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テオドラさまの憂鬱

 ◆


 アイロスを出航した当日の深夜、ゼロス率いるエル諸島の海賊団と洋上で遭遇した。

 報告を受けて甲板に上がると、大型ガレーが二隻、目の前まで迫っている。


「二隻というのは、少ないね」


「夜だから、見えないだけだろう。もっといるはずだ」


 ヴァレンスが「はずだ」――というのは今日が三日月の夜で、敵影を捕捉しきれないからだ。

 この状況に、彼は申し訳なさそうに大きな身体を丸めていた。


 そもそも敵にヴェンゼロスがいるのなら、正面切って挑み掛かってくるとは思えない。

 彼はこちらの強さを知っているし、知っているからこそ虚を衝こうとするのだ。


 ヴェンゼロスには、この海域において地の利がある。少なくとも、本人はそう思っているはずだ。

 ならばこちらの虚を衝こうとして、夜襲に出るのは当然の帰結と言えた。

 

「奇襲のつもりだろう。仕方ないさ」


「予定通り、逃げるか?」


 ヴァレンスは慌てず、風向きを読んでいる。

 単純に逃げるだけなら、東へと流れる潮流は都合が良い。

 けれど敵が夜襲を選んだからには、こちらが東に退く事も想定しているだろう。

 逃げるにしても、定石通りとはいかないようだ。


「どっちへ逃げる?」


 俺の問いに、ヴァレンスはニヤリと笑って答える。


「前へ」


「いいね。だけど、その前に……」


 ヴァレンスに頷いた俺は、船縁にいるディアナに声を掛けた。

 彼女は座って酒を飲んでいる。


「柔らかな月光に輝く頭蓋骨。素敵だねぇ、沁みるねぇ……フヒヒ」


 自分の正面に置いた頭蓋骨をペチペチと叩き杯を呷るディアナには、基本的に誰も近づかない。

 魔術師ならあんな姿を魅力的だと思う者もいるが、一般的な兵士達には彼女が狂人にしか見えないのだろう。

 たまに口説かれることもあるらしいが、元々が男であるディアナは、


「キミの頭蓋骨も引っこ抜くよ」


 と言って追い返しているという。

 そりゃあ、誰も近づかなくなって当然だ。


「ディアナ、ちょっと敵の数を知りたいんだ」


「まあまあの数に囲まれてるよ」


 左右で色の違う瞳を俺に向けると、ディアナは杯を持ったまま立ち上がった。

 頬が朱色に染まっている。

 ベロベロという程ではないが、ちょうど良い感じに酔っているのだろう。彼女は嬉しそうに笑った。


「フヒ……月と死体と酒と……人生に必要なのはコレだけさ」


 そのうち一つは絶対に違うと思いつつ、改めて俺はディアナに問う。


「ディアナ、その位置を知りたい。光球の魔法を使ってくれないか?」


「おっけぇ〜〜い」


 人差し指と親指で円を作ると、ディアナは呪文を唱えた。

 それから懐に手を入れ、いくつかの丸い玉を取り出し、宙へと放る。

 先日、山中で使った魔法の拡大版だ。

 あの時のディアナは魔力が枯渇していたから水晶玉一つで力尽きてしまったけれど、本来の彼女なら、辺り一帯を昼間のように明るく出来る。

 もっとも、その代わり他の魔法を使うことは出来なくなるだろうけれど……。


 煌煌と照らされた海原に、無数の船体が浮かび上がった。

 それは前方に二隻、右舷に二隻、左舷に二隻、後方に三隻といった具合だ。どれも、こちらの艦より小さい。


「どうだ、ヴァレンス?」


 俺は苦笑しつつ、ヴァレンスに言った。


「やはり、前にしか行けんな。いっそ戦ってもいいが……」


「勝算は?」


「やるなら、負けん」


「互いの犠牲は?」


「出るだろう」


 そういうことなら、却下だ。

 俺は首を左右に振る。


「予定通り、逃げよう。ただし、多少の攻撃は必要だろうね」


「うむ……」


 ヴァレンスは顎に指を当て、ぐるりと周囲を見渡した。


 方針が決まると、ヴァレンスの行動は早かった。

 最大戦速で前進しつつ、射撃準備を整える。 

 俺はそれを他の二隻にも伝達するよう信号手に命じ、船首に立った。


 帆を完全に降ろし、両舷の櫂を目一杯動かして進む。

 白波が弾け、左右に分かれる。海の流れに逆らって、艦は矢のように走った。


 ヴァレンスの意図は、すぐに分かった。

 反転などしようものなら、東から西へと流れる潮流を利用したゼロス艦隊に、すぐさま追いつかれるだろう。

 だからといって風に任せて南へ向かえば、やがて岸にぶつかる。北は逆風だから、論外だ。

 そうなると、正面に敵がいようが、向かう先は西しか無い。


 何より西へ向かえば、こちらに交戦意思があるとゼロスは思うだろう。

 そこにこそ、逃げる隙が生じる。

 

「私も、逃げるなら前へ進むしかないと思ったよ」


 ヴァレンスの肩を軽く叩くと、彼は笑って答えた。


「本に、似た様なことが書いてあった」


 グングンと敵船の姿が大きくなる。それと同時に敵の陣形が、崩れ始めた。

 直進するこちらを避けるように前方の二隻が南北に別れ、広がっている。

 こちらの接近を許さないようだ。

 多分、ヴェンゼロスが前回のことを覚えていたのだろう。

 多数で囲んでも、局地的な数が下回れば負けることを。


 こうなれば都合がいい。

 開いた隙間から、俺達は艦隊を逃がす。

 敵が反転回頭した所で時間が掛かるし、その間に適度な距離を取れる。

 ただし、何もせずに逃げるという訳にもいかない。

 やるべきことは、きっちりとやらせてもらう。

 

「射撃用意――撃てっ!」


 テオドラの凛とした声が響いた。

 バリスタから巨大な矢が放たれ、投石機からも岩が飛ぶ。


「「撃てっ!」」


 テオドラの号令を、兵達が復唱する。


 他二隻の軍艦も、それぞれに砲撃を開始した。

 敵からも石や岩が飛んで来るが、それらは全て水の中に落ちている。


 魔法の光に照らされて、テオドラの鎧がキラキラと輝いていた。

 敵からすれば、さぞや目立つ標的だろう。

 それでも当てられないのは、移動する船の上から狙い、しかも風が吹いているからだ。


 敵の中には彼女ほど目立つ装備の人物はいないが――それでもテオドラは、一発も敵に見舞えないことを詫びていた。


「命中弾を与えられず、申し訳ありません、提督」


「いいさ、もともと誰も死なせない為の戦いだし、こっちに被害も無いんだ」


「はぁ」


 気の無い返事をするテオドラには、作戦の全体像を教えていない。

 だから敵を撃滅しないことの意味が、いまいち分からないのだろう。


 戦闘が一頻り終ると、俺は自室へと戻った。航海日誌に今の出来事を書く為だ。

 何か釈然としないといった表情のテオドラが後に付いてきて、口を開いた。


「アレクは敵を殺す気が無ぇのか? なんでだ?」


 最近のテオドラは、二人きりだと思いっきり砕けた口調になる。

 というより、兵がいる前では俺を立ててくれている、と言った方が正解か。

 落差が激しくて困るが、もともと彼女は皇帝の娘。兵達の前では、俺に精一杯の気を使っているのだろう。

 なので二人きりだと、立場が逆転するのだ。

 もっともテオドラはそれが不満らしく、「妻に礼儀なんて不要だ」と言ってくるが。

 いや、そもそも妻って誰だよ……。


 とりあえず、俺はテオドラの質問に答えた。


「マーモス諸島を掌握するには、必要なことですから」


「うーん……だけど裏切ったヴェンェロスには、相応の報いが必要だろ? 生かしたままじゃ、アレクが舐められるんじゃねぇか?」


「自分の欲得の為に裏切る人間なら、見せしめに殺すことも必要でしょう。だけど他者の為に戦う者を殺せば、それはより大きな諍いを生みます」


「……そういうもの、か?」

 

「姫は自分を守ってくれた家族を殺した相手と、仲良くしたいと思いますか?」


 俺の質問が、唐突だったのかも知れない。

 あるいは、皇族という立場の人間にとって、別の意味を持っていた可能性もある。

 テオドラは首を捻って考え、そして言った。


「そうせざるを得ないことも、あるだろう。運命ってのがあるのなら……」


 ◆◆


 一夜明けると、敵の姿は豆粒程度の大きさになっていた。

 なっていた――なんて言うと勝手にそうなったようだが、実はこれを狙っていたのだ。

 付かず離れず牽制しつつ、敵をアイロスの港に入れない。

 そうしているうちに、別働隊がこの海域に来る。

 だから後は、このまま時間を稼ぐだけなのだ。


 しかし敵はやはり、こちらを攻撃したいらしい。

 幾度も突出しては、両翼を伸ばしている。

 理想としては、やはり包囲したいのだろう。

 だが、今、艦隊の位置は逆転している。こちらが西で、あちらが東。

 だから敵がこちらへ向かってくる為には、人の力がかなりの割合で必要だ。

 逆にこちらが攻めようと思えば、潮流の力ですぐに敵へと至るだろう。

 

「北上する」


 甲板から船室へ戻ろうとする俺に、ヴァレンスが言った。

 意図は、より有利な位置へと艦隊を移動させる為だろう。

 俺は頷き、船室へと戻った。


 昨日から眠っていない。

 だから落ち着いた今、少しでも寝ておきたいのだ。

 同じく眠っていないヴァレンスには悪いけど、俺は兜と胸甲だけを外し、寝台に転がった。


 だが、なかなか眠れない。

 船の上で眠ることに馴れていないのではなく、敵が見える位置にいて眠ることが少し恐い。

 もしも寝ている間に敵が来て、目覚める間もなく首を斬られてしまったら――そんな想像が脳裏を過る。

 もちろん、そんなことにはならないだろう。

 分かっているが、それでも死が身近にあるというのは、恐いことなのだ。


 二度、三度と寝返りをうつうち、誰かが部屋の扉をノックした。

 眠りたいが、誰かと話したい。相反する気持ちだったので、俺は快く言った。


「開いてるよ」


 声を掛けると、テオドラが入ってきた。

 これは少し予想外だ。どうせディアナだろうと思っていたのだが……。


「なあ、アレク」


 慌てて身を起こすと、テオドラは両手を前に突き出し、「そのままで」と言ってくれる。

 そう言われても、若い女子――しかも皇女の前で、怪我も病気もしていないのに、横になったままというのもマズいだろう。

 俺は上半身を起こし、寝台の外に足を出した状態でテオドラに椅子を勧めた。


「まあ、座って下さい」


「疲れているのに、すまねぇな。だけど気になることがあって……」


 テオドラは、寝台の横にある椅子に座った。壁の棚にしまってある酒瓶を見つけ、苦笑している。


「ディアナのヤツ、酒をどこに隠したのかと思ったら……アレク、アイツにあんまり酒を飲ませるなよ」


「いや、分かっているんですが、飲まないと船に酔うそうで」


「船に酔わなくても、酒に酔ってるだろ」


「まあ、そうなんですけどね」


 それから一呼吸置いて、テオドラは言った。

 彼女は両手を膝の上で組み、眉を顰めている。


「実はさ、ずっと気になっていたんだけど……港でガブリエラを見た気がするんだ」


「ああ……」


「昨日の三番艦の動き、妙に早かっただろ? 特に砲撃なんかがさ……そりゃアイーシャ姉が指揮してるんだから当然かもしれねぇけど、なんか、それだけじゃねぇ気がしてな」


「確かに、敵を寄せ付けない攻撃は見事なものでしたね。ですが……」


 どう答えたものか、正直悩む。

 テオドラがガブリエラを良く思っていないことは、知っている。

 けれどだからと言って、ガブリエラがこの場にいるから、テオドラが何かをする――ということも無いだろう。

 単なる興味本位であれば、正直に答えればいい。

 けれど、それを後で兄であるユリアヌスに語られたら問題だ。

 テオドラがガブリエラを気にする理由を、この際だから、はっきりと聞いておきたい。


「なぜ、気になるのですか?」


「……アイツはそんなに、その……アレクのことが好きなのかと思って」


「はい?」


 俺は聞き返した。

 またガブリエラが、とんでもない誤解をされている。


「だから、アレクの後を追ってくる程アイツが本気なら、この艦に乗せてやれねぇかなって……だって、可哀想だろ」


「ぷっ」


 思わず、ガブリエラが哀れ過ぎて笑ってしまった。

 俺のことが好きだと思われてるなんて、大惨事ですよガブリエラさん。

 アイツがここに来た理由は、どうせ退屈だったからとか、そんな理由に決まっている。

 あとは戦いたかったとか、そんなガチムチな理由だ。

 それなのにテオドラさまときたら、こんな勘違いをしてしまうなんて。


「わ、笑うことねぇだろ!」


「いや、笑いますよ。だってテオドラさまとガブリエラは、仲が悪いと思っていましたから」


「そりゃ、仲良くはねぇよ! でもな、逆の立場だったらって思うんだ。アイツがアレクと二人で出征して、自分が待ってるなんて……そんなの死んでも嫌だから、気持ちが分かっちまうんだよ」


「……そうですか……ぷくく」


 俺は口元を隠しながら、頷いた。

 もう、笑いを堪えるのが辛過ぎる。

 ガブリエラ乙って感じだ。

 とはいえ、こんな誤解をされたままでは、俺が困る。

 俺は男と恋に落ちる趣味は無いし、ガブリエラだって恋に落ちるべきは美女であるべきだ。

 ガブリエラが美女と恋に落ちれば、俺は落ち葉舞い散る観葉植物として、そっと見守っていようと思う。


 うん、それが良い。

 そうでなくてはならぬのだ。


 なので俺は頭を掻きながら、説明を始めた。


「誤解です、姫。そもそも私とガブリエラは、親友なのです」


「しんゆう?」


 テオドラ姫は大きな目を更に大きく見開いて、身体を前に乗り出した。

 彼女の語彙に、「親友」という言葉は無いようだ。

 生まれ持った皇族であれば、確かに対等な立場の者などいないだろう。

 だから首を傾げ、「しんゆうとは?」と言っている。


「親友とは、そうですね。誰よりも仲がよく、その者の為なら命も惜しみませんが――決して恋愛対象にはなりません」


「それが、しんゆう」

 

 両膝の上に置かれた手が強く握りしめられている所からも、テオドラは、かなり真剣に話を聞いているようだ。


「そうです、親友です。姫には、親友と呼べる者がいらっしゃいますか?」


「ええと……アイーシャ姉?」


「ああああぁっ! それはいけません、テオドラさまっ! アーウチッ! アーウチッですぞっ!」


 俺は頭を抱え、前後に大きく揺れた。

 テオドラとアイーシャの二人がイチャイチャしたら、それはもう最高だ。

 そんな百合を見たいと願う俺に、なんという絶望を浴びせるのか――この女はっ!


 テオドラはビクンッとその場で弾み、恐る恐る俺を見た。


「アイーシャどのは、テオドラさまの姉でしょう? つぅまぁりぃぃィィ、お姉様でしょうがァァッ!」


 恐らくは血走っているであろう目で、俺はテオドラを見る。


「は、はひ……アイーシャ姉は、お姉様……で……す」


 ブルブルと震えながら、テオドラがコクコクと頷いた。


「よろしいッ」


 危ない所だ。テオドラとアイーシャの二人は、中々の逸材である。

 まあ、親友としてのヴァァディィィイタァァッチィから進展する百合というのも、ナカナカ良いものではあるが……。


「じゃあ、アレク。結局のところ、親友ってのは何なんだ?」


 おっといけない。

 テオドラさまの質問に答えている最中だった。百合脳は封印だ。


「そうですね、仲の良い兄妹――と例えても良いですね」


「なら……兄上……ユリアヌス……とか?」


「姫はユリアヌス殿下のことが、お好きですか?」


「うーん、そりゃ嫌いじゃないが……」


「では、ユリアヌス殿下が危険な場所にいたら、助けたいと思いますか?」


「それは、思う。仕方ないだろ、兄だぞ」


「では、同じです」


「は?」


「だから、同じような感情です。私とガブリエラの関係は、それに近いものでしょう」


 ここまで話すと、テオドラさまは両手の平をパンと合わせ、頷いた。


「そ、そうか! そうか! そういうことか! じゃあ、あたしがガブリエラに遠慮することは、何もないなっ!」


 それからテオドラさまは鎧を脱ぎ、鎖帷子を脱ぎ、衣服を脱ぎ……って、え?


「え、え? テオドラさま?」


「そんなに畏まるな! アレクはあたしの夫になるんだから! あ、そうか!」


 ズボンを脱ぎ捨てたテオドラさまは、何かを察したように扉へと向かう。そして鍵をガチャリ。


「これを忘れちゃいけねぇな! 誰かが入ってきたら大変だもんな!」


 いや、違う。そこじゃない。


 俺は慌てて立ち上がり、下着に手を掛けたテオドラさまを止める。


「い、今は戦闘中ですから」

 

「むう……そうは言っても……」


 肌着だけになったテオドラさまが、顎に指を当てていた。

 胸の大きさは足りないが、しっかりとくびれた腰や膨らんだお尻が、彼女に色香を与えている。

 そもそも彼女は、美女名鑑に名を連ねる存在だ。

 それが皇室贔屓の編集者の手によるものだとしても、まったくの出鱈目なんかじゃないことは、目の前で証明されている。

 というか、俺が証明出来るようになってしまった……。


「そ、それに、私とテオドラさまが、そんなことになったら、多分ガブリエラは怒ると思います」


「なんでだ? だってさっき、あたしが兄上を想うのと同じだと言っただろう? あたしは、兄上が誰と結ばれようが、一向に構わねぇぞ」


「うーん……」


 俺の顔を覗き込み、僅かに悲しい顔をしたテオドラさま。


「多分な、それはアレクが、ガブリエラのことを好きってことだ……だからそう思うんだよ……」


 俺は首を大きく左右に振って、否定した。


「それは、ない」


「だったらせめて、あたしの事もテオドラと呼んで欲しい。ガブリエラだけガブリエラなんて……じゃないと――不公平だ。だってどっちも、アレクから見れば高い身分の者なんだろ?」


 腰に手を当て、赤銅色の髪を掻き上げるテオドラは、細い眉を吊り上げている。


「ふぅ……分かりました、テオドラさま」


「テオドラ」


「分かったよ、テオドラ」


「よし……ま、今日の所は、こんなもんか……じゃあな、アレク」


 そう言いながら、脱いだ鎧を身に着けるテオドラは、少し寂しそうだった。

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