ポーション作り

ところ変わって生産所。

今日は長めに取ってるので、のんびり作っていく。お金があるっていいね。

現実でもお金が欲しい。欲しいものは沢山あるのに、お金がない…。少しずつ貯めて欲しいものを買ってるけど、まだまだ欲しいものが多くて困る。アルバイトとかできればいいけど、まだできないからなぁ。

「今日はまずポーションを作っていこうかな」

「！！」（頑張ろう！）

「頼りにしてるよ、ヒスイ」

「きゅ！」

「もちろん、セレネもね」

ちまちまと作業を進めていく。

ヒスイが見ていてくれるので、安心して作業ができる。ひたすらポーションを作って瓶に詰めていく。品質も安定してるし大丈夫そうかな。

…アイテムをいっぱい持って行きたいけど、インベントリをパンパンにするといろいろと困ることもあるかも知れない。何事もほどよくね。

だからアイテムのバランスを考えないと。

「ヒスイ、MPポーションは任せたよ」

「！！」（頑張る！！）

やる気満々なヒスイ。むんってしてる。

…むんってかわいいな。うちの子は頼りになる。ヒスイのスキルは《調合》じゃなくて《回復薬生成》なんだよな。具体的にはどこが違うんだろう。

ポーションを作る手を止めずにもんもんと考える。ヒスイの方のスキルは回復薬ってあるから回復薬だけしか作れないのだと思う。対する《調合》は、毒薬とかも作れる。前に作ったし。

あれ、ヒスイって前に毒薬の作り方とかいろいろ教えてくれたような。

「？」（どうかした？）

「な、なんでもなーい」

……考えなかったことにしよう。今は関係ないはず。うんうん。

そのまま作業を続けて十分な量を作っていく。

毒薬は使うことがあるか分からないし、前に作ったやつが残ってるからそれだけ持っていくことにする。リリーナ毒、使うことがありませんように。

「残り時間は料理しよう！」

何を作ろうかな。イベント内で食べるならフォークとかのカトラリーを使わないような手軽なものがいいよね。今日買った材料だとサンドイッチかな？具材は何にしよう。サンドイッチだとローストビーフとか挟んでも美味しいしな。ポテサラを挟むのも好きなんだよね。

あ、考えたらお腹空いてきちゃった。

「！！」（料理！）

「きゅきゅ！！」

キラキラした目を向けられる。

…味見分、いっぱい用意しないとな。私も食べよ。