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第316話 いざ天草へ

で、最後の海産物についてはゴングさんから送って貰う予定ではいたけど、ゆりから天草のエビが食べたい!との要望があったので天草へ取りに行くことに。


ついでに色々食材をとる予定だったけど……


「いやー!今日はいいダンジョン日和だ!風も気持ちいいぜ!」

「……ゴン太、声でかい。しかもダンジョンに入るなら天気関係ないだろ」

「あ、そっか。ブハハハ」


何故かゴン太がついてきました。

なんでも野菜が渡せなかったお詫びで素材集めを協力したいとの事。

そこまで気を使わなくてもいいのにねー。

こういう所、律儀だよなー。


今は天草へ行く道中の道の駅、宇土マリーナでトイレ休憩中。

今日はゆり、ちりちゃん、りゅうくんもつれて家族全員参加。

ゴン太もミミと子ども3人を連れて来ている。

ゴン太のところは3つ子。

りゅうくんと同い年。

同世代だから学校とか一緒になると楽しそうだけど。

さて、宇土マリーナ、学生時代ぶりに来たけどやっぱ船いいよなー。

船の維持費とか考えて断念したけどいつか船持ちたいよねー。

まったり船の上で魚釣り、憧れますねー。



トイレ休憩を待っている間、物産館をブラブラ。

そういえば、ゴン太が30分ぐらい休憩するって言ってたな。

誰か呼んだんかね?

旅は人が多いと楽しいからいいんだけどね。


「おーい、あーさん!駐車場に来いよ!」

「ゴン太!声でかい!」


周りの人が振り向くだろ!

一応俺有名人なんだからなー。

テレビとか出てないからサインとか求められてないけど、わかる人にはわかるんですよー。


駐車場に向かうと、大型バンが止まってた。

……バンというよりもうバスに近くね?

バスの前にミミとゆり、そして男女が談笑してた。


お、あいつは!


「保部!久しぶりだな!同窓会ぶりか?」

「うぃーす、あーさん。それぐらいかぁ?地元に帰ってきても飲みに行かないしなぁ」

「あーさん、いそっちだけにあいさつ?私にも挨拶はないの?」

「お、リリも元気そうじゃん?子どもたちは元気?」

「もちもち。皆旅行が楽しみすぎてはしゃいでるよ」


保部も、リリも元気そうで何より何より。





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