結局夕飯作りは途中から帰ってきた娘に横取りされました。


いいけどねぇ~。拗ねちゃうぞ~。横になって寝ちゃうぞ~。


こたつのところで横になったら本当に眠ってしまい、起こされて夕食を食べました。その後はまた、こたつのところで二眠り。起こされてボーっとしながらお風呂に入って寝てしまったのさ。


2月11日土曜日の朝です。久しぶりに8時間も寝てしまった・・・と言いたいけど、実は夜中に一度目を覚ましたのよ。ちょこっとパソコンを触って煉様にメールを書いたのと、日下部さんのラブレターに感想を書いたのと、日下部さんの活動報告にコメントしたのよね。


だけど・・・。


バレンタイン企画は2月9日に私と日下部さんの作品が10日に刹那玻璃さん、五月雨葉月さんが2作、私、日下部さんの作品の7作品が投稿されて、合計24作品になっていた。


日下部さん「200文字のラブレター6」これもどなたかユーザーさんに宛てたもの。


刹那玻璃さん「好きって言ったら?」ひねくれものの精一杯の本音ね。かわいいじゃん。


五月雨葉月さん「Dear ミラ」とても大切に思っているのは分かったけど ? です。


五月雨葉月さん「Dear アリス」苦労を共に乗り越えた二人だからなのね。両方を読んで納得しました。


日下部さん「200文字のラブレター7」・・・えっ? 本当に? これって、もしかして・・・私宛てなのかしら。・・・イヤー。恥ずかしい~。

ちょっと、何を感想に書いているのよ。うぬぼれるんじゃないのよ。私はこんな、こんな・・・。

日下部さんは特殊なフィルター越しに私を見ているのよ。うん。


やめよう。なんか、心臓に悪い。もう寝よう。


・・・な、ことがあったのよ。


起きて、朝食の支度。今日は娘は部活がある。旦那はお昼前には家を出て総会に行くのよね。今年は泊まりになるから、今夜は戻ってこれないのさ。


・・・だからさ、旦那。起きてきて、後ろに立って、ギュっと抱きしめて、おまけでキスをするなよ。なんかこのまま、毎朝の日常になりそうで嫌なんだけど。


「舞子さんが酷い。私は舞子さん成分を補給しているだけなのに。・・・そうだ、夏葉が出掛けたら二人で寝室に籠りましょうか」

「おい。旦那」

「いい考えだと思いませんか。久しぶりにマッサージしてあげますよ」

「それなら居間でいいでしょ」

「全身やるには横になった方がやりやすいですよね」

「遠慮します」

「夫婦なんですから、遠慮しないでください!」


無駄に力を入れていう旦那。


「親父、それは明日のお楽しみにしといたら」


台所の入り口から声がした。息子も起きてきたようだ。・・・って、売ったの? 私を!


「母さん、別に売ってないだろ。明日にはまた一緒の部屋で寝るんだから、そこでイチャコラしたらいいだろ」

「ちょっと、聞き捨てならんことをいうなや」

「尚人、いいこと云いますね。さあ、舞子さん。尚人もそう言っていることですし、甘やかしてあげますよ」


・・・うわ~ん。尚人のバカー!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ