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第247話 自己紹介(今更)

「フクサキ様ですか?お久しぶりで御座います」

「はっ!ドムリ様!祝賀会以来でございます。お見苦しいところをお見せしてしまい申し訳ありません」

「いえいえ、お仕事が終わった後ですから敬語とかも不要です。そもそもワタシは姫様の執事。様付けされるようなものではございません」

「そ、そう言われましても……」


俺の隣にドムリさんがいることに気づいた福崎さんが恐縮してる。

中々見ない光景ですな、いつも怒られてるから尚更面白い。


「いおりー、田島さんとはあんまり会ったことないから自己紹介したいんだけど!SSSランクに会えることあんまりないし!ナウロ王国の方なんてまだ会ったことないんだよ!」

「そんなこと言ったって、部署が違うから仕方ないじゃない」

「ふーん、どうせ技術開発局はマイナーですよーだ。このこのー」


隣の女性がふくれて福崎さんをつつく。

技術管理局って結構えらい部署じゃない?

確か各県のギルドに存在しているダンジョンから見つかったアイテムの効果を調べたり、新しく装備を作ったりしてる研究部署だったかな?

福崎さんと仲良さそうだし、同期とかかな?


「てことで自己紹介!技術開発局主査、谷尾崎紗奈たにおざき さなです!いおり……じゃなかった福崎とは同期です!よろしくお願いします!」

「げ、元気っ子だー……田島ですー。SSSランクですー」

「ハハッシンプルー!配信見てますよー!中々面白いものも持ち帰ってくれて感謝感謝です!」


思ってたより元気な人だなー。

開発系って人見知りの人が多いけど谷尾崎さんは真逆だ。

開発局だけあって俺が集めてきた素材で色々作ってたりするんだって。


「元気だけが取り柄です。私の紹介はいいですよね?福崎いおりです。」

「ナウロ王国第3王女サヒーリ・カラデシュ・モックス殿下の執事を務めさせて頂いております、ドムリ・グル・ルーカと申します。以後お見知り置きを」


ドムリさんの肩書きってフルで聞くと凄くゴツイよね。

俺はSSSランクがあるだけのしがない地方に住むSEなのにね。




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