96話 「故郷」
エアーダガールは江の島を通過し陸上に上陸した。
理人の指示のもと彼らはついに日本の地に足を踏み入れる
彼らは廃墟と化した街並みを目にする。
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理人.......ついにおまえは...お前たちはこの地に足をつけてしまった。
おまえはこの地でおそらくは過去の自分と向き合う事となる
そしてある2つの真実にたどり着く可能性すらある。
しかしあちらの真実に関してはまだ私の中でも未知数だ。
おまえはこれから時間の流れの違いとその残酷さを目の当たりにすることになる。
それが残酷なまでに事実で現実なのだ
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「お兄ちゃん.........」
少女はひとり墓の前で立ち尽くす。
「私...一人ぼっちだよ....」
少女はお墓に花束を置く
私ね...もうほとんど目が見えないんだ....」
................
「ねぇ?お兄ちゃん?なんで?先に行っちゃったの?なんで私をおいて行ったの?」
雪が降り始める。
少女は一人白杖を叩きながら歩き出す。
そして自分の家に帰る
..............
少女は一人部屋の中で座り込む。
「このドレス、もう自分が着ている姿すら見えなくなっちゃったよお兄ちゃん」
なぜ.....なぜなのだ。一人だけ残され生き残った身として背負いながら生きて行かなければいけないのか?
彼女の命ももう長くはないと言うのに.....
彼女はそのような罪を犯してはいない。
俺は.......彼女を残して死にたくはなかった....。
俺たちはただずっと一緒にいたかった。それがいけなかったのか?
誰か彼女を助けてくれ......。誰でもいい。
....................。
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この場所は.....。
あいつがあのシステムを使いこの世界に転移する前に最後の旅行としてきた場所だ。
一行は理人の案内のもと彼の思い出を頼りに移動していた。
廃墟と化してはいるが建物の並び、順番は俺が元々いた世界と同じだ。
「次へ行こうか」
次にたどり着いた場所は二人が旅行の際に泊まったホテルだ。
ボロボロにはなっているが建物自体は健在である。
「次の場所は少し遠いいぞ」
「どこに行くの?」
「俺の」
..............
「俺の故郷だ」
そう言うのがただしいのかわからないが。そう言うしかない
一行はそのまま無人のホテルで一泊した。
翌日、かれらはエアーダガールで神奈川県綾瀬市まで移動する。
「兄ちゃん大丈夫か?無理せずゆっくり行こうぜ」
「いや気にしないでくれ、このまま先に行った場所に俺とあいつが通学していた小学校があるそこに行ってみよう」
廃墟と化した学校はまるで時間が手待っているかのように見えた
「ふぅ.......」
理人は壁に背中を付けよりかかり軽く息を吸って吹き返す
「この近くに俺の家があるはずだった」
なんと発言したらいいのかわからない
理人の案内のもと彼の家が建っていた場所に移動する
そして彼らが見たものは.........。
「おい...兄ちゃんこの家ってまさか..........あの屋敷にあった花壇や家具が置いてあるんだが...」
バカな.........。まさか...........。
間違いない紛れもなく俺の家だ
ドアはカギが閉められていなく開いてしまった
おそるおそる彼らは家の中に入る。
誰かが住んでいる形跡がある。
つい今しがたまで人がいたような状態だ
ポットの中にはお茶が入っている。しかもまだ暖かさが感じる
「このお皿....コップ....それに...」
「ほとんど...あの家に置いてあったものがあるよ...」
「ねえ?これって?...」
奏花は座敷上の部屋の奥にある仏壇を発見する
彼女は仏壇に建てられている写真を見る
ガタ!!!!
「ひぃ!!!!!」
彼女は両手で口をおさまえてまるで信じられない物を見たかのような表情でガタガタと震え小さく悲鳴な声を発する
「この写真は........」
「そんなまさか.......」
「り.....理人の兄ちゃん?......」
ばた!!!!
理人はいきなら外に走り出す
「待て!!どこへ行くんだ兄ちゃん!!!」
ぜえぜえ!!!はあはあ!!!
くそ!!嘘だと言ってくれ嘘だと!!!
彼が向かった先は妹の墓がある場所だった。
この光景...寂れてはいるが確かに同じだ.....。
彼はゆっくりと墓の墓前までおそるおそると歩き墓前に立ちそしてゆっくりと墓に書かれている名を目にする
名を目にした瞬間腰が抜けたかのように力なく倒れこみ頭を抱える
「兄ちゃん」
追いかけてきた隆太が理人の背中をさする
「何やってんだ!!!!!何やってんだよ!!!こっちの世界の俺!!!!何先に死んでんだ!!!!バカヤローーーー!!!!」
「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
彼の悲痛な叫びは廃墟と化した町をこだまする
「え?」
誰だろうこの声は?.....なんか懐かしい感じがする
ちょうど近くを歩いていた少女が彼の悲痛な叫びを聞く。
彼女はゆっくりと彼に近づき声をかける
「あの大丈夫ですか?....」
理人は彼女の顔を見ると.....。
う...嘘だ......
「大丈夫ですか?何かあったんですか......」
美香........。
こちら側の世界では理人と美香の立場は逆になっています。次回から真相の一部が明らかになります。




