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ナッくん日記【フェレットとの生活】  作者: しいな ここみ
2022年 12月

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12/29 つい、出ちゃうんだ

 ナッくんが起きた。ようやく起きた。


 朝からゴミ出ししたり、色々してても起きて来なかった子が。

 私がお昼ごはんのカップ麺にお湯を入れてたらそれだけで。


 カップ麺を食べてる間、じっと隣でおすわり。

 まぁ、何が欲しいかはわかってるけど。

 今は飯を食うのじゃ。大人しくそこにおれい。




 なかなか私がかまってあげないので、すねたようにベッドの上でウロウロし出した。


 たまに私に見せつけるように水を飲む。

 まるで『なかなかアレをくれないから仕方なく代わりにお水を飲んでるよ』というように。



「ナッくん」


 私が呼ぶと、ピクッと反応した。


「ミルク欲しいの?」


 ゆっくりとこっちを向いた。


「ナッくん、おいで?」


 そろりそろりとベッドの上を歩いてくる。


「ナッくん、こっち来たらミルクあげるよ?」


 ミルクという言葉をナッくんはわかっているようだ。


「おいで? 来たらミルクあげる。来なかったら、あげない」


 私の顔をじっと見つめる。

 見つめながら、つい、口から舌が出てしまう。


 ミルクを飲む時の動きで、ベロがエアーミルク飲み。


 ペロン、ペロン……。


 チューブのおやつの蓋を目の前で開けた時にもいつもこれをやる。

 まだありついてないうちからペロペロペロ……。




 笑いながらミルクの缶を手に取ると、ダーッ!とベッドから駆け下りてきた。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 想像力が豊か(*´艸`*) きちんと味を覚えてるんですね。
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