79話 「希望への灯」
「ど..どうにかなるっておまえ何言ってんだ?あの凍てついた海を渡らなければいけないんだぞ?日本までどれくらいの距離があるとおもってんだ?」
隆太の言うとおりだそんな簡単な話ではない
「まーそんな固いこと言わずにわらわについてくるのじゃ!」
そう言われた一行はラピズの言われるがままに道案内の元たどり着いた場所は......。
猛吹雪の中トラックで移動する一行。そしてたどり着いた場所は
「お...おい...ここって」
「あー...間違いないあの猛吹雪の時の依頼できた研究所だ」
「転移装置で来れば一発だったのでは...」
「はい!ポチっとな(ピ)」
なんとラピズが指紋認証らしきものに手をかざしただけで施設の全ての電源が簡単に入ってしまった。
そんなバカな手をかざしただげで施設内の全てに電源を入れることが出来ただと。この子はいったい....
そしてラピズの案内の施設の奥の方のエリアに移動していく
「この先ははかつてこの島の警備を担当していた探索隊の基地なのぜ。わらわは隊の一員だったから指紋認証で一発で施設内の機能を回復させることが可能なのじゃ」
「僕がミナを蘇生させるために何度も足を運んだ場所にこんな基地があったなんて」
「この基地はいろいろと機密情報が多いいからかつての研究施設を偽造する形で作られたのじゃ」
彼女が探索隊の一員ならばこれぐらいの芸当容易い事だろう。しかし.....島の守り神の存在である彼女が探索隊の一員で隆太の義理の妹で......何だかいろいろと謎の部分が多すぎる
二人のアニマはミナとユウキと同じように常に繋がっている状態にある。しかしミナとユウキとちがい素の繋がりは歪な状態ではなく常に安定した状態にある。
まさかと思うが二人の母親はいずれこのような事になる事を予知していたのか?
それに何故もっと早い段階にラピズを隆太にあわせなかったのだろうか?
「ヒク....!!おかあさん!!おかあさん...みんな....」
なんで何でこんな事に....何で私一人だけが.....みんな....お母さん。
あの時二人のアニマを感じ取った際に見たラピズの記憶.........。
「ラピズ?君たちのお母さんはもしかして........」
「その問いには「あれ」を見せてからじゃ。それはこの扉の先じゃ」
ラピズが指紋認証システムに手のひらをあてると扉が開く
そしてその先にあったものは...
「まさかまだ残っていたのか........エアーダーガル」
ミディールは巨大の戦車のような乗り物をみて驚きながら見つめている
これに乗って行けば日本まで行くことが出来る。
「日本までの最短距離はこいつに記録されているからそれを頼りに進めば大丈夫なのじゃよ」
「残念だけどそんな簡単に話が進みそうにはないわねこれ見て頂戴」
エアーダーガルのエネルギー源を目にしたミディールはすぐさまそれを目視で確認したのだが.........
「このエネルギー原になっている大きなカプセル?みたいなもんなんだけど経年劣化がすすんで亀裂がはしっていてどうしようもなさそうなのよ」
「こ...これは美亜がゴールドスリープ処置を施していたあの装置にそっくりだ」
「ちょっとこっちも見てくれ!!ミ...ミナを蘇生させたときの装置にも似ているようだけど」
「この装置は......美香...おねいちゃんの.......?」
(「私の孫だよ。いずれ時が来れば目を覚ます。仲良くしてやっておくれ」
そういうと老婆はクス!と笑い彼女に笑顔を見せた
「この子はあんたにとって伯母....なのか?いや~なんか複雑だね~」
「この子は再会を誓った人がいて彼はもうすぐこの島にやって来る。お前はその人にいずれ会うことになる。その人はお前にとって伯父なのか?いや~もうどういったらいいかわからんね」
「まさかこの人がこんな事になるなんて思わなかった.....」)
.....................
(あのとき美香おねいちゃんがコールドスリープ処理されていた時の装置にそっくりだ........)
「なぁ兄ちゃんよ、この装置、美亜が寝かされていた時やつとミナを蘇生させたときのもので何とかならないか?」
確かにあの二つの装置で代役として補え事が出来るかもしれないが。しかし......
エアーダーガル内には装置が3個設置されている状態だ。
「ダメだ一つ足りない。しかも元々使われていたものはどれも亀裂が走っていて使えない状態になっている」
「(.............)」
「みてこれ窓のガラスみたいなところがわれているだけで本体には亀裂がないみたいだよ
確かにこれなら何とか修理は出来そうだ
これなら何とか日本まで何とか行けそうだ。
「ミディールさん、本体そのものには経年劣化によるダメージは無いのか?」
「いろんなところが錆びついていて一度メンテが必要なレベルだわ。ちゃんと動かすには1週間は必要だわ」」
1週間........もう、1秒のロスすら許されない。俺はもう何も誰も失いたくはないんだ。
取り戻したかった笑顔を掴み取るために自身の人生をも捨てようとした彼の決心
親友が決断した選択。
愛する人のために下した決断。
彼らを助けられたのは縁と言う名のただの偶然だ
この様な偶然がこれからも起きるとは限らない。
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「お前たちも本当についてくるのか?」
「あの回復装置がないと僕とミナは普通の生活が出来ないからね。仕方ないよ」
「隆太さん、ラピちゃん道中よろしくね」
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「美亜ちゃん?話?てなに?」
「お姉ちゃん....美香さんの事で.....」
「美香ちゃんがどうしたの?」
「私ね以前お姉ちゃんにあっていたことが。その時なんだけどあの装置に似たようなものに入ってて......。」
「それ本当なの?」
「でも変に焦らせたくないから理人さんには話せなくて......」
「そっか....ならタイミングが合うときに話せるときに話そう?焦らなくていいから。ね?」
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「息子さんと娘さんのことはどうかお任せください市長」
「あの子たちが行くと決めたのだ私は彼らの帰る場所を守るだけだ」
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「いい加減姿を見せなよ。まさかと思うが私が気づいていないとでも思ったかい?」
「まさか気づいていたとは。.......本当にお前は「観測者」なのかい?彼らと行動を共にしてどうするつもりなのかい?」
「観測者と言っても私は低位の位置にいるものそんなにおおそれた存在じゃないよ」
「まさかと思うがあのシンギュラリティー(技術的特異点)が関係しているのか」
「さあ、わからない、だけど関係している「可能性」はまだわからないね。だけどそれと同等な存在が関与している可能性は高くなってきたかもしれないね」
「その同等な存在とは?」
「ステルバー・ジョンギブソン。通称ギブソンだよ」
今回で話がだいぶ進みました。今後はなるべく早い段階で投稿していくつもりでいるのでよろしくお願いします




