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穴はどこだ?★




 とある方への感想書き書き中にちょっとノートの話をしたらば、なんだか無性に大昔の宝物を掘り返したくなってしまった。

 イラスト(落書き程度のものまで)・小説(時々部分的にマンガ)をしたためていたノート・それらの物語の大元となるプロットノートだ。



 宝物①イラスト


 自分で描いたもの、いただいたもの、ちょうだいとゴネて友達からGETしたもの、プリントの裏やチラシに描いたラクガキまで、気に入ったものはすべてとってある。

 昔はね、ほらね、完全アナログだったから。

 ……わー、よくこんなのヒトに見せてたなあ。

 うひゃあ何これひどい。歪みまくり。あれ手の角度が……。か、顔があああああ(悶絶)

 うう、穴があったら入りたい。でも捨てられない。



 宝物②物語を綴っていたノート


 一番最初に物語を書き始めたのは、確か中学生の頃。(それより先にノートにコマ割りしてマンガ描いてたけど)

 モノはさすがに残ってなかったけれど、高校の時に書いていたノートは出てきた。

 中学ノートと違ってなぜ処分もせずに残っていたかというと、友人たちの感想が書かれているから。


 お世辞にも綺麗とは言えない手書きの字で、今よりも全然全然全然……な文体でしたためたノート小説を、一冊できあがる度に読みまわしてくれる友人たちがいた。決して強要していたつもりはないのだが、読んでくれた後はみんな『あとがき』の後に各々感想を書いてくれた。(読んだら書かなきゃ……という気分にでもさせてしまっていたのかな? だとしたら申し訳ないことをしたな……)

 「えっ、できたの? テスト前だけど読む~。◯◯ちゃんの後に借りるね!」と喜んで(るように見えたのだ当時は……)持って帰って次の日には感想付きで私のもとに返ってきている、か別な友達のもとへ回されている。

 みんなのこの感想コーナーを見るのが私はとても嬉しくて、テスト前だというのについつい続きを頑張って書いたりなんかして……。

 こんな宝物、何年経っても到底捨てられるわけがない。おわかりいただけるだろうか。

 ちなみにこのノート、修学旅行まで持っていって書いていたのを覚えている。そしてそれは友人たちの間でも予想されていたらしい(笑)


 今見ると恥ずかしすぎて有り得な過ぎて悶え死にそうな内容のこのノート小説、みんなよく読んで(感想まで書いて)くれてたなあ……と感謝しかない。

 でもやっぱり穴があったら入りたい。


 さちこ、たか、ともみちゃん、けーこ、かよちゃん、みずほちゃん、かおりちゃん、まさこ、みき、みかこ、じゅんこ、みなこ、あき、なかた、あきこ、あゆみ、えりこ、かよこ、ももんや(……はい。女子高です)

 本当にどうもありがとう。

 今みんなどうしてるのだろう?(* ´艸`)



 宝物③プロットノート


 そんな大層な呼び方できるものではないんだけども……。当時はこんなパソコンなんて使っていなかったから、ね。

 後でわからなくならないように、辻褄が合わなくなって「あーもー知らなーい(ポイっ)」とならないように、最低限の大筋を書き込んでいたノート。ある程度書き込んで終わりがはっきりしてないと物語スタートなんて絶対させられなかった。


 が、「ある程度」どころか、ふっと思いついたエピソードや、急に必要になった伏線ネタや、実際に物語には出てこないあれやこれやを調べた結果などもどんどん書き込んでいくので、いつもオマケの方が膨大な量になっていた。

 どのページをめくってもそれはそれは汚くて見にくい。自分以外は解読不可、というやつだ。(マジです)


 行が埋まってしまってさすがに書き込むスペースがなくなると、私は数字や記号を使って整理した。矢印をびよーんと引いて「これ、あそこに入れる伏線Ⓐね」とか。……自分がわかればいいのだ。(追加エピソードがありすぎて、書き込みすぎて、それも危うくなりかけてはいるが)


 実は『陽だまり』も『Silver』シリーズも当時のこのノートから思い起こして書いている。だから大雑把なストーリー展開も登場人物の名前や性格なんかも、基本的には当時考えたまま。(睦月クンは前は違う名前だった、彩香をケガ・入院させる予定は当初はなかった、洋子→瑶子と漢字だけ変えた……等々ちょこちょこ変えてるところはある)

 だからホラ、「柚葉」なんて現代のキラキラネームとかランキングから見繕って付けた名前ではないのだ。昔からちゃんと私が付けて動かしていた名前なのだ!(友人たちが証人)


 そのプロットノートが、最近ちょっと困ったことになっている。

 あまりに渋滞・混雑しすぎていて(やっぱり……)今手掛けている作品のエピソードがちょっと行方不明になっていたりする。「こ、ここに入るⒼってどこだ? Ⓖって何だ? 私こいつに何させようとしてたんだっけ? うおー! 思い出せないいいいい」てな具合に。

 うちのⒼ知りませんか……?(震え声)


 『Silver』のプロットノートの端っこに、授業の板書を写したらしい書き込みがあった。

 「断続平衡説」「大進化」「小進化」……確かに自分の字だが何の授業か全然記憶にない。生物か何か?

 次のページの余白には「無核生物」「真核生物」、「原腸胚生物」「有茎生物」……やはり生物の分野っぽいが、高校? 大学? どっちでやったんだろう、さっぱり憶えていない……。

 なんにしても授業(講義)中に何のノートを出して何をやっていたのだ私は。

 先生(教授)ごめんなさい。穴ほって入ってますね。




 高校時代に描いた挿絵。

 『SILVARRESTA』『Steel Eyes』の洋海ちゃん。うひゃ…(笑)

 挿絵(By みてみん) 






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― 新着の感想 ―
[一言]  思わず、最新部だけ読んじゃいました(笑)。  私は小学生の時、友達と「ニコちゃん」という漫画を書いていました。  くだらないシュールな下手くそなギャグ漫画でしたが、一生懸命にやってたなあ…
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