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第297話 モヤモヤする!

「うん!やっぱモヤモヤする!」

「わ!なんですか!突然叫んで!?」


ダンジョンでサヒーリ王女が叫ぶ。

今日は熊本城ダンジョンで探索。

配信は無しでしっかりとダンジョンに潜っている。

最初はする予定だったけど、王女悩んでそうだったのでやめておいた。

そもそも集団戦やってるとサポートが難しいからね。


熊本城はオークやゴブリンしかいないちょっと寂しいダンジョンだけど、集団戦の訓練にはもってこいだからね。

あと連続して同じモンスターを倒すとレアドロップがあるので出るとお財布が助かるのよ。

これ、あんまり知られてない情報ね。


「この前の件、後で説明します!あの後からモヤモヤして気分が落ち込んでしまったのでもう無理!」

「この前の件……?」

「……まさか、覚えてない?」


そ、そんな事ないですよー……

あれでしょあれ!




『大樹龍の瞳』!

そうそう『大樹龍の瞳』を探してるって話でしたね!


なんであれを探しているのかってことでしたよね?

ティム君に質問されて涙したからその話は一旦聞かなかったことにしたんだった。

……決して聞かなかったことにして記憶から消してた、なんてことは無いですから。


睨まないで!


「……まさか自分だけモヤモヤしていたとは。タジマさん、もしや人のことを考えてない?」

「そんなことありませんよ!ちょっと忙しかっただけですから」

「それでも結構重要な話だったんですよ!全く……後でセーフゾーンに着いたらお時間いただけますか?」

「もちろんです。いやー、情報聞けるなんて嬉しいです」

「……うわぁー心こもってなーい」


そんな事ないですよー。

とりあえずセーフゾーンまで行きましょうかねー。





1番近いセーフゾーンについて焚き火を起こす。

焚き火の周りに椅子を作ってサヒーリ王女に腰掛けてもらう。


「とりあえず、前回泣いてしまい話せなかったことをお詫びします。申し訳ありません」

「いえいえ。無理に話さなくてもいいですよ、と言ったのは自分なので」

「……ありがとうございます。ワタシが『大樹龍の瞳』を求めている理由、それをお話します」



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