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第217話 ゴールデンウィークの予定

何だかんだあった祝賀会も、無事に終わりました。

あの後、最後の挨拶が終わって食材が余ってたのでゴン太と2人で食べて終わった。

もったいないしね!


それでも残ったものは持ち帰りになったのでゆりが跳び跳ねながらロールキャベツ取ってきてたよ。

明日の夕飯はロールキャベツですね。


「今日はありがとうございました。大九田さんも楽しんでいただけましたか」

「もちろん!こんなお土産まで貰っちゃって申し訳ないですなブハハハ!」

「おい!……ゴホン。本日は参加させていただきありがとうございました。今後とも御贔屓にしていただけると幸いです」


……ミミの敬語、似合わねぇーなー

それはともかく、祝賀会が成功してよかったよかった。




「そういえば、ゴールデンウィークはこっち戻ってくるんか?」

「実家?まぁ婆さんに孫見せないとうるさいしなー。旅行にも行くから帰ってきても後半だぞ?手伝いでもほしいんか?」

「ちげーよ。人手は足りてるから。最近バイトも雇ってな」


不意にゴン太に質問された。

帰り、明日の夕飯の買い出しが要るってことでスーパーによって帰ったところゴン太たちも同じスーパーになったので一緒に買い物してた。

実家は熊本の北端、今住んでいるところからだと車で一時間なので定期的に帰ってはいるけど、ゴールデンウィークは特別だからね。


「いや、保部のやつから連絡があってなー。久々にダンジョンに潜ろうぜって」

「マジか!ダンジョン潜るの苦手だったのに!何かあったんか?」


保部は中学の時からの知り合い。

体が小さいから戦闘嫌いだったのになんかあったかな?


「子供が生まれたから少しは親の姿を見せたいってよ」

「あー、強いとーちゃん見とけよ?的な?おっけおっけー帰るわー」

「それがええ。あいつの子どもも大きくなったしな」

「そういえば10人だっけ?高校卒業してからすぐ結婚したよな」

「いや、13人。去年双子、今年頭に女の子が生まれたから」


いや、子沢山過ぎるだろ……

気づいたら子ども増えてる気がするぞ保部……

まぁ子ども大好きなやつだったし、毎日楽しそうだ。


「ゴールデンウィークは初日に配信も兼ねて潜るだけだから実家に帰ってから潜るかは後で考えるわー。あ、そうそうダンジョン潜るなら配信するけど大丈夫か?」

「俺はエエよ。ついでに野菜の宣伝させてくれや」

「……そっちがメインになりそうだな。野菜持ってダンジョン攻略とかやり始めるなよ?」





……おい、目逸らすな。






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