ザラザラした夢
掲載日:2022/07/05
目が覚めたら、そこにはお城がある。
しかし、その城は壊れやすく脆い。
さながら、硝子のようだ。
登場人物はそこにはいるが、
何であるかは不明だった。
「知らないです」
そこにいるとされるものは
決まってこういう。
「夢はありますか?」
と聞くと、
「あるんですが、ないんです」
とそうした自己矛盾の答えを返してくる。
白鳥と黒い鳥を突きつけられるようで悲しい。
しかし、それは答える
「夢は見ます、けど、変な夢です」
と言い、
去ってゆく。
何がしたいのか、何をみたいのか、
彼らはわからない、その彼らすらも存在しないとすれば、これは夢におそらくゆきつくなのだろうと思う。




