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最恐オーガですが、他種族の女の子と仲良くしたいだけです  作者: あいだのも
人間の国 オルミナ王国

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34話 「継承」


オーグン視点-----------------



鳳凰の言う通り進むと、三角があった。

「オーグンどう思う?

何であのウィルが、

大人しく足止めされてると思う?」


「俺達が置いていかれたのと逆で、

どこかに飛ばされたんじゃないのか?」


「おいらもそう思っていたんだけど、

それならおいら達にもそうした方が、

手っ取り早くないかい?」


「確かに…」


「あの変態精霊王のことを、

思い出してたんだ、

あいつはおいら達に手を繋げ、

と言って触れながら、瞬間移動させたよね?」


「私達がウィンザードに会ったとき、

私達に触れながらじゃないと、

どこかに飛ばせないから、

不可能だったってことかしら?」


「うん、だから、

足止め食らってる訳ではなく、

自らの意思でいる、って言うこと」


「ウィンディ、

俺らの知る限り、そこまでではないと思うんだが、

ウィルって人間嫌いなところあるのか?」


「………」


「ウィンディちゃん?」


「メルサさん!

メルサさんが知るくらいだと思うよ、

イーっだ!」


と俺に向かって、

話しかけるなアピールしてきた。


それを見て、メルサ達は呆れていた。


俺はそんなウィンディも可愛いと、

思えてしまうのは、おかしいのだろうか…


三角の前に行くと、ハープが出迎えしてくれた。

相変わらずの不愛想な感じではあったが、

前回に増して、不愛想な感じだ。


変わらないのは見た目の美しさだけ。


「…また来たのね」


「ええ、ハープ、

あそこに取り残されたの、

今は水に流しますわ。

ウィルはどこにいるのかしら?」


「その顔…」


ハープはウィンディの顔を見ると、顔をしかめた。


「ハープ…?」


「いいわ…

ついてきなさい」


前回と同じ長く細い道。


今回は静かで、他に誰もいないようだ。


「先に言っとくわ、

ここにはウィンザード様も、

ウィルもいないわ」


「また、おいらたちを嵌めようっていうのか?」


「嵌めるつもりなら、わざわざ言わないわよ」


「なによまどろっこしい 

何かあるなら早く言いなさい」

ウィンディがいると話が早い。


この暴走が、少し心配でもあるが。


「そうね、

簡潔に言うと、

ウィンザード様は消滅し、

ウィルは跡を継ぐべく、 

とあるところに行ったわ」


「何言ってるんだ?

ウィルがウィンザードの跡を、

継ぐわけがないだろう?」


「私も複雑なのよ!」

今まで無愛想だったハープが、感情を露わにした。


「私だってここ数百年、

ウィンザード様に仕えてきたのに、

いきなり…いきなりこんなことになるなんて…」


ハープは膝を崩し、泣き出してしまった。


ハープをメルサが宥め、

落ち着くのを待ち、

また細い道を行った。


その間中ウィンディは、

ずっと足をカツカツ鳴らして、

イライラしていた。


なかなか、ヒヤヒヤするものだった…



奥の部屋。

以前ウィンザードが居た、

だだっ広い広間に、


一人小さな子が蹲っていた。


悪魔…妖精の血が強い感じ。


おそらく、藍と呼ばれている子だろう。


「う、ウィンザード様…」


「藍、オーグン達が来たから連れてきたわ、

ウィンザード様とウィルの言葉に従うなら、

彼らに決定権があるわ」


藍はちらっと俺らを見た。


髪の長い、可愛い女の子だった。


ぱっちりと開いた目に、

額には小さい龍族特有の角、

妖精族のしっぽをなびかせていた。


種族で言ったらどこにも属せない。

嫌われ者になるのだろうが、

俺は彼女をとても可愛いと思う。


藍は再び俯くとこもった声で、

「勝手に決めて…」

と言った・




俺らはハープから説明を受けた・


ウィルは数千年前沈まなかった、

人間の国に行ったのだそう。


場所は俺らが置き去りにされた海の沖。


そしてさらに衝撃だったのは、

この世界は丸いのだという事。


海をそのままずっとまっすぐ行けば、

ウィルの人間の国に着くのだそうだ。


ウィルはそこに、

人間の歴史のすべてを知りに行った。


待っていても、

いつ帰ってくるか、

分からない。


向こうにどんな人がいるのかも分からない。


でも、ウィルが行ったのは数日前。

すぐ合流できると信じて、

俺らも行くことにした。






「良かった」と思ってくださったら

是非ブックマーク、★★★★★をお願いします。

筆者が泣いて喜びます。




⚫︎囚われ姫は魔王に救われる

https://book1.adouzi.eu.org/n1925ii/


恋愛に憧れるが運命を定められた姫を封印が解かれた暴君魔王が攫う物語です。

勇者が姫を救おうとするが、姫は運命か自由かの選択を迫られます。



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