20話 交差する真実
理人一行はとりあえず市役所に行くことに。隆太は美亜を連れて学校に
理人は校長室の机に二人にあてた置手紙を置いてとりあえず市役所に向かうことにした。
この場所に足を運ぶのはこの世界に転移してきて初めて訪れた時以来の事である。
俺はここからこの世界で歩み始めた。いわばスタート地点。
そして仲間たちと共に再びこの場所に足を踏むこととなった。
「ミディール・バソーカという職員がここで働いているはずですが面会は出来ないでしょうか?」
と入口の職員の女性(理人がこの市役所で初めて会話した人)に聞いてみたところ。驚くべき返答が待っていた。
「すいません、そのミディールさんなのですが少々こまったことがおきてまして」
何かこの人は前にもこのような同じような複雑そうな顔をしていたな
「はぁ....で、困った事とは?」
理人は前回に引き続き嫌な予感しかしなかった
「(ねぇ理人ッち....なんか嫌な予感しかしないよ...?)」
「(しょうがないだろ?この場合聞くしかないよ)」
理人は嫌な予感しかしなかったが意を決して聞くことにしたまる
「実はいうとミディールさんは数日前から行方不明となっておりまして...こちらとしても全力で行方を探しておりまして...」
ほらこう来たよ...このパターンだ
「どういった事情で面会を希望したのでしょうか?...お聞きしてもいいでしょうか?」
理人は行方不明となっている美香の手掛かりを探していたところミディールという存在に行きついたことを職員の女性に伝えると急に女性の対応が変わる事となった。
「てことは貴方様はもしかして那智様のお孫様!?」
女性職員は急に取り乱しアタフタと混乱し始める。
そしてこの女性は電話機を握りどこかに電話をし始める。
いったい何が起きようとしているんだ....
「(....理人君なんか尋常ではない事になりつつあるような...)」
「(これは当たりと来るかはずれと来るかわからないぞ...)」
「(逃げる準備したほうがいい?..)」
女性職員が戻ってきたようだ...
「お待たせしました。市長が貴方たちと話がしたいという事ですどうぞこちらへ」
どういう事だ?市長がなぜ俺たちと?
いろいろ思う所があるが俺たちはとりあえず市長と会う事にする。
ミディールという女性がココにいないのであればその人物をよく知る人物から話を聞くのが手っ取り早いからだ。
「理人様ですね?この島のアイランドの市長をまかされている井伊兌夫と言います。」
まさか本当に市長と対面することになるとは。しかも俺の事を様づけとは...本当に拍子抜けだ正直期待はしていなかった。
「市長さんはもう知っているとは思いますが。自分は賢者那智の孫の理人です」
「ご存じだとおもいますが我々は行方不明となった妹の美香の行方を捜索しています。もしよければ協力していただけないでしょうか?」
やっと話が進みだした。理人は学校で入手したデーターをCDに入れて持ってきていたためそのCDを市長に渡し見てもらうこととする。
「なんだこれは.....」
市長の顔色が一瞬にして変わった
「彼女が元教師であることは知ってはいたがそんな重大な組織に関わっていたとは...」
どうやらこの事実は市長ですら知らなかったようだ。
市長の話によればネヴァーランドの計画は彼自身も知ってはいたが中身の詳細は知らなかったという。ただ単にアイランドの負担を減らすための新たな移住区づくりのプロジェクトそう伝えられていた。
そして島の代表者である市長の側に身分を偽りそのプロジェクトに関わる人物がいた。
もはや彼女の存在はきな臭いどころか存在そのものが黒だ。
「俺たちは今後も彼女の行方を捜します。たぶん美香の行方を知っているはず。」
「私も個人的ながら協力しましよう。あなたたちはまだ子供だ何かあったときには何かしら事情を知っている大人が必ず必要なはず...」
理人たちは市長との協力関係を結ぶことができた。
その後、一行は市役所を後にしてとりあえず隆太と美亜と合流するため学校に戻ることにした。
---同時刻 学校の校長室---
かたかたかた......白いフートをかぶった若い女性がパソコンを操作している。
「何....データーが抜き取られている誰が?...まさか何者かがデーターを抜き取った?」
女性は更にパソコンを操作してデーターを調べていく
「やはり何かがおかしい...しかし、なぜあの子が行方不明に?しかもこの時期に彼がこの島に来るなんて怪しすぎる」
「やはり彼女の行方の手掛かりは彼が...」
「彼に、阿久津理人に会うしかなさそうね」
「おい!!あんた誰だ!!」
隆太と美亜が校長室に戻ってきたのだが、見知らぬ女性がパソコンを操作しているため不審者として警戒する
「あんた誰だそのパソコンから離れろ」
チャキ!
女性は銃を構え隆太と美亜に威嚇する。
「阿久津理人はどこにいる?私は行方不明となった阿久津美香の行方は彼が何かしらの手掛かりがあるとにらんでいる」
「彼は怪しすぎる。絶対に」




