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不人気と言われようともデバッファーを極める ~攻撃スキルが無くても戦えます~  作者: 功刀


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19/99

アビリティ

 テレサが頭をかきながら笑った後、俺はあること聞くことにした。


「えっと、テレサはそれなりGoFをやりこんでいるんだよね?」

「ん~? まぁそうかな? 正式始まってからやってるし」

「ならさ、装備を新調したいんだけどさ。どんな装備がいいか教えてくれないか?」

「いいよ~。それくらいお安い御用さ!」


 よかった。

 やはりこういうのは、詳しい人に聞くのが一番だな。


「そんで、ガイっちは今どんな武器が欲しいの?」

「ガ、ガイっち……?」

「うん。嫌だった?」

「べ、別にそんなことはないけど……」


 こんな呼ばれ方されたのは初めてだったから、ちょっとビックリしてしまった。


「んじゃガイっちの希望を教えてくれない? 武器ってのは、人によって好みが違うからね。なるべく希望に沿った種類を選びたいのよ」

「なるほど……」

「どんな武器が使いたいの?」

「武器かぁ……」


 そういや深く考えてなかったな。

 俺に向いている武器はなんだろう?


「んーと……そうだなぁ……何がいいんだろう……?」

「ガイっちはどんなプレイスタイルなの? 火力特化(アタッカー)? 盾役(タンク)? 回復役(ヒーラー)?」

「……どれも違うな」

「え、ええ? ち、違うの? じゃあ何なのよ?」

「俺はデバッファーを目指しているからな。一応、後衛になるのかな?」

「ああ。そういうことね」


 あえていうなら、支援系になるのかな?


「なるほどぉ。デバフ特化と来たかぁ。これは面白いスタイルだねぇ。攻撃スキルは何があるの?」

「攻撃スキルは習得する気はないんだ。あくまでデバフ系しか取らないつもりだ」

「おおう。ガチのデバッファーとは……さすがにあたしも読めなかったわ~」


 そんなに驚くようなことなのかな。


「やっぱり俺みたいなスタイルって少ないのか?」

「少ないというか、あたしはガイっち以外に見たことないかな~」


 予想通りというか、デバッファーは不人気みたいだな。


「デバフスキル自体、習得する人は沢山いるけど、それはあくまで補助的な使い方をするのが普通だもん。SP(スキルポイント)という制約がある以上、どうしても余計なスキルはスルーしがちになるし」

「なるほど」

「それにさ、デバフメインって……その……あんまり面白くなさそうだし」


 やっぱりそう思われているのか。


「正直いって、あたしみたいな生産職よりも人気無いと思うよ」

「ん? テレサは生産メインなのか?」

「まぁ一応ね。あたしの場合は、装備メインかな~。生産と言ってもさ、色々あるのよ」

「へぇ~。ということは生産といっても、作れる物は違うのか?」

「まぁね。この辺りは語ると長くなるし、また今度話すよ。今はガイっちの武器を考えないと」

「そ、そうだったな」


 いかんいかん。

 話が脱線するところだった。


「んー。それにしてもデバッファーの武器かぁ……」

「やっぱり杖系統になるのかな?」

「かもねー……」


 ぶっちゃけ俺もどんな武器が適正なのか想像つかないんだよな。


「う~ん。難しいなぁ。もういっそのこと武器の系統にこだわらずに、アビリティ(・・・・・)を厳選したほうがいいかもね~」

「アビリティ? なにそれ?」

「あれ? 知らないの?」

「すまん。そこらの知識は無いんだ」

「ああそっか。ガイっちは新規だったもんね。ごめんごめん」


 俺はまだ初めて2日目だしな。

 色々と情報が不足している。


「んーとね。これは実際に見てもらったほうが早いかな」

「見る? 何を?」

「さっきのバスターソードでいいか。そっちの画面に映すから見てて」

「お、おう」


 テレサがメニューを操作すると、俺のメニュー画面についさっき手に入れたバスターソードの詳細が表示された。


 ―――――――――――――――――――――――

【武器】バスターソード

 ATK:90


 ・ATK+3%

 ・スキルダメージ+10%

 ・VIT+5


 製作者:テレサ

 ―――――――――――――――――――――――


「おっ。見えた。これがどうかしたのか?」

「詳細画面には色々な情報が載っていると思うけど、注目してほしいのは真ん中の部分なのよ」

「真ん中……『ATK+3%』とかが書いてあるところか?」

「そうそう。それがこの武器についている〝アビリティ〟というシステムなのよ」


 あーなるほど。

 少し理解してきた。


「武器自体に特殊な効果が付いていることがあるけど、それとは別の効果を付与することが出来るのよ」

「それがアビリティってわけか」

「そそ。理解できた?」

「ああ」


 つまりこのバスターソードには、3つのアビリティが付与されているってことか。


「そんでね。そのアビリティを付与できるのが、あたしみたいな生産ってわけ」

「ほほう。それは便利だな」

「ふふん。すごいでしょー?」

「これは生産しか出来ない要素なのか。たしかにすごいな」

「えっへん。もっと褒めていいのよ?」


 すごいドヤ顔をするテレサ。

 乗せられ易いタイプなんだろうな。


「と、とりあえずさ。結局、俺の装備はどういうものがいいんだ?」

「あ、そうだった。んとね。ガイっちの場合はMPが増えるアビリティとかを付けたらいいんじゃないかなーって、思うのよ」

「たしかにそれはいいな。俺の場合はMP消費激しいしな」

「でしょー? だから武器そのものよりも、アビリティを重視したほうがいいと思うな」


 なるほどなー。アビリティか。

 これからはアビリティをよく見て選ぶか。

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