表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
法術装甲隊ダグフェロン 永遠に続く世紀末の国で 不死人と謎の教団  作者: 橋本 直
第六章 意地になるかなめと鉄壁の守備陣
16/26

第16話 守備練習始まる!

「かえでの奴……」


 誠の誰もが捕れない落差と思われたフォークを当たり前のように捕って自分を見つめて来るかえでを見て姉のかなめは複雑な表情で見つめ返した。


「投球練習はこんなもんだろ。とりあえず神前のフォークをオメエが捕れることが分かっただけで御の字だ。それじゃあ!レギュラーの守備練習!補欠の連中はキャッチボールを続けろよ!サボったらあとで射殺するからな!」


 かなめは気を取り直してそう叫んだ。


「お姉さま、僕達はあと少し投球練習をしたいんだがどうだろうか?」


 かえでのそんな言葉にかなめは偉そうに首を横に振った。


「アタシのノックは予告なしでどこに飛ぶか分からない体でやる。特に神前!オメエのフィールディングは島田やカウラに比べるとまだまだだ!あと、たまににキャッチャーフライや打球の死んだバントなんかもするからかえでも守備位置につけ」


 非情にかなめはかえでに向けてそう言い放った。


「あのー、かなめちゃん。私はどこを守るの?隊長がファーストに入るということは……」


 話しかけてきたパーラに対しかなめは面倒くさそうにレフトの守備位置を指さした。


 それを見てパーラがレフトに走り出すのを見てレギュラーメンバーはそれぞれの守備位置を目指した。


 センターは当然島田。いかにも得意ありげに手にしたボールをライトの守備位置にかなめが決めたアンとボールを投げあいながら守備位置を目指す。


 サードにはのろのろとやる気の無さそうに歩くアメリア、一方きびきびとした動きでショートの位置にはカウラが入った。


 恨めしそうな視線をサラから浴びながらリンはいつもの無表情でさもそれが当たり前のようにセカンドの守備位置に就く。


「じゃあ、俺がファーストか……野球やるのは久しぶりだな」


 嵯峨はぶつぶつ言いながら右手のファーストグラブを叩きながらファーストベースまで歩いて行った。


「完璧な布陣だ……これならあの『菱川重工業豊川』にも勝てるかもしれねえ……あとはまあ、神前の投球と打線があの変則投手陣をどう打ち崩すかだけだな」


 かなめはそう言ってグラウンドに散ったレギュラーメンバーを眺めていた。


 補欠の部員。特にかえでにキャッチャーの位置を奪われた上に定位置だと思っていたレフトのポジションまでパーラが守るとかなめに言われてムカついていた大野はキャッチボールなんてやってられるかというように菰田が東都のレンタルショップから借りてきた最新鋭三軸式ピッチングマシンを前に一人ぶりを続けていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ