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ガールズクロスライン 第7話(朝) 小道と海底都市

朝と夜

二つの時間を行き来する物語「ガールズクロスライン」第7話です。

今回は、深海に沈む都市と、犬と一緒に駆け抜ける小道が舞台です。



 木漏れ日の小道を、彼女は犬たちを連れて駆けていく。

 白と茶の二匹が跳ねるたび、葉っぱが舞い、朝の光が小道にきらめきを散らした。


「おはよー! ほら、もっと走って!」


 彼女の笑顔は、朝露よりも眩しい。

「ねえ、この道、どこまで続いてると思う? ——わたしたちが駆け抜ける限り、未来まで伸びてるんだよ」


 その声に押されて、僕も足を速めた。彼女の姿は風を切り裂くように先を走り、犬たちが笑うみたいに吠える。

 ただの小道なのに、今は大舞台のランウェイに変わっていた。

挿絵(By みてみん)

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