表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

55/391

第54話 三人娘とあーさんのコラボ配信!その4

「んじゃ、飛び降りますよ」

「「「よ、よろしくおねがいします」」」


飛行魔法―イーグルウィング―を発動して3人を空に浮かべる。


「ら、ライブ以来だよー!空飛ぶの!」

「あれはワイヤーじゃない。この魔法、すごいですね」

「わーい。たのしー」


よろこんで貰えてよかったよかった。

じゃ、深層に向けていざ進もう。

ひゅー!





「そろそろ底につくかなー」


時間的に10分ぐらい、安全第一でゆっくり目に穴を降りてきた。


「や、やっと地面だー。長かったー」

「うぉー!深層だー!!!」

「こら、イオ!暴れないでよ!」


三人ともわかりやすいリアクションだ。


「到着っと。ようこそ深層3区へ」

「…思ってたより明るいんですね」

「モンスターもー、周りにはーいないようなー?」

「全体的に静かですね!」


:深層ってモンスターハウスなイメージだった

:というより全体的に明るい?壁に照明ついてる?

:ミク様頑張ってー!


「今の季節は宝玉期って言ってモンスターが少ないんです。そのかわり……っと」


足元に転がっている石を2,3個拾ってぶつける。




カーン……




気持ちいい音を立てて持っていた石が砕けた。


「石なのに、金属音?」

「不思議ですね!何の石ですか?」

「断面が青色のできれいー。集めて持って帰りたいー」


シオンさん、イオさん、ミクさんも石に興味が出たみたいだ。


「綺麗だよねー。これが有名なオリハルコンってやつだよ」

「「「お、オリハルコン!?」」」


:は?おっさん。今何つった?

:オリハルコン?

:スピーカー壊れた?

:お、オリハルコン!?!?

:オリハルコンって言ったら伝説の素材やんけ


オリハルコンは魔法金属と呼ばれるダンジョンからしか取れない超貴重な素材だ。

加工はしやすいが現存する鉱山は世界に数個、しかも下層から年数トンしか取れない。

たしかニュースでキロ800万とか出てたな。


「この大きさなら100万ぐらい?リスナーのみんな教えてー」


:300万でも安いですね……〇日本ギルド本部

:うちこの前こぶし大買い取ったけど250万ぐらいだったよ。それより少し小さいけど十分すぎる大きさじゃないかな?〇福岡県ギルド公式

:公式キチャー

:是非弊社で買取りさせていただきたい

:それならうちの研究室で!

:あ、ずるい。弊社も参戦するぞ!


うーん、リスナーのなかに大企業や研究所の人たちが入ってるな。

オリハルコンって言ったらそりゃ目の色変えて欲しがるよね。


「オリハルコンがその辺に落ちてるって……流石深層!!!楽しくなってきたー!!!」

「……あれ?この断面の色って、その辺の壁と同じ色ですよね?」

「あ、シオンさん。気づきました?」


そう今話している横の壁一面、今見ているオリハルコンの断面の色と同じなんだよね?


:言われてみれば壁の色が一緒だよな

:てか周りの壁全部同じ色じゃん。

:おいおいまさかそんなことあるか?

:ま?

:嘘だろおい!!!相場が変わるぞ!


お、めざといリスナーは気づいたみたいだな。


「そう、この宝玉期、鉱物系の素材が山ほど手に入る季節なんだ!今見てる壁も全部オリハルコンで覆われてるんだ」


:は?

:常識が壊れる

:オリハルコンの価格下落待ったなし


「単純計算で100トンぐらいあるんじゃないかな?向こうまで青色だし、もしかしたら1000トンぐらいとれるかもねー」


億万長者待ったなしですな!




持ち帰れれば、だけど。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
いや、深層いける人間少ないのにさらに重そうな金属系だから言うほど下落はしないんじゃなかろうかwまず前提がここまで来れねえよ!だし
[良い点] こんばんは。 >持ち帰りさえ出来たら億万長者! いくらおっちゃんが強くても流石にマジックバッグとか、アイテムボックス系スキルは所有してないんですね…残念!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ