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第239話 ドムリさん!?なぜここに?

「ドムリさん!?なぜこんなところに?」

「いえ、偶然ですよ偶然」

「……偶然、深層で会うことは無いでしょ。流石に」


腐っても深層だからね、ここ。

エンペラーリッチがモンスターをほとんど使役していなくなっているとはいえボスはアンデッド、通常装備であれば勝てる見込みは少ない。

ドムリさん、この前と同じ執事服だし。

一応手に杖は持ってるから戦闘は出来るっぽいけど、それでも厳しいものがあるよ。


「それに、前聞いた話ではモンスターとの戦闘は殆どされてないと聞いていましたけど」

「モンスターとの戦闘はほとんどしていませんよ。していないだけで倒せないとは申していませんので」


あ、さいでっか……

言葉って難しい……


「まぁ、その辺は措いておいて。ドムリさんなんで深層まで?」

「執事たるもの姫様が潜る予定のダンジョンを把握しておかなくてどうします?学校生活が落ち着かれたら潜られますのでその準備ですよ。」

「な、なるほど……さすがです」


下調べでダンジョンに潜るなんて流石執事。

出来る人はすごいねー

俺、絶対やらないよ。


「今日は下層まで、と思っていたのですが。タジマ様が深層まで行かれているところを拝見しましたので後ろから見させていただいておりました」

「それはありがとうございます。深層もしっかり奥まで行けてませんが……」

「いえいえ、十分すぎるかと。エンペラーリッチ?と言うものの危険度は分かりませんがひとりで相手するものではないことは分かりますよ。流石SSSランク」


いえいえーそれほどでもー。

褒めても何も出ませんよー。

けど、俺を見ていたということだけど隠密魔法を使ってまで見るものでは無いよね?

まぁモンスターがドムリさんをターゲットにする可能性もゼロではないけど。


「この後帰還ポータルを探してもう少し下に行く予定ですけど、一緒に来られます?それとももう少しダンジョン回られますか?」

「……隠密魔法のことは聞かれないのですか?」

「あれ?聞いた方が良かったですか?自分、極力厄介事には首を突っ込まないようにしているので」


勝手に向こうから来るからね……

正直、ドムリさんから漂う雰囲気がなんか違和感があるんだよねー。

確かにドムリさんは1人なんだけど他にも何かいる気がする。

多分つっこんだらアカンやつ。

俺のゴーストが囁くぜ……!





……うん、カッコつけたけど無理があるな。

やめやめ。




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