前へ目次 次へ 54/57 ガールズクロスライン 第27話 (夜)光の森と星降る街 丘の上に腰掛けた少女の前には、夜空を染める幾千もの光の雨。 青白く輝く星の粒は静かに降り注ぎ、山肌に広がる街を幻想的に包み込む。 「すごいね、まるで空ごと降りてくるみたい」 呟きは風に溶け、灯りに照らされた石畳を渡って街全体に響いていく。 黄金色の窓が瞬くたび、彼女の瞳に宿る光も強くなる。 空を覆う星々と地上の灯火がひとつにつながるとき、心の奥に眠る旅の記憶が呼び覚まされる。少女は両手を胸に当て、静かに誓う――この光景を未来へと持ち帰ると。