第222話 あ、あれ?まじ?
「あ、そうだ!ここであったのも何かの縁なのでお互いのリスナーに、自己紹介し合いましょうよ!」
「「「は、はい?!」」」
「え?そこまで驚きます?」
3人とも目を開いて驚かれた。
ノリがダンジョン3人娘を思い出すねー。
あっちも楽しかったけど今は総選挙?の結果で東京で活動してるらしいねー。
たまにコメントでスパチャくれるぐらいだもんな。
KLM48はアイドルグループだからねー。
芸能人は大変だー。
話は戻って、こういうのはお互いにリスナーを紹介すればいいと思うけどなー。
今日の配信はモンスター討伐がメインだから飯を求めてる層よりもダンジョン配信を楽しんでる層が多そうだし。
何より下層のボス部屋まで到達できる実力を持つ子達が埋もれてるのもなんかもったいないしねー
「ど、どどどうしよう。キズちゃん!クロちゃん!」
「お互いのリスナーに来てもらうってのはアリだよね。ダンジョン配信者同士」
「けど、こう言うのって会社に聞かないとダメじゃない?あ、けど社長からはダンジョンの中では自分の直感を信じろ!って言ってたねー」
……あれ?こう言うのダメなんかな?
企業勢ってむやみやたらにやっちゃダメだっけ?
俺、利権とか知らないからなー
:おっさん、そもそも規模が違うだろ!
:同接20万超えてるんやがw
:自己紹介すれば教えてくれそうwww
:そもそもでかい配信者がマイナー配信者のところに顔出しても輩が湧くだけじゃん
:顔も声もかわいいから売れてないのが不思議
:チャンネルURLはよ
コメントは平常運転ですな。
大手が新人に絡むとリスナーが荒らしてどうのこうのって話、ネットニュースとかでもやってたなー。
俺のリスナーはそんなことしないやろー……多分。
「あ、忘れてた。コメントナイス。自己紹介がまだでした。私は田島安来太です。ランクは一応SSSランクです!」
「え、SSSランク!」
「ま、マジか!実物?」
「ひ、ひぇ」
……自己紹介したら怯えられたんやが。
どういうことですかねー、SSSランクは怖くないよー。
30歳2児のパパですよー。
「そんなに怯えなくても大丈夫ですから」
「い、いえ。怯えてるんじゃなくて」
「あ、あの……その……」
「わ、私たち、同じ事務所……です」
え?マジ?




