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10 幼馴染みが早速話しにきたよ

今回は事実とかけ離れているからね~。


いろいろな人の話をミックスよん。

旦那とキャンが帰った後、しばらくボケら~とテレビを見てました。イヤホンで聞くのってなんか慣れないのよね。


そうしていたら夕食の時間です。ご飯・・・減塩食は美味しくない。

うちでも気をつけていたのよ。家族の分は普通でも私の分だけ薄めたり、出汁を利かせたり、みんなより野菜を多めにしたりってね。それでもまだ、甘かったみたいね。でも、1人分だけ減塩食にするのって面倒なのよ。・・・なんて言っていられないから、退院したら食事を頑張るぞー!


そんなことを思いながら食事を終え食器を片付けたら、私服に着替えたのりちゃんがやってきた。話しに来るとは言ったけど今日ですか?早くない?


「のりちゃん、家に帰らなくていいの?」

「さっき連絡して1時間遅くなるって伝えてあるから。舞ちゃんこそいい?」

「私はうれしいよ。話しが出来て」


のりちゃんは椅子に座って持ってきたペットボトルのお茶をひとくち飲んだ。そして気がついたように言った。


「舞ちゃん、まずは薬を飲んでね」

「あー、うん」


なので、夕食後の薬を飲む。これは血圧の薬だ。脳梗塞は点滴なので飲み薬はない。薬のからをゴミ箱に入れてのりちゃんのほうを向いた。

向いたけど何を話したらいいのだろう。


確かにのりちゃんとは小中と一緒だったけど、二人だけで話したことってあんまりないはずだ。しいていうなら、小3の時にのりちゃんの家で3回遊んだことがあるくらいなの。それだって約束して遊びに行ったのではなくて、のりちゃん家のそばに叔父の家があって、叔父のところに行く父について行ったついでに、流れで遊んだんだよね。


そうしたらのりちゃんがやわらかく微笑んだ。


「本当に久しぶりだね。私のことを覚えていてくれるとは思わなかったよ」

「私こそ。のりちゃんが覚えていてくれてうれしいよ」


のりちゃんは私の言葉に頷くと、フッと笑みを消した。


「私ね、小中高の友達と連絡取ってないんだ。舞ちゃんはうちのこと知ってるよね?」


そう、のりちゃんの家の事情は叔父から聞いている。のりちゃんのお父さんが連帯保証人になって借金を抱えたこと。家を売ってどこかに行ってしまったということ。

・・・ううん。夜逃げしたって聞いた。

のりちゃんは看護科がある高校に行って、そこを卒業したとは聞いた。でも、そのあとのことは知らない。叔母がどこかの病院に就職したとは言っていたけど、この騒動でいられなくなってやめて、それ以降は噂でも聞かなかったらしい。


「え~と、まあ、一応?」


私の曖昧な答えにのりちゃんは口元に笑みを浮かべた。


「本当に舞ちゃんは相変わらずなんだ。人の噂に惑わされないというか、噂話が嫌いというか」

「そんなことないよ。去年のアイドルの解散騒動とか気になっていたし、年末の俳優の引退宣言は勿体ないと思ったし」

「芸能人と身近な人の話は別でしょ」


のりちゃんはおかしそうに笑った。私はのりちゃんが笑えていることに安心したの。


「やっぱいいな~。舞ちゃんのそばは。ところでうちはどうなったって聞いてるの」


えっ?言っていいの?


「やっぱ、夜逃げとか聞いてるの?」

「・・・本当なの?」

「違うよ。他には何を聞いてるの?」

「えーと、連帯保証人になって家を売ったとか?」

「あー、それは本当だね」


そんな明るく笑わないでよ、のりちゃん。


「なんか悲壮な顔をしているよ、舞ちゃん」

「えーと、ごめん?」

「だからね、そこは謝る所じゃないよね。家を売ったのは借金返済の意味もあったけど、父に丁度転勤の話が来てたの。父は実家に近いところに移動になったから良かったのよ。それにそのおかげで借金もほぼ無くなったのね」


はあ~、そうだったんだ。よかった~。そんな大変なことになったんじゃなくて。

なので私はのりちゃんにニッコリと笑いかけた。


「よかったね、のりちゃん。おじさん、おばさんは元気してる?」

「う~ん、その、もう亡くなったよ」

「えっ。ごめん」

「別にいいよ。舞ちゃんは?」

「うちも、もう亡くなってるの」

「なんだ。お互い様じゃない」


うん。そうだね。

もう、そんな年になってるんだね。


「そう言えば夕方お見舞いに来た人、彼女は大川さんでしょ。確か舞ちゃんと一緒の部活だったよね。いまだに仲がいいんだね」

「えっ?キャンのこと知ってるの?」

「もちろん。大川さんとは中1の時に一緒のクラスだったし、彼女クラス委員やったからね」


そういえば、そうだった。キャンが3年になった時にまたクラス委員を指名されて3年連続でやる羽目になったって言っていたっけ。


「いいな~。そんな友達ほしかったな~」


のりちゃんはうらやましそうに言った。


「そんなことないよ。もう、腐れ縁みたいなものよ」

「またまた~。でもよかった。舞ちゃんにそういう友達がいて」


私から視線を外して目を伏せていうのりちゃんの様子になんか違和感を覚える。彼女をジッと見ていたらのりちゃんは苦笑して私と目を合わせてきた。


「わたしね、舞ちゃんに謝らないといけないことがあるの」

「はい? 私何かされたっけ?」

「・・・やっぱり覚えてない?・・・まあ、そうだろうと思ったけど、私の自己満足のためにちょっと思い出話に付きあってよ」

「いいけど・・・楽しい話・・・じゃないよね」


のりちゃんは呆れたような視線を向けてきたのでした。


この、舞子さんの「裏?話」という、本当にあったことを3話分ぐらいずつ活動報告に書いています。

興味がある方は覗いてみてください。

大したことは書いてませんけどね。

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