表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

250/391

第244話 ラーメン大元帥

てことで、行きつけのラーメン屋まで来ました。

白川沿いの一角、住宅街の真ん中に行きつけのラーメン屋があります。

もう遅い時間だけど確かまだやってるはず。


「この道の先を曲がった先……はい、ここが大元帥です!」

「大元帥……物々しい名前ですけど入り口が小さいですね」

「まぁまぁ、そこがいいんですよそこが。ごめんくださーい」


俺はスライドドアを開けて中に入る。

コの字のカウンターは人がいない。


「はいよー、食券機があるので先に購入してくださーい」


奥から野太い声が聞こえる。

大元帥は食券機で食券を買うスタイル。

前までは個別注文だったけど人が増えて対応しきれなくなったから導入したそう。


「オススメはオーク肉で作ったチャーシューを乗せたチャーシュー麺ですけど、最初はレギュラーからがいいかと。餃子もありますけどラーメンが美味しいのでそれだけで満足できます」

「なるほど……ではレギュラーを頼みますか。値段は750円ですか!オーク肉を使ってこの値段とは!」

「そこは企業努力ってことで。今日は自分が誘ったので奢りますよ」

「え?タジマ様、ここはワタシが出しますから」

「いえいえ、このくらい大丈夫ですから」

「いえいえ、ここはワタシが」


ドムリさんと奢る奢らないのやり取りをして俺が奢ることにしました。

ラーメンぐらいなら奢れますからね!


俺はチャーシュー麺に麺大盛り、揚げニンニクトッピングにしました。

ドムリさんは熊本ラーメン初だそうでレギュラーに揚げニンニクトッピング。

ここの揚げニンニク、美味いんだよねー。


「すみませーん、お願いしまーす」

「はいよー……って田島さんじゃないか。早めに連絡くれたら準備してたのにー」

「いやー、さっきダンジョンから帰ってきたからですねー」

「はいよー。隣の人は知り合いさん?どうも南田ですー」

「初めましてドムリです。ミナミダ様は店長さんでいらっしゃいます?」

「まーそんなもんですかね?オーナーは別にいますけど。雇われ料理長的な感じですかね?まだまだペーペーですよ」


南田陽気みなみだ ようきさんが頭を搔く。

いや、絶対にペーペーじゃないでしょ。

前知り合いに聞いたら開店当時からいる最古参の店員だって。

マジでチャーシュー作らせたら右に出る人いないと思うよ。

熊本ラーメン、有名どころ食べてきたけどここが1番よ。

確かにトンコツだと紋龍が最強だけど、ここはチャーシューがトロットロで箸でつまめないぐらい柔らかいのよ。

替え玉がないのが残念だけど大盛だとプラス150円で2.5玉にしてくれるしお財布にも優しい。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ