表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/57

ガールズクロスライン 第10話(朝) 目覚めと黄金の階段

朝と夜

二つの時間を行き来する物語「ガールズクロスライン」第10話です。

今回は、ゆるやかな朝の目覚めと、夜のピラミッドが輝く祭りの街を描きます。


 天窓から差し込む朝日が、屋根裏部屋を金色に染めていた。

 ベッドに大の字で転がった彼女は、もこもこのパジャマのまま手足を投げ出し、気持ちよさそうに笑う。


「ふわぁ〜……ねえ、今日、起きなくてもいい気がしない?」


 声は柔らかく、日差しに溶けて消えそうだった。

「でもさ、こうしてゴロゴロしてるとね……新しい一日の始まりが、ちょっと楽しみになるんだ」


 彼女の無防備な寝転がり方が、部屋の本棚や観葉植物まで生きているように見せる。

 眠気と目覚めの境界線で、僕は思った。

——彼女こそが朝そのものだ、と。


挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ