第283話 反省会(という名のボイチャ)
『で、その話をなんで俺にするんだよ』
「いや、人間関係強いじゃん、コナモン」
『わかるー。コナさん色々繋がりあるもんな』
『人間関係(意味深)』
『ちげーよ!仕事とかサークルとかバイトとかのせいだよ』
『『「確かに!」』』
はい、いつものボイチャです。
コナモン、紅生姜、アニーとゲームをしながら駄べる。
この時間が楽しいねー。
平日の息抜きですよ。
今の話題はサヒーリ王女について。
『大樹龍の瞳』の件は流石に重いので!普通にサヒーリ王女をもてなす方法を考えようと思ったので話題を振った。
一応サヒーリ王女、女子高生だし。
……俺、高校時代ダンジョンに籠るか飯食べるか学校で授業やるかの3択だったしなー。
部活も入ってたけどほぼ俺しかいないから実質休部だったし。
青春ってやつが分からんのです。
「コナモン、いい感じに女子高生連れて行ける場所ないん?街中で」
『……その言い方だと犯罪臭半端ないな。気分転換に連れていくなら下通一択だろ、もしくはパリコかダイビー』
『コナさん、パリコもダイビーも潰れたぞ。今何できてるっけ?最近熊本帰っても下通行かないから』
『パリコはPRI@ってデパート、ダイビーはCOKODAってやつに変わった。COKODAは丸印とか東宝ハンズがあるから買い物とかいいんじゃない?王女が行く場所かと言われたら分からん』
なるほどなー、買い物かー。
そもそも買い物が基本光の森で完結しちゃうから街中で買うって発想が無くなってたわ。
あと丸印商品は家の近くに大きめの店が出来たからね。
『それこそ、あーさんの地元でいいじゃん。ダンジョン好きな王女なら喜ぶんじゃね?』
「やだ。地元は無理」
『前から思ってたけど、よく地元帰ってる割には話題にしたがらないよな』
『好きなのか嫌いなのかわからん』
「……いろいろあるんよ、ほんとに」
地元のダンジョンとか色々面白そうだなーとは思うけど、それが全部俺の黒歴史に繋がる気がするんよ……
一応温泉街もあるからそっちメインで来てもらうか?
いや、温泉なら菊池と山鹿があるしなー……
……そもそも高校生が温泉入りに来るか?
うーん、分からん。




