67話 虚無
俺は....今まで何のために生きて来た。何のためにこんな並行世界をまたいでこんな世界に来たんだ。
失った時間を、取り戻すためにあいつとの約束を守るために。俺はただそのためだけに.......。
間違っていたのか?こんな事ならば普通に死を望み死を受け入れるべきだったのか?
理人は宮廷の中を一人さまよっていた。地下に繋がっている階段を見つけた理人はふと無意識に階段を下りていく。
かなり奥深くまで下りただろうか?長い時間会談を下っていたような感じがした。階段がが終わると巨大な扉が目の前に.....理人はその扉の前に立つと何やら不思議なアニマを感じた。
扉を開けると巨大な広間が彼を前にする。その真ん中に日本刀が刺さっている。
彼の感じた不思議なアニマはこの日本刀から感じたようだ。
「これは?....」
理人は日本刀を手にする.................
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隆太とラピズは理緒をおって公園区画に向かったが彼女の姿は無かった。
どこにいっちまったんだ?
2人は公園区画を隅々まで探した。
入違っちまったかな?
仕方がないので二人は自室に戻る事にした。
自室にもどると......普通にいた........あいつは普通に戻っていた。
「あ...おかえり!どこいってたの?」
「お前どこ行ってたんだよ?探したんだぞ?....」
隆太は何故か理緒がどこかに....行ってしまうような消えてしまうかもしれないようなそんな嫌な予感がしてならなかった。
「ちょっと...どうした!!」
隆太は理緒の前に立つと頭を下げた
ダメだとはわかって彼女のリュックサックの中を見てしまった事を謝罪した。
そして理人の...兄ちゃんと美香の重要な資料を見てしまった事。
『グロウベルグシステム』と書かれた資料。二人がどこからきたのか......
「頼む知っている事ほ教えてほしい..お前が見つけた情報を教えてほしい.....兄ちゃんの力になりたいんだ」
「ごめん...私からちゃんと話すべきだったね」
理緒の話しだとこう言うことらしい。
ユウキがミナを蘇生させるために使っていた研究所を調べていたらこの資料を見つけたとの事だ。
あの研究所にまさかこんなものがあったとは...
「すまない勝手に私物を見るようなことをして......」
「不可抗力だよ。きにしなくてもいいよ。それに」
「私一人ではとても抱えきれない話だったからちょっと安心してるかな?」
理緒はそういうといつもと変わらない笑顔を二人に見せた
「なあ?俺はどうすればいい?俺がちゃんとあいつの側にいればこんな事にならなかった。」
「隆太のせいではないなのぜ...」
ラピズの狐耳が垂れ下がっている...
「兄ちゃんは一体どれだけの時間をあいつのために?....」
「隆太っちだけが背負うのはちょっと違うと思うよ」
「これはみんなの罪みんなで背負う罪だよ」
罪?....償えるのか?
『グロウベルグシステム』還暦を過ぎた人間を脳に電脳世界につなげ仮想世界に魂とアニマを一時的にダイブさせた後仮想世界上で新たな肉体を作成させ別の世界に転移させ新たな人生を歩みさせる。このシステムをグロウベルクシステムとなずける。なおこのシステムは終末医療プログラムとして余命を宣告された患者にたいしては無償で提供するものとする。
阿久津 那智 システム使用年齢時75歳 2009/7/25
阿久津 美香 システム使用年齢時15歳 2011/03/11
おそらく美香にとって兄ちゃんと離ればなれになっていた時間は数年程度..しかし兄ちゃんは..美香と離ればなれになっていた時間は....
用紙には二人の情報の文字の後に
阿久津 理人 システム使用年齢時 50歳 2046/3/11
「3......35年だ...と」
用紙に書かれた資料を見て現実を直視できず隆太は口元を抑えその直後に嗚咽をもらしながら胃の中身ぶちまけた
む.....むりだ...到底償えるものではない......




