第三十二話:ハーレムは魔導帝国領では常識です
野営地に待機していた夜番担当の亡霊部隊に"教会対策"の指示出し、後は夜が更けるのを待つだけという時間。普段であれば"日課"の魔獣狩りと困窮している獣人国向けの食糧の調達に勤しむ所ではあるのだが……。
ほんの少しばかし徹底的に魔獣を狩り尽くし糧にしすぎたせいか、近頃は近場の魔獣の住処を弱者の肉体で無防備を装って歩き回ってもめっきり襲われなくなってしまった。
魔獣の中にも一定の社会性を持つ者はいるし、情報のやり取りをする者もいる。黒錆の大剣を所持という分かりやすい特徴を持つ私のことをお尋ね者として警戒してしまうのも当然なのかもしれないな。
そんな中、私に出来ることはと言えば、朝日が昇るまでただひたすらダインソラウスを素振りし続けるくらいなのだが、ここ最近は新たな日課が生まれつつある。
脇目を振れば、意味もなくねじり切り倒したばかりの新鮮な丸太に腰を落ち着けているエルフ、ブルメアが見える。頬を突きながらただじっと私の修練の様子を見ているのだ。
「そろそろ野営地に戻ればいいだろう。睡眠をとらなければ明日の作戦に差し支えるぞ」
教会がブルメアを狙っている以上、作戦の要は囮役となるのはブルメアだ。彼女の働き次第で今後の展開は大きく変わってくる。
「べっつに~? 誰かさんのせいで、疲れてない時なら二日間くらいならず~~~と起きてられる身体になっちゃったもんね~」
訓練された戦士ならばその気になれば三日三晩戦い続けることも可能だ。無論、それはただ単に肉体のあげる悲鳴をひたすら無視し続けているだけであり、つまるところただの気合と根性で何とかして、今後発生しうる問題を先送りにしているだけにすぎない。
「休息はとれる時にとるものだぞ。次はいつ休めるのかも分からないのだからな」
「私は誰かさんが休んでる所を一回も見た事がないんだけどなぁ~。全然説得力ないよね~」
などと悪態をついてくる始末。もしや眠りという生理現象と無縁であるゾンビとエルフの身体構造の違いの説明からしなければならないのだろうか。実に困ったものだ。
「……」
と、いつまでも無駄話に興じていては集中も乱れる。ブルメアのことは程々に無視して修練に戻ることにした。
「あ、そう言えば、今夜のゾンヲリの剣の振り方、今までと結構違うよね。なんだか、ちょっとぎこちないっていうか。どうしたの?」
ここ最近のブルメアは妙に目聡い所がする。普段私が用いている剣技の型の違いなど、門外漢であれば普通は認識することすらもできないはずのものだ。
いや、それほどまでに強い違和感を抱かせてしまったのか。
「よく見ているな。これは飛竜狩りのハルバの剣技だ。と言っても、ただの見様見真似の紛い物であって飛竜狩りの使っていた本来の技とはかけ離れてしまっているが」
「ふ~ん、どうしてそんな事するの?」
「相手のクセを学び隙を知るため、使える技なら会得するため、理由は様々あるが、強いて言うならもしも"次"があった時に負けないためだな」
尤も、ブルメアに指摘された通りだ。私には飛竜狩りの剣技は全く合わないし、極意を得るに至れそうにもない。
彼の剣技はただ考え無しに力任せに振るって隙だらけであるように見えて実はそうでもなく、粗暴なようで繊細さも併せ持っている。それでいて、大抵の剣技にはある程度クセや傾向というものがどこかに出てくるはずなのに、飛竜狩りの剣技には全く見えない。そして、同じ技を二度と繰り出してくることもなければ、その場その場で次々と新しい発想の技や型を繰り出してくるのだ。
それは、これまでの戦いで見て覚えた技を取捨選択して用いている私とは全く違う領域にある。
「それで、次があったらハルバさんに勝てるの?」
「恐らく、勝つことは不可能だ。少なくともグルーエルより弱い肉体では剣を打ち合うことすらもままならないだろうな」
飛竜狩りの剣技を一言で称するならば、天性のセンスとしか言いようがなかった。事実、私は一晩中戦い続けても飛竜狩りの剣技を完全に見切りきるに至らず、一度たりともまともな反撃を加えるに至れなかった。
そして、飛竜狩りはこれからも肉体的にも技術的にもまだまだ強くなり続けるだろう。仮に強者の肉体を得ても腐り衰えて行く一方の私と違って。
「そっか」
ブルメアの声の調子からは僅かばかしの落胆の色を感じられた。
「思いのほか私が大したことがないと知れて、飛竜狩りの誘いを蹴ったことに後悔でもしたか?」
「もう、ど~してゾンヲリはそ~いう風にイジワルを言うかなぁ。それはさぁ、ゾンヲリには一番強くあって欲しいかなって思うよ? だって……」
ブルメアはそこで言いよどんでしまう。
「だって、がどうしたのだ?」
「な、何でもないです~」
……一番か。世界は広い、肉体的にも技術的にも全盛期であった生前の私でさえも、剣の腕では一番になれたことはなかった、はずだ。それに、先日オウガにミンチにされてきたばかりなのはブルメアも知っている事だろうに。
それでも"一番強くあれ"と言うのだから、全く、好き勝手なことを言ってくれる。私より強い者など人間という枠組みだけに絞っても両手の指の数では数えきれない程度にはいるというのに。
そんな中、ただこうして持て余した時間に素振りし続けた程度で強くなれるのならば世話もない。尤も、それだけで強くなれてしまう才覚を持つ者が目の前にいるのだから、中々に理不尽な話だろう。
「……はぁ、すっかり興も削がれてしまったな。私はこれで鍛錬を止めにするが、貴女はどうするつもりだ?」
既に腕や足腰の筋肉がダインソラウスの重量と運動負荷に耐え切れず裂けてしまっているし、結局こうして長々とブルメアと無駄話をしてしまっては集中も維持できない。
私が鍛錬を続ける間ブルメアが休息をとらないというのならば、致し方ない。
「じゃあ、また弓のこととか、色々教えて欲しいな!」
などと言われても困る。
確かに、素人と比べれば弓も使えなくはないが。実の所、私は弓の扱いに関してはそれ程得意というわけではない。例えば本職のように視界の果てで高速で動く目標に対して速射遠当てするような芸当はできないし、そこそこの遠距離攻撃ならば"投石"や"投擲"で足りてしまうことが多いので積極的には使っては来なかったのだから。
「少し前に"三連速射"を教えたばかりだろう。それすらも使いこなせもしないうちに次の技は――」
3本の矢を同時に射出する三連速射は弓術の基礎ともいえる"初伝"の戦技だ。シンプルではあるが、これ一つをとっても洗練していけばほぼ別の技と成りえる程に奥は深い。
「えいっ」
突如背後から三本の矢が飛来する。私の右目、左目、心臓部。いずれもいわゆる人体の急所の位置を丁度貫通する非の打ち所がない適確な狙いだ。無論、当たってやる道理もないのだが。
「うわ……後ろから射ったのに全部掴んじゃった」
亡霊部隊にはいつでも隙あらば私に攻撃を加えても構わないと伝えている。これも常日頃から致命的な不意打ちに備えるための措置だ。尤も、実際に私に対して攻撃を加えた者は今の所ブルメアしか知らない。
「矢の無駄使いはするなよ」
「だからゾンヲリに射ったんだもん」
一応手袋越しとはいえ、ゾンビである私が触れたモノには疫病や腐敗属性が付与されてしまう。つまるところ、衛生管理上の危険物となってしまう可能性があることを承知しているのだろうか。
ある種の伝染する毒矢として使うのならば非常に強力な部類の攻撃法ではあるのだが、私が敗北した時のための保険のためとはいえ、安易に疫病に頼った結果が今回の騒動や火種となってしまっているのだから。
「それで、どうかな?」
ブルメアは駆け足気味に近寄ってきては、上目遣いにも似た笑顔を浮かべてみせてくる。ネクリア様がたまにやるような露骨なワザとらしさを感じさせず、距離感も近い所がまた、目に毒で困った。
「そうだな、驚くべき上達具合だ。それだけ使えればもう"狩り"には困らないだろうな」
狩りとは、一方的に生を摘み取る行為。つまるところ、狩る者と狩られる者という完全な優劣がついた上で執り行われる搾取だ。
「うっ、またゾンヲリがいつものように含みのある言い方してる……。私だって結構強くなってきたと思うんだけどな……」
無論、単純に強くなればなるほど狩ることのできる相手は増える。しかし、"戦い"という場においては強さや弱さとは全く関係のないモノだ。完全な優劣を決定づける、あるいはつけられないために命あるモノは必死に争い抗う。それが戦いだ。
例えば、ただの一匹の小さなゴキブリが食われることを是とせず、足長蜘蛛を噛むことはあれば、好奇心に満ちた猫をも殺すこともあるのだから。
それは、勝てる戦だけを一方的に押し付ける"狩る"という行為とは正反対に位置する。負けることに抗い戦い続けるための鋼の意志と技術が求められるものだ。
強くなる、というのは戦うための一つの手段でしかない。
「……」
ブルメアに戦いの覚悟を求めていいのかどうか、私には未だに判断できない。既に市長の奴隷という身分からも解放され、選択する自由を手にしている今、彼女が戦わなければならない理由などもうとっくになくなっていたはず。
だというのに、わざわざ私達の、それも殆ど勝ち目などない無謀な戦に自ら巻き込まれようとしてくる。散々無茶ぶりをやらせても諦めが悪すぎるのか乗り越えてきてしまう。
その結果が教会に狙われるという馬鹿げた話にも繋がっているのだから。
「また、幾つか質問をするが構わないか?」
「いいよ」
「何故飛竜狩りの誘いを蹴った? 多少エッチな所はあっても控えめに言って貴女にとっては悪い話ではなかったはずだが」
顔はイケメンで高名で精力があってお金持ちで見ず知らずの女性の為に剣を振える高潔な精神性も持ち合わた冒険者の庇護下で過ごす。ネクリア様的には理想の2歩手前くらいまでには来ているし、これ以上の好待遇を見込むのは私が知る限りでは現状困難を極めている。
「いや、多少エッチなのって結構問題だと思うんですけど……やっぱりそういうの、嫌だし」
……どうも、ネクリア様を見続けてきたせいか少しばかし感覚が麻痺してきたか? いや、どちらかと言えばブルメアが少しばかし潔癖なだけなのか? いや、そこはあまり重要ではないか。
「む……では飛竜狩りのエッチなところが不満だったから蹴ったと?」
「ううん、別に嫌いだからとかそういう理由じゃないよ。ハルバさん、話してみるとそこまで悪い人じゃないって思ったし……スケベだし、グフフッとか言いながら鼻の下伸ばして胸とかすっごく見て来なければカッコイイ人だとは思ったし」
……そこは、男としてついつい視線が下に吸い寄せられてしまうのは仕方のないことではないのか? い、いや、そこは私も気を付けねば。
「では何故だ?」
「う~んとね、話していて思ったんだ。もし、ハルバさんの元について行ったら、ハルバさんは私に戦い方を教えてくれるのかな……て」
「私が一目見た限りでは、誰かに戦い方を教えるというような物好きそうな人間には見えなかったな。冒険者として同行する以上、貴女に求められるのは純粋な戦力としてか、あるいは……まぁ、そういうことになるだろう」
「うん、だよね~って思ったの。でも、私ってまだ"戦闘"だとゾンヲリの足を引っ張っちゃうくらい、弱い……よね?」
「そうだな。はっきり言ってしまえば、私が求める戦力の水準にも到底達していない」
「うっ……そうバッサリ言われると傷付くよ。これでもすっっっっごく頑張ってるのに……」
「貴女の頑張りは私も認める、いや、むしろいささか頑張りすぎと言ってもいい。だが、戦において重視されるのは結果だ。どれだけ鍛錬し研鑽を積もうが、戦場で多くの敵を切り殺そうが、命を賭そうが、勝利という結果を残せなければ全て同じこと」
命と人生を無駄に消費するだけだ。
「……だから、ゾンヲリはハルバさんの所で経験積んだ方が安全だって言いたいんだよね」
「そうだな。貴女には長命種族であるエルフが持つ長い時間がある。飛竜狩りの元で過ごす時間も、貴女にとっては卵からかえったヒナ鳥が新しく巣作りを始めるまでの様子を眺めた程度の些末な一時だったろうに」
……尤も、主語を飛竜狩りから私に代えた場合は、卵から孵ったゴキブリの一生を眺めるようなものになる、か。小鳥には感慨や情がわくかもしれないが、地を這うムシケラ如きに情などわきようもないだろう。
「一緒に居た時間とか、寿命とか、種族とかの違いってそんなに大切かな?」
「さてな、種族どころか住んでる場所の違いだけで殺し合いを始めるくらいには大切に思っている者は少なくないようには見えるがな」
「もう! ゾンヲリってばま~た誤魔化そうとしてる。ゾンヲリはどう思ってるの?」
「飢えた野獣が獲物を狙う際、わざわざ種族や地位や生きた年齢を選んで喰らうと思うか? 重要なのは"目の前の獲物"が喰らえるか、そうではないかだ」
戦士とは、他者を踏み付けにしてでも己の信じる道を突き進むために剣を振うだけでいい。下らぬ枠組みに囚われ剣が鈍るようでは喉元を刃で引き裂かれるだけだろう。
「むむ、またゾンヲリってば分かりにくくて回りくどい言い方してる!」
「あ~……、そんなものにさして興味はない。と言ったらいいのか? エルフという種族と貴女という個人の在り様は恐らく全くの別物なのだろうし、ネクリア様一人を見て魔族の全体像を掴めるわけもないように。結局の所、百ほどある下らん噂を信じるよりも直接会って話した方がその者を押し測る上で認識に齟齬がでないだろう」
狼は何故強いのか、強いから狼なのではない。生き残って来た狼達が強かったからこそ狼という種は強くなったのだ。夜狼という種族の枠組みだけで夜狼という個体を侮ると、歴戦の強者個体と遭遇した際に痛い目を見ることがあるようにな。
種という枠組みで個を分かったつもりになれば足元をすくわれかねないし、逆もまた然りだ。尤も、私もやりがちな過ちなのだが。
「あ、それなら私もゾンヲリと同じ考えだね。えへへ」
とても私と同じことを考えてるようには思えない朗らかな笑顔をブルメアは浮かべていた。
「で、話を戻すとそれが飛竜狩りの誘いを蹴ったことと何の関係がしているんだ?」
「多分ね、私はハルバさんにとってはただの女の人の一人になっちゃうから、かな。ハルバさんにとってのトクベツってもう決まってるから」
「特別? それは一体どういう意味だ?」
「えぇ……。分かんないの? ゾンヲリ」
「ああ。今どき一夫多妻は珍しいことでもないだろう? 少なくとも私には彼にはそういう欲求と甲斐性のある人間に見えたのだが」
「ハーレムが普通なわけないでしょ! 幾らなんでもふざけてるなら怒るよ!」
「あ、ああ、すまない。だが、魔族国では多夫多妻が成り立っているし、確か、帝国法でも禁止されていないどころかむしろ積極的に推奨されていたはずなのだが……」
魔王様が直々に大乱交を推奨している魔族国はともかく、帝国においても一夫多妻が推奨されている理由には諸説がある。
主に、親の持っていた魔法力などといった才能がある程度は子にも継承される、いわば血統至上主義的な宗教が信仰されていることもそうだが。長い魔族との戦争で前線に駆り出される精強な騎士や英雄達の多くが戦死して人材不足に陥っているという問題がある。そして、一番戦死しやすい最前線に出るのは体力的に自信のあり、反魔法金属で作られた重装鎧を装備できる膂力を持ち、武器の扱いに優れた者が殆ど、つまり大半が男だ。
ともなれば、強者の子を沢山獲得できる一夫多妻という制度を採用するのは合理的な判断だろう。
「とにかく! ハーレムなんて普通じゃ考えられないんだから!」
「……ああ、そうか。そういうことか。それは、すまない事をした」
エルフは長命種族だ。それこそ、何百年と共に寄り添う事を前提としたお付き合いになるし、繁殖するにもある種の根気が必要な部類の種族だと言える。その上、淫魔達程色々とはっちゃけているわけでもないとなると、誰か一人を見初めることをかなり重要視していてもおかしくはない、か。
……失念していた。いや、もっと早く"常識"の違いに気付くべきだった。
「本当に? 本当に悪いと思ってる? ゾンヲリ」
「ああ、貴女にも、飛竜狩りの従者。確かイサラだったか? にも悪いことをしたと思っている」
「じゃあ、はい、そこに座って。ゾンヲリはエルフの女の人達を不安にさせた責任をとってください」
ブルメアに言われるがままに丸太に腰をかけることになる。そして、その隣にブルメアが座る形になった。
「い、いや、待て。私にどう責任を取れと言うのだ」
「もう今夜は一晩中私に付き合ってもらうんだからっ」
じっと瞳を覗かれるのはあまり好きではない。目は口より雄弁に語るし、意図を隠し通すのは難しいのだから。
妙な雰囲気に耐え兼ねて思わず席を立ちかけた所をブルメアに腕を掴まれた。
「い、一体何を考えている」
「クス、当ててみてください」
敵の予備動作や殺気から攻撃を察することは出来る。だが、そういった意図は感じられない。そう、パッと見た限りでは笑いを堪えながら私をからかっているようにしか見えないのだ。
「あ、ゾンヲリってばま~た目を逸らした。いっつもあれほど敵から目を離すなって言ってるクセに」
私にだって苦手なモノの一つや二つはある。特に、至近距離で女性の目を見続けることに良い思い出がない。なんせ、魅了凝視で痛い目に遭ってからそう日も経ってないのだから。
第一これでは淫魔と大差ないぞ。魔術的作用がないだけむしろ性質が悪い。
「からかうのもいい加減にしてくれ」
「あ、バレちゃった?」
……本当にからかっていただけなのか。だとすれば末恐ろしさを感じさせるものがあるな。
ネクリア様が悪ノリしている時と比べるともはや天然そのものにしか見えなかった。普段の様子と比べても分かりにくかっただけに、実に心臓に悪い。まぁ、心臓は既に止まっているのだが。
「なら、気が済んだのか?」
「そんなわけないでしょ。だから、はい、始めに今日あった事の愚痴をゾンヲリには一晩中聞いてもらうんだから」
「……勘弁してくれ」
正直、そんな事より重要な話や仕事はもっと沢山ある。明日の作戦の詳細だとか、万が一しくじった時の次善策の用意であるとか。
……とはいえ、ブルメアが作戦の要であることは事実。ならば愚痴を聞くだけで彼女の精神が安定し、作戦の成功率が高まるというのなら、致し方ない、か。そのうち勝手に話疲れて寝てしまうのならばそれもいいだろう。
しかし、大して反応もしない私に愚痴など話して面白いものなのか? という私の憶測に反して、ブルメアは嬉しそうに今日起こった出来事の愚痴を言い続けていた。
ついにねんがんの1000ポイントをてにれたぞ
これでまた、神々にさらなる奉仕ができる
ニア むかつくので評価を★2に変更してやる
ブックマークをはがしてやる
あ、そう関係ないね
通報しててでもBANしてやる!
に震えながらサクーシャは日頃のアドセンスクリックに感謝しております。
なお、次回はブルメアさんの愚痴の中身という名の回想になる模様。




