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皇国最期の反撃作戦  作者: パイン
対連合国戦線
14/49

ハワイ沖海戦

甚大な被害を被ったが、攻撃の手を緩めることはない。




その勝利の先に輝かしい未来があること信じて兵士たちは戦う。




だが必死なのは米軍も同じだ。




航空機同士の戦いがうまく進まない米海軍は巨大戦艦を主力とした戦艦、巡洋艦を投入した砲雷撃戦を展開しようとしていた。






夜のハワイは驚くほど静かだ。




だが、この日は例外だ。




連合艦隊の哨戒機が敵の戦艦を発見した。




「敵水上艦接近セリ」




この知らせを受けた連合艦隊は、世界最大にして最強の戦艦「大和」と「武蔵」を主軸とする艦隊を差し向けた。




ー午前3時 アメリカ艦隊戦艦「アイオワ」ー




「キャプテン、レーダーに反応あり。ジャップです」




「旗艦アイオワより各艦へ、左舷砲雷撃戦用意。艦載機発艦せよ」




アメリカ軍は日本艦隊の接近を察知し、水偵を上げた。この行動が命取りになるとも知らずに。






ー帝国海軍重巡洋艦「最上」ー




「電探に感あり。航空機一機接近中」






先頭を航行していた「最上」が敵の水偵を発見した。




「艦長、敵機が単機で飛行中です。こちらへの攻撃でしょうか。




「いや、だとしたら速度が遅すぎる。おそらく偵察機だろう」




「では向こうに敵艦が・・・『大和』に知らせますか?」




「ああ。どうせばれるんだ。無線封止を解除してもよかろう」




ー戦艦「大和」艦橋ー




「山本長官、重巡洋艦からの報告です。前方50キロに敵艦隊がいるようです」




「各艦に通達。単縦陣を組め。本艦と武蔵で先陣を切る」




「大和」と「武蔵」を先頭に、「金剛」「長門」と続く。




大和の46センチ砲には徹甲弾が装填され、高角をいっぱいまで上げていた。






遂に敵艦隊を水偵が発見した。




照明弾を投下し離脱した水偵は着弾観測を行った。




時はきた





「主砲徹甲弾 砲撃はじめ!!!」

大和と武蔵が強いのはお約束

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