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最年少記録を更新したらしいです

ふと気になったことがあったので、もう少し質問してみることにした。


「平均でこの世界の人たちはどのくらいのレベルなんですか?」


「んー。あなたの年齢だと、だいたいLv3くらいね。後は、冒険者とか騎士とかではない限りLv10くらいになっていれば高い方かしら。」


「では、騎士とか冒険者だとどんな感じなんですか?」


「騎士だと、王族の護衛をする兵はLv35以上ないとなれないわね。

冒険者は、Aランクとかになってくると、Lv50くらいはいってるわ」


「なるほど。ありがとうござました。」


「いいのよ。お礼にクルミ入りのクッキーなんて要求しないわ」


「・・・ちょうど昨日お母様が焼いたクッキーが引き出しの中にあるので食べてください。」


「あら、悪いわね」


と躊躇なく引きだしからクッキーを引っ張り出し頬袋に詰め込んでいく女神さま。

会わないうちに女神さまは、すっかりリスの習性が染みついてしまったようだ。


そして、私が目を覚ましたという報告を聞いたお爺様が部屋に飛び込んできて、力いっぱい私を抱きしめながら謝罪をしてくれたのだった。

正直つぶれるかと思った。


数日後、

無事に回復した私はお爺様に付き添ってもらってまたアイツと対面していた。

グレイト・マントヒヒだ。


―先日お爺様にまたあの魔物を倒しに行きたいとお願いしたら、渋い顔をされたので、

次はどのようにして倒すのかということをプレゼンしてやっと許可をもらうことに成功した。


思い返せば、真正面から向き合っていたのがダメだった。絵本にも『横によけてから後ろ足の腱を切れ。』と書いてあったではないか。

これは完全に私のミスだ。

ミスは取り戻さなくてはならないし、後々トラウマになってしまったら厄介だ。

それにお爺様が付いているなら死ぬ前に助けてくれるだろう。


今度こそと気合を入れて、グレイト・マントヒヒを睨みつけると、

ブルルルと鳴き、頭を左右に振ったかと思うとこちらに向かって走ってきた。


はやいのだろうが、お爺様の稽古と比べると、スローに見えるくらい遅い。

これならいける!!


私はギリギリのところで横に転がって攻撃を回避し、

後ろ足の腱目指して思いっきり木刀を振りぬいた。


バキッ

「グゥ、ガァァァァァァァ!!」


足の骨が折れたのだろう。前足だけでズルズルと体を引きずりながら逃げようとするグレイト・マントヒヒに、後ろから飛び掛かり頭をかち割ったのだった。


「ガッ、グゥゥー」


と最後の鳴き声をあげ、グレイト・マントヒヒは絶命した。


こうして私は無事に初めての討伐を果たしたのだった。


後で知ったことが、グレイト・マントヒヒを成人前に討伐したのは私含め3人で、一人目はお爺様9歳、二人目はお父様で11歳、6歳で討伐した私は過去最年少だったらしい。

ちなみにこの世界の成人は15歳だ。




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