2号店初の決戦日 後半戦開始!
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「アンナ! ルナ! ディアナ! 待ってたニャ!」
「ミアくん! 今日は頑張ろうね!」
アンナさんが張り切っている。 そして3人とも文字が書かれた扇子を広げた……。
「ミアくんナンバーワン!」「ミアくんしか勝たん!」「ミアくん貢がせて!」と書かれている……。
「それはなんニャ?」
「ミアくん応援アイテムだよ!」
「くっ……扇子一つじゃ想いの全てを書ききれなかった……ッ!」
ルナさんディアナさんが率先して作ったんだな……。 そして本当に「貢がせて」って気持ちなんだな……。
「ミアくん! 今の順位と売り上げ教えて!」
アンナさんが燃えている! さすが商家のお嬢様、計算はアンナさんに任せればオッケーだ!
「ニャ? 3位ニャ! 売り上げはいくらだったかニャ?」
「今すぐ聞いて! 1位と2位も!」
「ニャ、わかったニャ……」
ミアさんはアンナさんの気迫に押されている……。
『ニーナ、今僕いくらニャ?』
ミアさんから私に念話が届いた。 ちょっとコーディさんに現在の売り上げを見せてもらう。
『今約200万です、ルフランさんが373万、アレンさんが290万5千です』
「200万、373万、290万5千……ニャ? えっと、ルフランが一番ニャ」
ミアさんがつぶやいたらアルディナさん達の顔がサッ! と変わった。
「今日でいきなり373万⁉」
「待って⁉ ここからさらに伸びるんでしょ⁉」
「くっ……高過ぎる! しかし! ミアくんにその金額は適正! 財力尽きても戦うまで……ッ!」
財力尽きるまで戦わないでいいよぅ!
「ニャー……看板に描かれたいニャ……」
「ミアくん看板って?」
「ナンバー1、2はお店の大きな看板に姿絵を描いてもらえるニャ! あとナンバー3までは二つ名がもらえるニャ!」
「待って⁉ 看板に姿絵⁉」
「くっ……! 見たい……!」
「ルナ! ディアナ! とりあえずアレを入れよう!」
「そうだね!」
「う、うん! 行こう!」
今日はアンナさんが仕切ってるみたいだ。 何かな?
「オナシャスニャ! シンデレラ紫、オレンジ、黄色、緑、青、白、頂きましたニャ!」
「「「アッザース!」」」
ああっ! アンナさんがピンクを入れてるから一人2色ずつ入れた! 3人でシンデレラコンプリートだ! えっと、総計156万!
コールが始まる!
「「「ナイト! 全員! 集まったーところで! 『トゥナイ!』 飲めやー騒げや今宵の宴は! 『宴は!』 王子と姫の独壇場! 『独壇場!』 今すぐ君にー会えるなら! 『ッエイ!』 騒ぎ出す! 胸騒ぎ! 『ハイハイハーイ! ハイハイハーイ!』 踊れー騒げー最高の夜に! 『ハイハイハイ!』 シンデレラ6本! 『シンデレラ6本! いただっきゃす!』」」」
「ありがとニャ!」
「「「それでは! 『それでは!』 素敵な! 『素敵な!』 姫から! 『姫から!』 一言! 『一言!』 頂きまっしょい! 『オーイ!』」」」
「今日はミアくんが看板ナイトになるお祭りだよ!」
「死んでもナンバーワンにする!」
「ナンバーワンになれなかったら死ぬ覚悟はできてます!」
「「「アーリガッザーイ! 『アリガッザイ!』 それでは! 『それでは!』 姫様! 『姫様!』 ありがとうございます! 『ありがとうございます!』 うーソレソレ! 『ワンツーいやほい!』 ナンバーワン! 『ナンバーワン!』 王子が! 『王子が!』 目指すは! 『目指すは!』 ナンバーワン! 『ナンバーワン!』 ディメンション全員パーリーピーポー! 『今夜もフロアはお酒の戦場!』 酒をー浴びるぜ! 『ごっつぁんです!』」」」
……アンナさん達って、感情表現がもはや喜怒哀楽じゃなくて冠婚葬祭なんだけど……。
そしてシェッガ3本も入ったからこれでルフランさんとの差が約11万!
「素敵なプリンセス達からハートベア2本頂きましたァ!」
「「「アッザース!」」」
ぎゃぴっ! アレンさん永久指名のお貴族様2人だ! 104万追加! ルフランさんに21万の差を付けて1位に!
「盛り上がって来たねニーナ! これでトップの3人並んだんじゃない?」
「そうだね……。 でもクラリゼッタさんがまだ動いてないよぅ! カリンさんも多分これからだし……」
「ははは! いいぞー! もっと競り合って売上上げてくれ!」
ハートベア2本のコールは終わった。 姫からの一言は何もなかった。 逆に怖い!
「ネフィスくん……どうする?」
「アレン達との差が開きすぎたな……キキ、今日いくら持ってきた?」
「ここまですごい戦いだなんて思ってなくて……100万で十分だと思ってたよ」
「だよな……俺も決戦日にここまで高額が入ると思わなかったぜ。 他に呼んでる客と合わせても4位だ。 初月だから盛り上がりすぎてるな……よし、来月にしよう! 今日は適当に遊べ!」
「うんっ!」
ネフィスさんも来月のために貯める事にしたようだ。
確かに今月は看板に載る事もあって、ナンバー1,2は譲れない戦いが繰り広げられている! なら来月以降ナンバー3で二つ名をもらう方が確実だ! ……でもなんでみんなそんなに二つ名が欲しいのかな?
「ララさん、どうやらヴァンは今日お茶みたいです。 ナンバー5を狙いに行ってもいいですか?」
「えっ⁉ そうなの⁉ よし! 行こう!」
「ではラストオーダーで……フフフ」
「オッケー、ククク……」
ヴァンさん決戦日なのにお茶……。 セシルさんがやる気を出した!
「なんだセシル、ナンバー5狙うのか? じゃあ俺もヴァンは抜かすぜ!」
「正々堂々戦いましょう!」
ネフィスさんもやる気になった!
トップ3人が並んだところで、お店はいったん静かになった。 コールの余韻を楽しんでいるとも言えるし、嵐の前の静けさとも言える…。
アレンさん394万5千、ルフランさん373万、ミアさん362万2千……。
今、トップ3人のお客様はラストオーダーに何を入れるか悩んでるのかな。
「ねえねえ! ルルさんは誰がナンバーワンになると思う? 私は予想しちゃダメってニーナが言うからさ!」
「うふふ……じゃあ私も予想しないでおくわ。 集音魔法を解除して、みんなの戦いを観戦しない?」
「あ! いいね! その方が楽しそう! ニーナも集音解除して!」
「ええ……。 まあどっちみちビックリするのは変わらないからいいよ」
集音魔法を解除してちょっと一休みすることにした。 いちいちハラハラしたくないし結果だけ分かればいいや!
そしてすべてのナイトさんとお話しし終わったお姫様は嬉しそうにキラキラくまさんを抱え帰って行った。
「ラストオーダーです!」
バレットさんの声が聞こえた! ついに最後の戦いだ!




