前の章のまとめ&人物紹介
第2章の始まりです。まずは簡単に分かる前の章の復習と主な登場人物。
徐々に人物が増えて行くので…途中で増えていくので、たまに見返してもらえると幸いです(ここに名前が無い方は…ワンポイントリリースの可能性大です)
第1章の復習
舞台は昭和63年頃の関東地方のある町
ちょこっとちびっ子でのんびりマイペースな佐倉倫子。
小学校入学前の交通事故で両親を亡くし、叔母夫婦と暮らしています。
周囲からは上手く言っているように見えるその生活は張りぼてなもので、おば達は彼女に対して育児放棄をし、彼女の資産(メーンは遺産)を勝手に使う状態。
そんな彼女の心の支えと言うべき存在だったのが、同じ学習塾に通う富田優の存在。
二人の志望校は違えど心は繋がっていると想い合っていた二人の絆はある日…高校受験の前日に絶たれてしまう。
完全に信じる者を失った倫子は精神的にボロボロなまま高校受験に望むのだった。
そんな彼女を救うために立ち上がったのは、彼女を同じ学校を受けた幼稚園からの幼馴染。
無事に高校の合格が分かり、彼女の真相を明かす。そして分かる…新たな闇。
お金があるから、お金で私立高校を受けるのだという事実とは違う噂がクラスには浸透していた。
一方的に悪く言われるのも、面白おかしく言われるのも馬鹿らしくなった彼女はそのことに向かい合って首謀者である斉藤理絵に何が原因なのか問いただす。理絵はきちんとは言わないが、親がいないのに私立に通うだからどれだけお金をかけたのだというニュアンスで返す。理絵とは同じ学校に通う事になるが、3年間のかかる学費をきっちり調べ上げた上で決めた事をきっぱりというのだった。理絵の為に可笑しくなってしまったクラスの空気がようやく納まり、無事に中学を卒業する。謝恩会前に、後輩の広瀬智から告白めいたフラグを立てられるも無自覚にへし折る。
卒業後もトラブルはあるだろうが、前に進んでいこうと考えて始める彼女を見て幼馴染はホッとするのだった。
…みたいな感じです(とってもはしょってしまいました)
登場人物紹介
私立S高校
<1年生>
佐倉倫子 このお話の主人公。無事に第一志望に通う事に胸を躍らせながらも、同級生に理絵がいることで警戒 は解いていない。別れてしまった彼の事は、楽しかった思い出として終わらせることを決めた模様。高校でもちいと呼ばれてしまう。
佐藤博子 主人公と同じ中学で同じクラスになる。彼女も幼稚園が同じだったが、静香達と比べるとそこまで仲は良くない。良くも悪くも中立であろうとするが、たまに爆弾発言をして周りを混乱させる。
加瀬和重 博美と同様に同じクラスになる。サッカー部に入り、早々にレギュラーになる。ほとんど交流はないが、彼女の事を見守っている一人。クラスの皆は加瀬と呼ぶが、ちいだけは和重君と呼ぶ。
綾瀬太一 ちいと同じクラスになる男の子。実はK学園で泣いている倫子を目撃した一人。本人はその事を明かさずに、クラス役員として彼女に接する。部活は英語部。皆に太一と呼ばれる。
斉藤理絵 同じS高校には通うが、クラスは離れるので交流はほどんとない。あいかわらずちいに対して敵意むき出しな状態。何が原因でそうなってしまったのかは、ちい本人はこの時点ではまだ知らない。中学卒業前に、私と接触しないでと言ったにも関わらず…何か画策している模様。
角田真奈美 付属中学からの持ち上がり組。図書委員と生徒会会計監査を兼任している。ちいとは生徒会を通じて知り合う。周囲の空気を察する能力が高く、さり気なくトラブルを回避する。非常勤講師で親族が働いている事はひた隠しにしている。生徒会役員からは真奈と呼ばれる。
<2年生>
広瀬直也 ちいの後輩でもある広瀬智の兄。現在生徒会副会長をしている。弟に比べると俺様気質が目立つ。ちいに何が起こったのかは周囲から聞いていて把握している為、生徒会である自分の手元に置いて保護しようと企む。
最初は可愛い妹のはずだったのだが…。一般的には広瀬、役員仲間は直也、ちいからはなお君と呼ばれる。
まずは前章の復習+人物紹介です。
しまった…フルネームまで設定していないキャラが…。いずれ公開します。
波乱に満ちるであろう高校生活が始まりです。
佐藤博美を佐藤博子に変更しました。更新を止めている間に勝手に博子ちゃんに自分の中で変わってしまったので(でもそんなに長期に渡って登場はしないはずです)




