表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/57

ガールズクロスライン 第28話(夜) 青空の跳躍と渦巻く夜空

都市の上空を覆う雲は巨大な渦を描き、その奥で白く光る中心が脈打っていた。

ビル群の灯りが星座のようにつながり、下から見上げる街全体がひとつの天文図のように広がっている。

少女は立ち止まり、息をのむ。


「これ、宇宙の入口……それとも街の夢かな?」


小さくも真剣な声が夜気に溶け、足元の石畳を震わせた。光は渦を描きながら降り注ぎ、彼女の輪郭を縁取っていく。

見慣れたはずの街は、気づけば境界を越えて星々とつながり始めていた。

彼女は一歩踏み出し、渦の中心に吸い込まれる光を追う。




挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
エルさん、こんばんは。 第28話朝・夜の部拝読しました。 アオハルな世界観から未知との遭遇のような世界に切り替わる発想がとてもユニークで、好きです。 宇宙の果てには何があるんだろ、星新一先生のショート…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ