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祖父の見舞い

 クラスメイトが校外学習へ向かっている頃、駿は1人病室で過ごしており、午後より祖父が見舞いに来る事を聞いており、その事と校外学習について考えていた。


「そういえば今日から校外学習だったな、高志はバーベキューメニューを減らして碧さんだけでは大変だから高崎さんが手伝うらしいが……」


 配信中の負傷で校外学習を休む事になって申し訳なく思う一方、入院してからずっとダンジョンプリズマーの配信も休んでおり、今はホワイトペインターも休んでいる事を気にしていた。


「だが、どうして俺が……ダンジョンプリズマーが休むのに合わせてホワイトペインターまで休む事にしてくれたんだろう?」


 すぐにダンジョン探索と階層ボスであるフェンリルとの戦いがあった為に自分に合わせてホワイトペインターが休む理由を聞けないでいたが、駿は配信再開後に改めて聞いてみようと考えていた。


 校外学習やダンジョン配信に思いをはせながらも午前はゆっくりと過ごし、午後の見舞いに祖父が来るのを待つ事とした。


 それから時間が流れてから祖父が見舞いにやってきた。


「おお、駿、急にぶっ倒れて入院したと聞いたが、大丈夫か?」

「おじいちゃん!まさか遠いのにわざわざ来てくれるなんて」

「かわいい孫がぶっ倒れたんじゃ、いてもたってもいられんに決まっているじゃろう!」

「ありがとう、でもそんなかわいい孫に昔山籠もりをさせていたのはどこの誰だっけ?」


 駿の祖父は駿が心配で思わず遠くに住んでいるにも関わらず、駿の見舞いに来てくれたのだ。だが駿は冗談めかしてかわいい孫に危険を強いたのは祖父ではないかと言ったのだ。


「あ、あれはちゃんと安全に過ごせる物を持ってきたうえでの空手の稽古じゃろうが……」

「ハハハ、冗談だよ、いじめられていた俺を心配して空手を仕込んでくれたもんね」

「まあな、しかし駿過労でぶっ倒れたと聞いたが、思ったより元気そうじゃな」

「うん、もう聞いているだろうけど明日には退院できるからね」

「退院が早いのは良いが、倒れんよう気を付けるのじゃよ」


 とりあえず祖父は駿が倒れた事を気にしていちはやく駆けつけてくれたが、思いのほか元気な孫の姿を見てホッとしているようだ。


「じゃあな駿、また明日迎えに来るからな」

「うん、そういえばおじいちゃんはうちに泊まっているの?」

「そうじゃ、退院祝いにお前の好きなカステラを持ってきているから楽しみにしておけ」


 祖父は駿の好物のカステラを用意していると言って、病室をあとにした。

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