暗黙のルールやタブーについて
はじめに
本作はあくまで、「なろうで執筆を始めてみた初心者」が迷った際の情報まとめとして書いています。
私自身は文系では無いので、文系バリバリの方には劣ります。
なのでマサカリはやめて下さいね。
心をおおらかにしてお読み頂くか、無理そうならブラウザバックをお願いします。
こんにちは、あるいはこんばんは。
初心者で多くの人が「暗黙のルールやタブー」について知らず、それを踏み抜いているケースを見かけます。
一度でもミュートされてしまうと、それ以降どれだけ良い作品を執筆しても見つけて貰えなくなるのでご注意を。
今回は代表的なタブー事例をまとめました。
※「小説家になろう」は以降、「なろう」と省略表記しています。
───お品書き
・なろうでのミュートについて
・NG代表格
・ジャンル詐欺
・短編詐欺
・露骨な釣りタイトル
・言い訳や愚痴、自虐
・グロ表現の勧告漏れ
・異世界恋愛の評価メカニズムについて
・具体的な緩和・回避方法
・さいごに
───なろうでのミュートについて
ミュートをされてしまうと全く視界に入らなくなるので、その読者にとって作家は存在しない人になります。
・活動報告 ➡ 表示されません
・コメント ➡ 表示されません
・感想 ➡ 表示されません
・作品検索 ➡ 表示されません
・レビュー ➡ 表示されません
・ランキング ➡ 「この小説は表示できません」の表記に切り替わります。
当然ながら作品も存在しない扱いになります。
───NG代表格
ミュートに設定されてしまう代表的なものをまとめました。
①ジャンル詐欺
②短編詐欺
③露骨な釣りタイトル
④言い訳や愚痴、自虐
⑤グロ表現の勧告漏れ
ミュート対象に設定される確率が高い順です。
ジャンル詐欺は「ランキング荒らし」と直結するため敵視されやすいです。特に異世界恋愛ジャンルは競争率が高く、監視の目も厳しくなります。異世界恋愛に関する違反は「意図的にやっている」と見なされやすく、即ミュート・ブロック対象となるリスクが高いです。
短編詐欺は「投資した時間を無駄にされた感」が最も強く、嫌う層が一定数います。短編に期待する「完結感」が裏切られると、異世界恋愛では特に拒絶反応が大きい傾向となります。
露骨な釣りタイトルは「騙された」と気付くまでが早い分、ジャンル詐欺や短編詐欺よりダメージは軽い傾向となります。ただし「ジャンル詐欺+釣りタイトル」の組み合わせは一気に最悪評価となるのでご注意を。ジャンル詐欺を絡めない釣りは、度合いによって「発想力」と取られ、プラス評価に転じるケースもあります。
言い訳・愚痴・自虐は、後書きで毎回のケースが一番嫌われます。活動報告や感想返信は避ければ済むので、程度・頻度によってはスルーされますが、訪問や感想が来なくなるケースもあるので要注意です。
グロ表現の警告漏れは、ジャンルや雰囲気から察せられる場合は許容されることもあります。ただし音声読み上げ勢には致命的で、ミュートに直結するほどではないですが、離脱要因になりかねません。
───ジャンル詐欺
異世界恋愛に関してはかなりシビアです。
内容が異世界恋愛で無いものを異世界恋愛ジャンルで投稿すると、PV目的だと見透かされ、即ミュート対象になりやすいです。
逆に、内容が異世界恋愛なのに他ジャンルで出すとランキング荒らし行為なのでそれも嫌われます。ですが、こちらはミュート対象というより批判の的になりやすいです。
マイナージャンル間でのジャンルエラーは「ジャンル間違ってますよ」と指摘を受けるだけで済むケースがほとんどです。
なろうは異世界恋愛一強時代。
異世界恋愛に関連するジャンルエラーはジャンル詐欺と認定されやすいので要注意です。
異世界転生/異世界転移のキーワード相違については、利用規約違反なので本稿では割愛します。
───短編詐欺
短編詐欺もミュート率が高いNG行為となります。
中途半端な所で終わらせて、「続きはこちらの連載本編で」と言うのを異世界恋愛でやると即ミュート候補にあがります。
スピンオフ作品というのを一切伏せておいて、後書きで「実は〇〇作品のスピンオフ作品なので、そちらも是非」というのもかなりグレー。
求めていた結末までを提示せず「続きは本編で」は、読んだ時間が無駄になると捉えている層が多く、非常に嫌われる傾向にあります。
───露骨な釣りタイトル
こちらも嫌われますが、読み始めや読み進めている途中で気づくので前述二つよりはグレードが下がります。
ジャンル詐欺+露骨な釣りタイトルはダブルで騙しているので、嫌われる傾向が強くなります。
ジャンル適合の露骨な釣りタイトルは、そんなに数が多くはないため、寧ろ「良くここまでひねったタイトル考えたな」と評価されることもあります。
但し、異世界恋愛では避けた方が望ましいです。(人気ジャンルなだけに、釣り目的が多くその辺りが非常にシビアです)
───言い訳や愚痴、自虐
言い訳や愚痴、自虐は行っている場所や頻度にもよります。
一番嫌われるのは、後書きで毎回のケース。(次点で前書きで毎回となります)
理由は、毎回目に入るところに置いていることと、せっかくの読後感がぶち壊しになる点です。後書きで愚痴や自虐を書いている人は控えた方が良いです。
活動報告やコメント、感想返信でも嫌われますが、それらは見に行かなければ良いので即ミュートになるほどではありません。
───グロ表現の勧告漏れ
内容やジャンル、読者層にもよります。
ホラー、サスペンス、バイオレンスなど、ジャンルで推察可能だったりするのなら多少は許容され易いです。
ですが、テキスト読み上げで聞いて楽しむ読者層からは、非常に敬遠されます。
その層は、食事をしながら聞いていることも多いため、そこにグロ表現が被ったら高確率で離脱してしまいます。
───異世界恋愛の評価メカニズムについて
なろうは異世界恋愛一強時代ですが、PVや評価は上流から下流の工程があります。
・上流(スコッパー層)
・中流(追随する読者層)
・下流(ランキング経由で読む層)
※スコッパーとは埋もれている作品を発掘する読者のことを指します。
スコッパーが最初にブクマ・評価をし、「あの〇〇さんがブクマ・評価をしているのだからきっと面白いに違いない」と次の読者を引き込みます。
その層が何段か続いて徐々に広がり、ようやく「ランキングに載っているから面白いに違いない」の層まで届きます。それだけ異世界恋愛のランキングに載るのは熾烈です。
そのため、上流でミュートされることは致命的となります。
また、異世界恋愛ジャンルは読者数が多い分「地雷認定」も早く、他ジャンルより一度の失敗で致命傷になりやすい性質があります。
それを理解しないで投稿している新人作家さんを時折見かけます。
───具体的な緩和・回避方法
ある程度の指針をまとめました。
・異世界恋愛へ恋愛要素が少ない作品を安易に持ち込まない。
・短編は短編内でクローズさせる。
・スピンオフ作品などの情報は事前に提示する。
・作品内容とあからさまに違うタイトル名は避ける。
・愚痴はせめて活動報告へ。
・R15、残酷表現キーワードやグロ表現注意は丁寧に。
正直、異世界恋愛はかなり審査が厳しいので、安易な手出しは避けた方が望ましいです。
異世界恋愛が書きたい! ➡ 書くべきかと。
PVが欲しいから挑戦! ➡ やめた方が良いでしょう。
短編については、既存の本編キャラや設定を使って書くのがNGな訳ではありません。
わざと中途半端にして、本編への動線を狙っている作品がアウトなのです。
そのため、宣伝色が強かったりスピンオフ作品として書いている場合は、可能な限り先に情報を出すのが望ましいです。
理想はタイトル名に「スピンオフ作品」の情報を添えて、あらすじと前書きにも記載することです。
そこまで丁寧にやっていればミュートまではされないと思います。(乱立しているケースを除く)
多少のタイトル釣り要素は仕方ないのですが、PV目的の行為に厳しい異世界恋愛では避けた方が望ましいです。
内容と完全に外れるのもなるべくなら避けた方が良いです。
PVが中々伸びず、愚痴や自虐の気分になるのは理解できます。ですが、発信するのは極力避けた方が良いと思います。
グロ表現は、不安なら該当するキーワードを付けてください。
───さいごに
作者は成長します。
書き続けるごとにスキルアップしていくのですが、読者は時間の無駄を嫌うので早々に見切りをつけます。
なので不用意にミュートされるような行動は控えた方が望ましいです。
貴方の作品の向上に繋がれば幸いです。
2025年09月03日時点での情報となります。
(その後にルールが変わる可能性はあります)
また、暗黙の要素をまとめているので、実態と少しずつ異なるかも知れません。
あくまで目安程度に捉えて下さい。




