第379話 フェリダーさんとゆり
倒れたゆりをベッドに寝かせて今日はお開きに。
ランファ、ティム君はそのまま帰宅、4つの太陽とゴン太一家、保部一家はうちに泊まり。
部屋数足りててよかった……
地下室までフルフル使ったよ。
「う、うーん……あれ?寝てた?」
「おはよー。ぐっすりだったよ」
「奥方様、大丈夫ですかにゃ?とりあえず白湯を」
「あ、ありがとうございますー……って喋った?!」
うん、リアクションバッチリですね。
朝になってキッチンで朝食の準備をしているとゆりが起きてきた。
とりあえず子どもたちが起きてくる前にフェリダーさんの説明を簡単に。
あの蔵に封印されてた深淵のモンスターって説明したらビックリしてた。
ま、今の姿は完全に子猫だもんな。
「四つの太陽さん?が何かあったら助けてくれるなら大丈夫かな?子どもたちにも優しくしてね」
「にゃ!勿論ですにゃ!とりあえずもう少し大人になるまでは喋らないようにしますにゃ!」
「うんうん!ならよし!てことで吸わせてー!……スーハースーハー」
「にゃにゃにゃにゃー!お腹に顔を擦り付けないでくださいにゃー!奥方様ー」
……うん、やっぱゆりは凄いね。
とりあえず満足するまでフェリダーさんを吸っていただいて。
この後、ちりちゃん、りゅうくん、ゴン太一家に保部一家も起きてきて大人数で朝ごはん。
四つの太陽のメンバーはあの後も飲んでたみたいで昼過ぎまで起こすな!って連絡来てたから呼びません。
「にゃーにゃー。ごはんたべる?」
「にゃ!にゃーにゃー」
「そーかー。ミルクたくさん?」
「にゃ!」
「あ、りゅうくん!それちりちゃんのミルク!ネコにあげたらだめー!」
「こらこら!りゅうくん!ちゃんと食べなさい!はいシリアル」
「ちりちゃんも、モンスター倒すなら好き嫌いなく食べなよー。ほい牛乳」
フェリダーさんはなんだかんだ受け入れられそうだな。
子ども達、たっぷり食べてしっかり遊んで大きく育てよー。
あ、フェリダーさん、毛玉はあっちで吐いてね。
え?ミルク飲みすぎた?
後でりゅうくん叱っときます……




