第363話 え?そこ知り合い?
荷物を家に置いてから他の参加者に4人を紹介。
最初はみんなビビってたけど自己紹介が終わったあとからは質問攻めとご飯を誘って飲み食いが始まった。
ケルーさん―ケツァルコアトル―はバーニングカツオの藁焼きとご飯をもりもり食べてる。
テスラさん―テスカトリポカ―に聞いたらケルーさんはライスと一緒に食べて美味しいならジャパニーズご飯って認識だって。
……それはそれでなんか釈然としないな。
何ならカツオ食べてから麻婆豆腐食べて目を輝かせてるし……
あれ、アステカの結構偉い神様だよね。
トラロックもといトロさんももりもり食べる。
トロさんはアメリカでもよく食べてたもんな。
最初ロックハンマークラブを殻ごと食べて吐き出した時は流石にビビったよね。
ティム君から食べ方教わってお淑やかに食べてる。
「げ!神……じゃなかった。太陽の連中じゃないか……あーさん、お前こいつらも呼んでおったんか……」
「まじー……それは聞いてないよあーさんー」
「あれ?ランファもロクも知り合い?」
ランファとロクのところに行くとすっごい渋い顔をしてた。
「やぁ!ラン坊。いや、今じゃランファか。ご無沙汰じゃないか。風邪なんて引いてないかい?」
「本当にお久しぶりー。ロクちゃんなんて今じゃ女将なんでしょ?意外ー」
「……あまり会いたくはなかったがな!今はテスラと言ったか?真の名前は出しておらんのだろ?なら軽々しくわしの昔の呼び名を使うな!」
「チャリチウトリクエ様……こっちじゃチャーリー様でしたっけ?この前、神々が揃った宴会以来ですね……あの時はお世話になりました」
ランファとテスラさんは中国で、チャーリーさんとロクは死者の宿で顔を合わせたことがあるんだって。
ランファはまだ薬師なりたての頃、ロクもまだ見習いだったそう。
一体何年前の話ですかね……
そもそも白沢もエイクス・ユルニスも数百年を生きる神獣のはずですが?
……神様ってすげーなー。




