第41回『混ぜる』(『HAKO NIWA シークレット!』の宣伝も兼ねてます)
『HAKO NIWA シークレット!』
https://book1.adouzi.eu.org/n6394jf
で使用しているテクニックを紹介します。
まず、本文にでてくるこの部分です。
"小さな枠の中の景色が意識を向けた方向とは逆に流れて、暗い石造りの部屋の様子が見えた。
窓も明かりも無かったけれど、光源の有無は影響しないみたい。距離もアングルも自由自在で、室内を俯瞰する事も、自身の姿を捉える事も出来る。"
作中に出てくる"スキル【認識強化】"の説明と、ついでに今いるダンジョンの部屋の様子の説明をしている部分です。
これ、二種類の説明が混ざっているのですけれど、わかりますか?
テクニック的には、一体何をやっているのかと言いますと。
Aという話題から、流れに乗せてBという違う話題にシフトします。その後、AとBの共通点(例の場合は"窓も明かりもなかった"の部分です)を利用して、話題をBからAに戻しちゃったんです。
流れに任せて書いていたら、話題がそれてしまって続きが書けずに行き詰まってしまうことはありませんか?
そのままの流れを活かして続きを書けなくなった時には、一旦、おじゃんにして、元の話題に戻すのもありというわけですね。
システマティックな方法があるわけではないのですが、次につなげたい話題と、今の話題との共通点を探して話の流れを直接持っていくのではなくて、次につなげたい話題に繋がりそうなことを、これまでに書いていないかなって遡って探してみて、その過去に書いた部分と、今書いている部分との共通点を探して一旦、そことつなげます。
その後、改めて次の話題に繋げるわけですね。
まあ、皆さん、既にやっていることかも知れませんが、知ってると行き詰まることが減るテクニックです。
応用として、二つの話題を混ぜて行ったり来たりさせておくことで、次の話題につながる接続部分を二種類に増やして、まあ、どっちかとはつながっている、みたいな感じで、話を続けていきやすくしておく、というテクニックがあります。
『HAKO NIWA シークレット!』
https://book1.adouzi.eu.org/n6394jf
なろう系テンプレに初挑戦しました。
人外転生(みかん箱)+ガチャ、ダンジョンに置き去り、ざまぁ(軽微)、レベルアップ→進化、チートスキル、そして、変形ロボ!
色々と詰め込みました。
読んでいただけたら嬉しいです。
↓に、リンクもあります。




