第二章までの機体設定など
機体名 オルナ
搭乗者 スズ
氏名 立花 涼
性別 男
種別 Armor
カラーリング 薄い水色
関節部位 白
素体 女性型
特筆事項 各部位にパージ可能装甲を装備
武装
エネルギーライフル第三改修型『闘』×2
エネルギーランチャー第三改修型『寅』×1
実戦用直剣『ソード』×2
ダガーナイフ×6~12
防盾『ナーガ』×0~1
パイルバンカー×0~1
涼が理沙に誘われてセカンドキャラで始めたスズの機体。得意な戦闘距離は中距離から近距離、遠距離は不向きではあるがスズ自体には苦手意識は無い。ただし、スナイパーを相手取るような無茶はしない。どんな戦況においてもそれなりの戦果を出すために、オールラウンダーな仕上がりにしてあるが、スラスターとバーニアを姿勢制御よりもややスピード寄りにしているため、ブースト時間はやや長い。しかし、初心者プレイヤーが重視する防御力や耐久力に比べ、それらがやや低い数値で纏まっている。備えている装甲は全てパージ可能部位となっており、その無敵時間を用いることで強引な防御を行うが、これは負けられない戦い、及び緊急時にどうしても攻撃を防ぎたいという場合だけにしたいと本人は思っている。
背面から肩へと起こす形で展開するエネルギーランチャーは牽制及びオブジェクト破壊のために用いることが多いが、これはディレイとウェイトが長く、ブーストや他のモーションで消し去るにしても、隙が生まれやすいためである。脚部にダガ―ナイフを入れることがあるが、装備重量との兼ね合いで最低6本、最大で12本を目安としている。近接戦闘用のソードが尽きない限りは手元に持たず、投擲武装として用いる。
スナイパー型の機体には滅法弱く、図らずとも長期戦となることもしばしばある。ただし、スナイパーの位置を特定さえすれば、その後はチームを勝利に導くために貢献する。
また、防盾やパイルバンカーなど、ミッション内容やチームメンバーのバランスに合わせて武装を変えることがあるが、オルナ自体が汎用的な武装で固めてあるため、全ての距離で通用する機体というコンセプトから逸れることはほとんど無い。パージを除けば、良く言って「万能型」、悪く言うと「面白味に欠ける」。
直感的に、周囲にある物体、人物、更には距離感を把握する『空間把握の化け物』と呼ばれる視覚の異常性――“狂眼”の持ち主。そのため、スズにとってパージはそう難しくないことであるが、集中力を必要とするため、なにかに邪魔をされたり感情に直接、語り掛けられると手元から収集した情報が零れ落ちる。また、対象を視界に収めていることが必須事項である(一度、視界に収めてしまえばマップ画面から距離感を図ることは可能である)。ただし、これは『Armor Knight』内に限られ、現実においては集中力が散漫であっても、ただなんとなくで直感が常に働いている状態にある。ただし、自身が大切だと思うことに対しては(勉学やバイトなど)には働かない。
機体名 パール
搭乗者 ティア
氏名 倉敷 萌木
性別 女
種別 Armor
カラーリング 白
関節部位 白
素体 女性型
特筆事項 機体美
武装
エネルギーライフル第三改修型『闘』×1
実戦用直剣『ソード』×1
長刀『クレッセント』×1
テオドラのデータを消して、ファーストキャラのティアで改めて始めた萌木の機体。得意とする戦闘距離は近距離。中距離と遠距離は、本人のエイム力、エイミングの無さから不得意としているため、それに合わせて遠距離武装であるエネルギーライフルも一挺となっている。機体はティアが綺麗さ、華麗さ、美しさを求めるため、カスタマイズで流麗な線を描き、スリムなものとなっている。そのためか、プレイヤーによってはその儚さを心許ないと思われることもある。速さには拘っていないが、武骨なフォルムの装甲は苦手とし、まだランクも低いが、装甲の選り好みによってオルナよりも耐久力と防御力に劣る。スラスターやバーニアは姿勢制御に重点を置いている。
スナイパー型、遠距離型の機体のどれもを苦手とし、代わりに近距離においては絶対的強さを誇れるように日夜、練習を積み重ねている。
シャロンの乗るヴァルフレアとの戦いに伴い、ティアの色覚に異常性が見受けられ、それをシステムが誤認したため(システム的措置)、集中時にはモノクルが掛けられる。モノクルから見た視界は黒く、向かって来る機体も黒いままだが、自身の持つ近接武装のクリティカル距離に入った場合のみ、“色が戻る”。このため、長刀のクリティカルを必ず叩き出すことができる。ただし、集中していなければならず、また対象も一機のみに限られる。また、現実では働かない。
機体名 アンブッシュ
搭乗者 バイオ
氏名 望月 啓二
性別 男
種別 Armor
カラーリング 薄紫
関節部位 黒
素体 男性型
特筆事項 ジャマー特化
武装
実戦用短刀『ナイフ』×4
エネルギーランチャー第三改修型『寅』×1
エネルギーライフル第三改修型『闘』×2
右腕部一体型シュートネット×1
頭部多眼昆虫型索敵装置×1
煙幕装置×1
マップジャマー第三改修型×1
多脚
バイオが操る多脚型の半虫半人を連想させる機体。カラーリングも毒々しく、気味悪さに拍車を掛ける。得意とする距離は中距離。自身で戦うというよりもジャマーや時間稼ぎ、足止めなどを行い、妹をサポートする機体。多脚はオブジェクトに対し重力を無視して張り付くことが可能であるため地上戦の方が得意である。それでも有利な地上戦では無く、空中戦を挑むのは妹との連携が取りやすいため。あくまでバイオ本人は、そのサポートに徹することが多く、また相手を言葉で挑発することで、集中を掻き乱すことが多い。戦闘開始直後から索敵を行い、相手を捕捉後にマップジャミングを掛けるのが一連の流れとなっており、その後はヴァルフレアの網から逃れた機体を煙幕やシュートネットで足止め、或いは撃墜している。そのため、サポート特化ではあるがバイオ自身の操縦技術は高く、また近接戦闘も決して不得意というわけではない。むしろ、過去の経験から機体の挙動一つ一つに目を向けているため、非常に対応が速く、システムアシストによって攻撃モーションに入った機体から逃れることを得意としているが、感情で操縦が乱れることが多く、本来の力を発揮できていない。
バイオは“触覚”と“視覚”の異常性を持つ。機体を人と見立てているため、操縦者の気が抜ける瞬間、機体がコンマ数秒単位であっても動かなくなるその瞬間を狙うことができる。よって、“触れるまで気付かない”=“攻撃を受けるまで気付かない”を実現し、システム側がその異常に対して早急な対応を取ろうとするため(システム的措置)、“攻撃を受けたあとにアラート音が鳴る”という現象が起きる。対象は一機に限られ、また集中の有る無しによって大きく乱れる。涼に敗北後、この“触覚”の異常性は弱体化し、現在はシステム的措置が頻発することはなく、操縦者の気を抜いた瞬間を狙った、数度の音無しの奇襲にまで狭まった。この回数はアンブッシュをどれほど注意しているかによって変わり、ずっと注視されている中ではアラート音を伴わない攻撃はできない。
機体名 ヴァルフレア
搭乗者 シャロン
氏名 望月 香苗
性別 女
種別 Armor
カラーリング 薄い赤
関節部位 濃紺
素体 女性型
特筆事項 速度特化
武装
水平二連ショットガン×2
アーマースカート『離弁花』×1
レインボム×60(再装填可)
空中機雷×15(設置数上限を下回った場合のみ再設置可)
シャロンが操るスリムな女性型機体。カラーリングは薄い赤と濃紺と、やや目に付きやすい色だが、これはバイオとの協力の際に自身が囮になるためである。得意距離はほぼ全て、やや近距離に不安有り。あらゆる想定を無視した超高速の移動、転回と突撃を行うスピードに特化している。スラスターとバーニアはスピード重視に、そして装甲も出来る限り薄くすることで機体を軽量化し、Armorにおいては最速を叩き出す。反面、速度重視のピーキーな機体に仕上がっているため、防御面と耐久力に難があり、非常に脆いため数度の剣戟、斬撃を浴びれば撃墜されるという不安定さも兼ね備えている。アーマースカートの中にレインボムと空中機雷を備えており、空中機雷はバイオの索敵後に敵を閉じ込めるため、レインボムは自身の速度で高高度から落とすことで絨毯爆撃のように相手を翻弄する。恐るべきは、じゃじゃ馬過ぎる機体の速度を持ちながら、どれだけの間合いであっても、フェイントを加えながら近寄り、ぶつかるギリギリで急停止し、ショットガンの銃口を向けるというシャロンの操縦技術である。これはバイオに認められたいがために、まずVRFPSでエイム力を学び、『Armor Knight』内の空中戦練習ミッションで何度も何度も空酔いを経験しながら、現実でも吐き気を引きずりながらも体感するGと速度に対応した彼女の努力の賜物である。ただし、VRFPSのクセとして『装填癖』が付いてしまっている。しかし、それを見破ったのはシャロンが戦った中でもスズだけであり、彼女自身もその癖には気付いていなかった。
涼と同じく、“狂眼”の持ち主。非常に強力で、マップに相手機体の光点が表示されるだけで到達する先をなんとなく把握する“次点認識力”を持つ。範囲は広いが、対象は一機に限られる。涼と同様に現実においても作用するが、彼と違ってゲーム内と同じく集中していなければ到達先を読み取れない。また、読み取れるのは“あくまで到達先であって、その先でどのような体勢を取っているかは分からない”。そのため、ティアの操るパールの攻撃モーションに、到達先を見通していながら、突っ込んでしまい、相討ちとなった。
“死に近い人”という『Armor Knight』内で語られる言葉を用いるのは、バイオを真似ての挑発行為。また、バイオには関わらないで欲しいという警告でもある。なにも持っていない――五感に異常性を持っていない萌木を貶していたのも、巻き込みたくないから。または、バイオのように“愚者”となることで異常性を持ち、対抗できる力を持っていて欲しいという願いから。萌木を強く敬っており、同時に憧れの存在であるため、敢えて挑発行為に出た。
途中で髪型を変えたのは、兄と同じように振る舞えば、ちょっとは自身を見てくれるのではないかという思いから。勝負後は、その必要が無くなったため三つ編みと眼鏡に戻っている。
入学当初より、兄と同じような雰囲気を醸し出している涼のことを気に掛けていた。また、リョウとパッチペッカーの試合を見て、そこでティアとルーティのチャットログを盗み見ることで涼が凄腕のプレイヤーであることを知った。
機体名 スティーリア→テトラ『チーム貢献型』
搭乗者 リョウ
氏名 立花 涼
性別 男
種別 Knight
カラーリング 薄緑色
関節部位 水色
素体 男性型
特筆事項 防御特化
武装
剛鎗『クルラーナ』×1
エネルギーライフル最終改修型『前』×2
防盾最終改修型『ナーガラージャ』×1
最終戦闘用直剣『スパーダ』×2
『スリークラウン』に所属し、『氷皇』と呼ばれていたリョウの頃の機体。テオドラとの出会い以降、機体名をスティーリアからテトラに変更した。リョウであった頃はパージを主体にした戦い方をせずに、装甲は防御力が高く、そして耐久力の数値を高めていたため、スラスターとバーニアをスピード型にしていても他の機体よりも鈍重であるというデメリットがあった。が、それを物ともしない操縦技術と、ワンマンプレイによってチームにのみ貢献する『みんなを守る盾』を実現していた。そのプレイスタイルがあまりにも自分勝手であるために、リョウはブラリ推奨プレイヤーとなった(そうなる前に『スリークラウン』のお家騒動があったが)。その後は視覚の異常性を得たために、パージ可能な装甲に付け替えての、無敵時間を利用した防御を行う機体へと変貌する。システムとして搭載されているマクロ機能にパージの指令を組んでいるなど、その成功率は他の追随を許さない。
涼が後ろ向きな性格であるため、機体そのものの操縦もどちらかと言えば防御に厚く、攻撃に薄いものが見受けられる。これはオルナに乗っている際には見られない特有の症状である。ただし、ティアに発破を掛けられた際には攻撃に転じることを決意し、隠し通すつもりであった剛鎗『クルラーナ』を展開させ、パッチペッカーの機体を刺し、穿ち、下降限界に叩き付けるという三連続でダメージを与えるというテクニックを披露する。
薄緑色の装甲をパージして関節部位や機体そのものの素体が露わになると、本来のカラーリングである水色が前面に出る。これと剛鎗『クルラーナ』を合わせて、パッチペッカーはようやくテトラを、前の機体名『スティーリア』であることと、リョウが『スリークラウン』の『氷皇』であることに考えが至った。
尚、このテトラはパッチペッカーとの戦いに備えて、1vs1に合わせて武装を変更している。そのため、本来の『自衛特化型』とはコンセプトがやや掛け離れている。
機体名 ラクシュミ
搭乗者 テオドラ
氏名 倉敷 萌木
性別 男
種別 Knight
カラーリング 白銀
関節部位 黒
素体 女性型
特筆事項 機体美
武装
剛剣『ダイダロス』×1
エネルギーライフル第七改修型『烈』×1
最終戦闘用直剣『スパーダ』×1
萌木の『スリークラウン』所属のテオドラであった頃の機体。パールは白だがこちらは光沢の強く出る白銀色に関節部位に黒を加えることで、色のメリハリを付けてより一層の機体の綺麗さを際立たせている。カスタマイズによる装甲の調節も行われており、女性型機体の中でも飛び抜けてスマートでスリム、そして可憐さを表現している。しかし、機体そのものは女性的であるが、剛剣『ダイダロス』を用いた近接戦闘を行うといった男勝りな一面を持つ。萌木のエイム力、エイミングの問題でやはりエネルギーライフルなどの中距離、遠距離武装は少なく、また流麗さ重視で装甲を選び、カスタマイズしているため防御力にも耐久力にも難が有る。更には剛剣の占める機体重量が大きく、重量制限に引っ掛からないように武装も少なくしているため、テトラやヴァルフレアほどではないが若干、ピーキーな仕上がりになっている。スラスターとバーニアは姿勢制御に回しており、スピードは一般的な武装で整えたKnightよりやや速い程度。戦法としては剛剣での力押しが主体であるが、見事に使いこなしていたために、パッチペッカーのラクシュミを真似た機体であるグロリアとのミラーマッチ以外での1vs1の戦いでは負け無しとまで言われていた。
萌木の見た目は綺麗でも、内に秘めている我の強さがそのまま前面に出たような機体であり、彼女自身も「綺麗なラクシュミを見てもらいたい」という理由でプレイヤー主催の大会に参加したほど。ペアマッチでフレンドを呼べなかったのは、周囲のフレンドが自身よりも有名(にゃお、トモシビ、サールサーク卿など)で、彼らの駆る機体に注目が向けられて、ラクシュミを見てもらえないと思ったため。また、単純に自身の心の内を曝け出せるフレンドが居なかったという点も大きい。
グロリアとのミラーマッチでは、自身の機体を穢されたという思いから頭に血が昇り、冷静な判断を下すことができなかっただけでなく、パッチペッカーの導入した非公式Modによる卑怯な戦い方にハマってしまい、負けてしまった。
スズでプレイしていた立花 涼が、『氷皇』のリョウであることを知り、その誰かを必死に守ろうとする様を見て、一種の憧れを抱く。その後、彼の傍で自分もまた違う強さを身に付けたい――なにより、投げてしまっていたティアというキャラクターに置いていたものをまた拾うため、テオドラのアカウント削除と共にラクシュミも消えた。
そもそも、萌木を『Armor Knight』に留まらせたのはリョウであり、リョウの皮肉を込めた発言から、女性でありながら男性を演じるテオドラというキャラは生まれた。そのことについて、理沙には話しているが、涼には明かしていない。




